表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/13

2章 変化

私は今、食堂にいます。

頑張って、文化の水準をちょぉ〜っとだけ高くしたので、朝食が楽しみ…………なのですが、めっちゃ視線を感じるんです。それはもう、穴があきそうなくらい。


そんな、視線を送っているのは義弟のディリアスです。


…………でも、ちょっと聞いて下さい皆さん。


ウチの弟マジ天使です。


本当に人かよっ!?って感じ。


淡青白の男の子にしては長めのサラサラストレートに、紫色の瞳、整った鼻梁、陶器のような肌。


…………ただ、完璧ではなく、作り物ではないというのが分かる部分があるのです。


それは、ヴィランや、お父様がつけたであろう生傷です。


痛々しく残っている傷や、子供の体温は高いだろうに薔薇色に染まらない頬や唇。

それが、私が、ヴィランがつけたものだと思うと、これほど怯えた目線を送られるのも仕方ないと思います。


ヴィランがやったことなので、私がやったことには相違ありません。そのため、罪悪感をとても感じます。


しかーし!私は自己中心的に生きると決めたのです!


さぁ、私!覚悟を決めなさい!!


「ディ………ディリアス?」

「ひゃいっっ!!」


あーーーーーーやってしまった。めっちゃ吃った。

恥ずい、埋まりたい。

私は案外小心者だったかもしれない。

というか、天使が私のことめっちゃ怖がってる!!


あわわ、どうしよう。

とりあえず優しい言葉をかけないと。


「き、昨日は良く眠れましたか?」

「…………!?っひゃい!!眠れませんで………あっ!眠れました!ぐっすりです!」


今眠れませんでしたって言おうとしたよね!?

もしかしなくても、ヴィランのせい!?

まだ、9歳の子供が眠れないってどういう環境!?


あっ……カオスな環境でした。

私にも鮮明に記憶(プログラム)がありますもの。

あれは辛い。軽く地獄だ。


…………………………ん?

昨日ディリアスを眠らせなかったのって私じゃない?

めっちゃ嫌がらせした記憶(プログラム)があるんだけど。


うっわぁ、今絶対、やったのお前だろ!?って思われてる。


私ポンコツすぎるだろ。

ど、どうしよう。


「ディ……「お食事の準備が整いました。」


え?今被せたの絶対わざとだよね?

この人は確か……ディリアスの専属執事のオリバーだ。

ディリアスを庇って、ヴィランの邪魔をするため、お父様にオリバーを辞めさせてと何度言っても、彼だけは何故か聞き入れられなかったため、ヴィランの天敵だったようだ。


今回もディリアスを庇ったのだろう。

おそらく、先ほどの質問は嫌がらせと受け取られている。


「そ、そう。ありがとう。」

「!?……いえ。当然のことをしたまでです。」


おっ!オリバーは、動揺の時間が短い!

これは期待でき………なかったわ。

何するつもりだコイツって雰囲気で言ってる。


どうしよう。私の印象が悪すぎて挽回できないかもしれない。



私の文章はどうして、だらだらとしてしまうのでしょうか。

クッソ読みにくいです……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ