2章 改革
異世界の定番に手を出してみたいと思います!
ちょっと、テンションが上がったため、長めです!
それから、どんどん私たちは仲良くなりました!
そこらにいる、どんな兄弟よりも仲良しですよ!
ピクニックに行ったり、ショッピングに行ったり、料理を作ったり、オリバーが料理オタクだと発覚したり、リニックがドMだと発覚したり……
……あれ?後半ロクなこと無くね?
まぁ、いいです。
とにかく、楽しかったのです!
さて、私が今どこにいるのかというと、下町にいます!
実は、マヨネーズとスープ(複雑な味)パン(ふわふわ)の作り方を商業ギルドで特許を取得して、商店を開きました!
このことを知っているのは身内ではリニックだけですが。
……いえ、お父様にはお伝えしようとしましたよ?でも、「あの……あることをしたいと思「好きにしろ」 」
とのことでしたので。しかたないですね。
もう、お父様と仲良くすることはほとんど諦めました。はい。
さて、そういう訳で小さい土地を買って、露天のような形で細々と売っていくことにしました!
人でもまだ足りないですしね。
1日50個、お一人様1つまでの販売です!
という形にしたのですが、予想以上に反響を呼び、個数限定という物珍しさもあって、5分ほどで売り切れます。
しかも、家族の使用人のような人まで買いに来ています。
この前なんて、作り方を吐け、と言われて脅されました。
……そんなことしたら、もうマヨネーズは売らない!と言ったら、街のマヨラー達が助けてくれましたが。
また、スープやパンは今建設中の食堂で販売する予定です!
……まず、人手が足りないのですが。
そして、私が今日することは、異世界チート系で定番のスラムっ子を保護して、手伝ってもらう系のアレです!
実際ストリートチルドレン全員を助けるのは不可能なので、偽善だとは分かっていますが、それでも、少しは助けたいのです。店の規模が大きくなれば、もっと雇えるようになりますし、頑張ります!
ということで、裏道を探索しています!
お!第1スラムっ子発見!
私の持ち物を狙っていますね。リニックが身構えています。
あ、ちなみに、リニックはドMですが、めちゃ強いです。
それこそ、冒険者ギルドでAランク冒険者だったそうです!
どれくらいか、というと、F ~Sまであるのですごい上位の強さなのです!
……あれ?伝わらない?まぁ、いーです。
「そこの少年。ちょっと私とお話をしませんか?」
「何言ってんだテメェ。大人がいるからって調子に乗ってんじゃねーぞ!コッチには仲間もいるんだ!5対2なんだぞ!」
あ!本当だ!いっぱいいる!第2、第3、第4、第5スラムっ子ですね!
最初が肝心です!強気に行きましょう!
そう!悪役令嬢のように!!
「うふふっ。本当にそう思いますの?このリニックは元Aランク冒険者なのですよ?」
「「「「「えっ!」」」」」
「えっ、ちょっとヤバくない?」
「それな、襲うやつ間違えたろ。」
「あわわわ。話を聞いたほうがいいんじゃないの?です?」
「それな!逃げ切れないよ!Aランクは人外だもん!」
「うーー。分かったよ!でも、本当かどうかわかんないだろ!」
「あら、話し合いは終わりましたこと?それで、私の話を聞く気になりましたか?それとも、信じられませんか?
……リニック。そこの樽を粉々にしなさい。」
「仰せのままに。……せいっ!」
一瞬で木が粉になった。……命令しといてあれだけど、エッグい。
「うふふ。信じましたか?」
「………っ!!聞くよ!聞く!聞きゃあいーんだろ!?」
「いい子ですね。……貴方達、マヨネーズというものを知っていますか?」
「知ってるに決まってんだろ!?あの、幻の白い宝石!ストリートチルドレンは情報がなきゃ生きてていけねーんだよ!」
「そう。それを開発して、販売しているのは私なのですが、貴方達に私の大切な店を経営するのを手伝って欲しいのです。」
「はぁ!?本気でいってんのか!なんで俺たちなんだよ!なんか、絶対裏があんだろ!」
「ええ、ありますよ。」
「あんのかよ!てか、言うのかよ!」
「うふふっ。貴方面白いわね。」
「うるせーよ!で、どんなことを企んでるんだ!?」
「それはですね……………」
「「「「「ごくりっ」」」」」
「貴方達の事を気に入ったからです!!」
「「「「「いや、それは、裏があるとは言わねーよ!(です!)」」」」」
「そうなのですか?…まぁいいです。気に入った、というのは、貴方達の目ですね。鋭い目つきをしていましたが、この世を恨むわけでもなく、生きてやるっ!という感じのものだったので。そういう方は根性があるので、ぜひ雇いたいと思ったのです。」
「………別に信じたわけではねぇけど、最近仕事をクビにされたから、仕事場までついていってやってもいーぞ?」
「本当に!?ありがとう!」
「なんだよ急に!さっきまで、悪いやつっ!!って感じだったじゃねーか!」
「それは、貴方達に圧力をかけるため、というか……その、ごめんねっっ!」
「「「「「急に軽いな!(です!)」」」」」
「了承も得ましたし、店まで行きましょうか。リニック、案内なさい。」
「仰せのままに」
これで、バットエンドで平民に落とされたとしても、楽しく暮らせるわ!
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