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不安がいっぱい

 村の入り口に着く前から気づいていたが家屋はボロボロで村の周囲は簡素な木の柵で囲われていた。

 おかしい。開拓村ならもうちょいちゃんとしているのでは?

 一抹の不安を覚え、自分は大丈夫。自分はできる。

 どんな状況でも仕事をこなしてきた。介護だろうと支援だろうと経験を活かせる。逆境ほど燃えられる。


 【肯定的自己対話】で不安を減らし、【セルフ・アファメーション】で自分の強みを強化した。

 村の中に入るとすぐに貸し馬屋が見つかった。馬を返すついでに村長の住む家となぜこの状況になっているのか聞いた。

「村長の家はこのまままっすぐ行った広場の一番大きい建物がそうだよ。」

「わかったわ。で、この状況は……?」

「あぁ、この前ゴブリンに襲われてね。何とか撃退はしたものの被害が大きくて。うちの馬も何頭かやられたよ。」

「そうなんや。それはキツかったなぁ。もう来~へん事を祈るわ。」

「また何かあればご利用お願いしますね。」

「あいよ~。ありがとやで~。」


 俺は道を進む。が、ちゃんと整備されていないせいかぬかるみが多く、足が重い。これから先を暗示しているようだった。

 頭を2~3度奮い、ネガティブな考えは捨て、村長の家の前に着く。

 二階建ての木造住宅だった。

「すんませーん。えーっと、ガルドさんはいますか~?」

「中に入ってくれぇ。左側の最初の部屋じゃ。」

 声が聞こえたので指示された部屋に向かい、扉をノックして入った。

【肯定的自己対話】 自分自身に対してポジティブな言葉を意識的に投げかけて気分や自信を高める方法


【セルフ・アファメーション】 自分の価値観や強みを意識してストレスやネガティブに対抗する方法。能力や価値を再確認するアファメーションに近い。パフォーマンス向上や精神的な回復力を高める効果あり。

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