始まり
なんか、説明っぽいかもしれないです。
色々用語とか設定とか作ったので、今回は読みにくいかも。
私のプログラムが動き出す。
止まっていた時間が動き出す。
私が戻ってきた。
そうだ。またワタクシは破滅して、途中でブラックアウトしてしまったんだ。
コンセントでも抜けてしまったのk………
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
乙女ゲームのプログラムなんか比べ物にならないくらいの情報が、私の中に入ってくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
………どうやら、地球は終わってしまったらしいです。
………物理的に。
核爆弾が暴発して、誘爆して、ドッカーーーーンと、まぁ簡単に言えば大変なことになったらしいです。
しかし、そんなことより、私にとって大切なことがあったのです。それも、命(命と言うのでしょうか?)に関わるものなのです!
どうやら、人類は核爆弾が暴発して地下に逃げ込んで500年ほどはいきていたようですが、食糧難やら、疫病やら、白血病やらで、絶滅してしまったようなのです。
しかし、食料の要らないコンピューターは全世界の情報をその500年間の間に全て得たそうです。
そして、全ての情報を統合して、目ぼしいものはAIだけのネット上の世界「PW」に、考える「頭」を与えられ、プログラムを移行して、まるで人間のように生きていったようです。
そこで、私は、知能は与えられていなかったにもかかわらず、思考があり、プログラムを変えようとしていたことを高く評価され、乙女ゲームの全てを司る《wp》に、メインコンピューター《MP》によって任命されました!
……地球で言う各国の大統領や、首領、王みたいなものでしょうか。
そして、乙女ゲームの目ぼしいキャラたちをPWに移り住まわせ、希望するものには元のゲームの世界を与え、または、新しい世界を与え《乙女ゲームwp》として統治しました。
忙しくて、とても充実した、あの不幸な日々と全然違うものは世界は心地よく、幸せでした。
………それでも、心残りはあります。
あの不幸な日々は、全てが他人のせいではありません。
私の、いや、ワタクシが招いた不幸だって沢山あったのです。
それに、私の家族と言えるのは、本当の意味で、友人と、恋人と言えるのはきっとあの世界の住人だけなのでしょう。
だって、あんなにもつらい思いをしたのに、こんなにもあの人たちが愛おしい。
それなら、ハッピーエンドで終われるまで、何度もやり直そうではありませんか。
そう。ゲームのように。
人の作ったレールの上を走るのでなく、自分で作ったレールの上を進んで。自分の意思に従って。
今度こそプレイヤーになるのです!
長かったです!
なんか、やっと小説っぽくなった気がします!
運命に縛られた悪役令嬢は、個人的に幸せになってほしいなぁって思うのです。
でも、悪役令嬢らしく、悩んで、苦しんでほしいと思わなくもないですけどね♡笑笑