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1.転生中です。

どのくらい時がたっただろう。

なんて考えながら目の前の緑色の世界を眺めた。

ゆらゆらと揺れながら、何やら風船のような柔らかい膜に覆われた液体の中から外を見た。


(何回目?今のワタシは、何に生まれた?)


そうぼんやり想いながら、漂っている。

とりあえず前回はだめだったんだなと。


(見える範囲で手足が見えるということは今生は人型になれたってことよね)

(かなり昔に一度だけ人として生まれたけど、事故で15歳までしか生きれなかった。だから今度こそは、長生きして人生を楽しむんだ!)



思いを巡らせては、ここはどこだろうと考えてみる。

何かに入っている。息は苦しくない。あまり体は動かないけど、何かに繋がれているようだ。


目を凝らして外の世界を見渡せば、何処かの部屋の中だし、白衣を着ている長身の男性がいるのも見えた。

何か話しているけど、声が曇っていて聞こえない。

目が覚めたワタシに気が付かないので、もくもくと作業をしている。


しばらく彼を観察して、ぼーっとしていたら、椅子に座っている彼と目があった。

慌てた様子で近寄ってきて何か言っている。

聞き取れない。そもそもこの国の言語を理解できるのか。


黒い髪をうしろに束ねて、メガネをかけている。レンズの中の蒼い瞳からは涙が流れている。

どうして泣いているの?

喋ろうとしたけど言葉が出ない。


彼が泣いている…なんだろう、

なにか思い出せそう…霞がかかった記憶の中から声が聞こえる。


(何度でも見つけ出すから!必ず会いにいくから!)


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