とあるドワーフ親子の悩み相談
ドワーフ砦からの避難民は、少しずつではあるが落ち着いてきて動けるようになる人が出てきて村の手伝いなどをし、生活をしていた。
俺は、そんな中少しでも生活できるよう見守りながら声かけをしていく毎日だったが、よそ見をしていて何かにぶつかってもうた。
「いっだっ!!」
思った以上にぶつかった衝撃が強く、みぞおちにええのが入ったせいか声が漏れつつ後ろに吹っ飛ぶ。前を見ると前に見かけたドワーフが立っていた。いや、パワー凄えな!!
「あっれぇ!?か弱い乙女より吹っ飛ぶなんて雑魚超えてジャコなのぉ?」
第一声がそれかよ!!ってかメスガキ臭のするドワーフ(♀・ヒゲ付き)って何処に需要あんねん!?
「いや、ホンマごめんやでぇ。前ちゃんと見てなかったわ。」
俺は、みぞおち辺りを撫でながら立ち上がる。
「ぇっ、あっ、こっちこそ……ゴメンネ。」
謝られるとは思ってなかったのか目をまん丸くして素直になった。
「大丈夫か?何か急ぎやったんやろ。」
俺の声にハッとしたのか首をニ、三度振り、意を決したように表情を強張らせる。
「丁度いいわ。アナタ暇?暇じゃなくても連れて行くけど。おねがぁ〜い、パパを何とかしてよぉ。」
ぽっちゃりな体がブルンブルンと震えながら上目遣いでこっちを見てくる。
(破壊力〜〜〜っ!!)
可愛さを通り越してインパクトが強すぎて俺は拳を天に突き上げた。
「なぁにしてんのぉ〜?ってかパパの所に行きながら説明するからパパを何とかして!!」
「ゴーイングマイウェイかっ!!」
拒否権はないようで腕を掴まれ、大人しく着いていくことにした。




