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第一章 ヲタ芸は世界を救う
これはAIが書いたものです
翼は広大な草原に立っていた。手にはなぜかペンライトが二本。
目の前にはスライムの群れ。かわいらしい見た目だが、レベルは高いらしい。
「敵の攻撃のリズム……これ、まさか……!」
スライムの体がぴょんぴょん跳ねる。
そのテンポは、翼の推しアイドル・ルナティック☆ハートの人気曲『Twinkle Star』そのものだった。
「――いけるッ!」
翼はペンライトを構える。
手の動き、足のステップ、リズムの取り方。全てが身体に染み込んでいる。
ジャンプ、ターン、ダブルフリップ。
ペンライトの光が魔力となって弾け、スライムたちを次々と貫いていく!
【システム:ヲタ芸レベルが1→5にアップしました】
【新スキル:シャイニング・フリップを習得しました】
「……っはー!ヤバい、踊れば踊るほど強くなるのか!?」
翼は笑った。
推しのために磨いた技が、この世界を救う力になるなんて。
「――行くぜ、異世界!俺のヲタ芸、見せてやる!」