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第5話 田舎爺の献立、漬物作成

料理が失敗した際、皆さまならどういたしますか?


A.捨てる

B.別の料理に再利用する

C.諦めて、今後、どうするか考える <-

...私たち、人類と我々が生み出した人工知能との共存は、ここまでのステージに来てしまった...。

しかしながら、様々な災厄に我々の祖先は文明を発展しつつも、これに立ち向かってきた...。


文明の灯を取り戻して数千年かけたが、人類が文明を取り戻して、さらなる発展を目指していった結果、様々な職種が生まれ、消えていった...。


...だが、我々は一体、どこで間違った選択をしたのだろうか?ここまで共存出来ていた文明を私たちは愚かな一部の隣人によって、私たちの未来はすぐさま真っ逆さまに陥ってしまうのだ...。


...諸君、自らが作った生命体には、君たちが作成者としての責務が存在する...。


「...とまあ、俺の先生が言っていたことなんだが、今になって思えば、これは人間が勝手に作り上げたエゴなんだよな~~?しかしながら、当時は...。」


...唐突に大学時代のころをふと思い出してしまった...。いつも俺は講義が終わると、学内の食堂に行き、仲がいい親友と共に食事をしたときの親友がぼやいた一言である...。


..とある教授の講義が終わったあと、親友はこんなことを言いながら自前の理論を俺相手に展開していた...。


..今となっては遠き国に旅立った数少ない友人の懐かしき思い出の一つだ...。彼の多くの蘊蓄(うんちく)と雑学に関する知識量にはあの頃から秘かに憧れのような感情を私は持っていた...。


正直、こんなボケた老人からしてみると、もう過ぎ去ってしまった思い出たちではあるのだが...、機会があれば、久々に海外にいるアイツに直接会いに行ってみようとも思っている...。


..まあ、何年後になるのかは分からんが...。こんな現状で行けるとは口が裂けても言えんだろうし...。


だがしかし、...まあ..、何とも....。


「...惨い。」


「...そんな目でこちらを見るのは辞めてもらっていいでしょうか?あなたのご希望どうりに調理を行ったのですが...。」


「いや,,さ...。これ、料理っていうか..。」


"ただの炭になってんじゃん..."という言葉が私の口からこぼれた...。


その瞬間、美少女として作成した彼女の顔に羞恥(しゅうち)の顔色と、目の涙袋機能につけた場所辺りから涙が貯まり、目が潤むのが見える...。


「...非常用として付けておいた"涙袋"の機能を使用したら、1ヵ月間、お前がもっとも気に入っている"高性能分析機能"と"運動神経向上機能"を停止してやるが...?」


その言葉に彼女は一瞬、身体をビクッとこわばらせたが、一気に涙袋の機能を停止させ、何事もなかったかのように真顔でこちらに返答を返した...。


「...いえ、その不要な機能は使用許可が出来ていないため、カメラ・アイの機能を十全に使う事はできません...。なので、私の人工基幹重要機能を停止せず、そのままにしておいてください..。受理をお願いいたします...。」


彼女は真顔ではあったが、迫力はあった...。かなり、やめてほしそうに眼で訴えている...。


「..はあ~~~っ、...分かった..。そのような眼で見るな...。ただし、今度からは私が料理を作ろう..。当分の間、お前には料理を頼まない...。」


「...。」


..私、そんなに注意してないんよな...。そう思いながら、彼女の刺すような視線を流し、この現状をどうしようかと考えた...。


..先ほどの彼女が作った料理、台所を見たが、..正直、目も当てられない惨状(さんじょう)だった...。


...だからといっても、正直、冷蔵庫に食材はないし、備蓄倉庫(びちくそうこ)にも食糧(しょくりょう)らしきものはない...。


いつもは..、老後の一人暮らしであるためか、料理はそんなに行ってはいない...。


あんまりに酷い料理の腕前だったのだ...。最新の人工知能はみんなこうなのか?それとも、コイツに料理機能が皆無なレベルなせいか...?


ご飯は炊飯器で炊いたのにガチガチの状態に、味噌汁は食材が炭化してしまったせいで、飲める状態ではない...。


付け合わせでリクエストした魚の煮つけも黒く焦げが目立ち、もう食える箇所がない状態だった...。


こりゃコンビニで漬物等を買ってきた方がいいな...、そう俺は思いながら、玄関へと足を進めた...。


その際、彼女のほうに振り向き、何故かこんなこと言い放った...。


「...それじゃあ、食うものがないし、一緒にコンビニに行くか?」


「..へっ?」


突然、そんな予想外なことを言われたんだからその反応になるだろう...。普通の反応ならば、ここは同居人と共に一緒にコンビニとか行かず、皿洗いを行っているだろうが..、私は正直、今、そんな気分じゃないし、こんな状況で怒鳴りたい気分でもなかった...。


..もしくは独り身になった爺の気まぐれから来る衝動かもしれない...。


「..今からですか...?」


「うむ。今からじゃの...。」


そう言い残し、私は玄関から外出用のお気に入りの革靴に履き替え、早々に出かける...。


...もう、外は暗く、上を見上げると、星々と共に黄金色に輝く三日月が見える...。


時刻はもう深夜1時...。正直、こんな時間に外に出るとは思わなかったが、食材がないので仕方なし...。私はそう思い、後ろから聞こえる彼女が焦りながら"待ってください"と少し大きい声を出しながら、こちらに近づく声が聞こえた...。


..さて、今晩は何を買おう...?

おじいちゃん、深夜歩きはダメだよ?


by.どこかの女子高生

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