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遺跡-10

「コウ、油断しすぎです。」

「すまん、言い訳できんな。」


速度もパワーも無い剣に俺の刀はあっさりと切断されてしまった。

おそらく敵の剣は、相当な硬度の刃材に超高速微振動アシスト機能を組み込んだものだったのだろう。

戦利品として接収したかったのだが、指揮官機以外の機体も爆発炎上していた。

かなり強力な燃焼剤を使っているらしく、ミスリル以外は全て融けてしまっていた。

俺の刀も巻き添えを食らって只の鉄の塊と化している。


「しかし、腰に刀が無いとどうも落ち着かないな。」

「もしも許されるなら、ツムハを使われてはいかがですか?」

「この際、仕方ないか。」


ツムハは、山王家の家宝とされている剣だ。

地下広場でバックパックに放り込んで以来そのままだ。

家宝を実戦に使うのは気が引けるが、非常事態だからご先祖様も許してくれるだろう。


俺は見事な錦の刀袋をバックパックから取り出した。

実はツムハの本体は見た事がない。

本家当主になった時に、先代から譲り受けて初めて中を見ることが出来るのだ。


刀袋からツムハを取り出してみると、大刀たちなのか佩緒で吊り下げるタイプだ。

柄は鮫川巻きで鍔も付けられている。

鞘は見たことの無い黒い金属で出来ているようだ。


いよいよ鯉口を切って抜いてみる。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・


赤・・・というか緋色の刀身だ。

諸刃で刃は剃刀のように薄い。


「厨二・・・だな・・・」

「本物の家宝なのでしょうか?」

「親父があの場にコスプレアイテムを持ってきたと思うか?」

「それは・・・無いですね。実際、刀身も鞘も未知の合金のようですし。」

「また謎の金属かよ・・・」


まぁ、無いよりはましだ。

左腰に吊り下げて出発する事にした。


「あぁ、早く海行って魚食いたい!」

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