表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/13

13.ララと呼ぶことにした

ルキナは先生と詳細を確認した後、女神の部屋の前にいた。

女神といえど少女の部屋、入るか迷った末に軽くノックした。

返事はない。

早朝でまだ寝ている可能性があったが、かまわずドアをあけた。


女神はベットですやすや寝ていた。

ベットの端に腰かけて、寝顔をみた。かわいい。

変な気を起こす前に、起こそう…うん、そうしよう。


「起きてくれ、そろそろ行くぞ」


声をかけたけど起きやしない。寝顔がかわいい、許す!

しかたがないけど侍女を呼び、起こしてもらった。



着替えが終わって城の門の前で集合した時、先生は窓越しに見ていた。

髪はいまだ白いままだけど、顔色はいい。

いそいで樹をみつけるという気持ちをを胸に刻み出発した。




「なぁ、聞いてもいいか?」

「なんでしょうか、ルキナ王子」

「やっぱさ、呼びずれぇ。名前マジで統一してくれ、ラスか、お嬢か、ライモンか、どーする?選べ」

「選べと言われても…なんでもいいんですが、なにかつけてくれませんか」

「では、ララと呼ぶことにしよう」

「ララ…新しい私の名前」

ラスのラから始まり、音もいいしな。ふっと笑いながら教えてもらった。

まさにペットのような名前だけど、この世界の初めてもらった名前、けっこうイイ。



ララは浮かれていた。ルキナ王子から呼ばれるたびにウキウキする。

背の高い王子に手を取られて、はたから見たら兄弟のよう。

自分に兄がいたらこんな感じなのかと思いながら、リードされていった。

時折、手首のチェーン跡が光って痛みがくるが、気にしていられない。

早く見つけて、なんとかしなくては、対処が遅れると世界が壊れてしまう。そんなこと、いやに決まっている。しかも自分にかかっていると言われては、寝る気も失せる。

でも進まないと。




馬車での移動は長かったが日が暮れる前には森にたどり着き、近くの町で泊まることにする。

森は大きく深い。特別大きい巨木もない、明日はララの感覚を頼りに行くしかないな、と思いつつルキナは部屋にこもった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ