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2章 変化

やっと転生(?)しました!

朝日が部屋に差し込んでいる。

小鳥がさえずっている。


………あぁ。すっごいゲーム感。

ヒロインじゃないけど、ヒロイン感ぱねぇ。



「お嬢様お目覚めでしょうか。」

部屋の外から執事のリニックの声が聞こえる。


………ん?もしかして、リニックの声なんて聞くの初めてじゃね?あぁそっか。設定だけだったのか。


「えぇ、おはよう。どうぞ、入って。」

「……!?っっお、お嬢様!?」


ッッバーーーン、と言った感じでドアが開いた。

リニックが、陸の上に上がった魚のような顔をしてツカツカとこちらに近寄ってくる


「………っっ!?へっっ?どうしたの……?」

「お嬢様!如何されたのですか!お身体が優れないのですか!すぐに医者をお呼びいたしますっっ!」

「如何したの急に!体調は万全よ!少し落ち着きなさい!」

「……っっ!?………………………えぇ。」



ワァーオ。すっごい沈黙。

これって、もしかしなくても、我儘令嬢が真人間になったことにおどろいてるよね?

メッチャテンプレ。興奮するわぁ。


……おいそこ。コンピューターだろって言わない。私は今限りなく人間なんだ!!それも常識人!!



「オホンッ。……私は、いつでも物腰柔らかな令嬢だったわよね?そうよね?えぇそうですとも。それ以外に考えられませんわ。」


ジーーーーーーーーッと見つめる。


「…………………………………………………………………………ええ。全くその通りで。」





軽く1分程見つめあって、やっと肯定の言葉がでた。


「そう。それは良かった。……支度を済ませるわ。メリーを呼んで。」




「っっ!!はいっっ!こちらにっっ!」


侍女のメリーが物凄い吃りようで、返事をする。

……あぁ、絶対今の話聞いてたなコレ。


「……では、着替えたら食堂に向かうわ。」

「「かっ、畏まりましたーー!!」」





えぇ、もういいの。私は何も気にしないわ。

なんとも、思わないもの。全然気にしてないわ。


……と、現実逃避しそうなくらいに恐れられてた。

まぁ、これから頑張ることにしましょう。

がんばれ、私!!



私の好物はテンプレです!


ロマンスグレーな胃に穴が空いてる系執事と、ドジっ子メイド大好きです♡

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