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出会い


それはよく晴れた日の事いつも道理の朝でいつも道理の登校だ、今見えてるものが幻覚じゃ無ければの話だが………。


「(あれ幽霊……?)」


「おやおや君私の事見えてるのかい?」


「見えてないです」


「見えてるよね?」


そっとボクは何も無かったようにスルーをしようとしたときに肩にガシッと掴んできた。


「待とう」


「何も見えてないしなにも触れられてない!」


「見えてるんだな?そうなんだな!?」


銀髪の髪を揺らしいかにも私は神と言わんばかりのまばゆさを発揮した。


「まっ、まぶしいっす………」


それがボクがその人に向かって初めて話した一言だった。


「そ、そう悪かったわね」


コホンと何処か少し寂しそうに光を消した。


「消せるんだ便利ですね」


「そうねこれで暗いところも便利!ってそうじゃなく私見て驚かないの!?」


「流石に驚きましたよ最初はね?」


最初をボクはやたらと強く発した。


「さ、最初だけ!?」


「だって、馬鹿そうで優しそうだったから?」


「急に褒めるのは反則よ!?」


照れてれと顔を赤くしえへへと言ってる変質者らしき人物に当たるか解らないまま頭にチョップした。


「褒めてねぇわ!」


「痛いわね」


「わ、悪い」


「ほらもっと感情込めて地面に頭をつけるのよ!」


流石にイラッときたのでもう一発チョップをかました。


「調子に乗りましたごめんなさいひっぐ」


「ずっと気になってたけど何者なんですか……」


「見て解らない? この神々しさ!」


「いやちょっと解んないっすね」


速答してしまった。


「ひっぐこれでも神なのにひっぐ」


「(スルーでいいかな……)」


変質者は泣きながら何かをぶつぶつ言ってるため面倒なのでスルーして登校することにした。


「何だったんださっきのは……」


「おはよ、優矢君!」


「え、あおはよう理恵さん」


話しかけてくれたのは成績優秀の上スポーツ抜群の皆からの人気者の白星理恵さんだ、周りからの殺意は無いと考えよううん。


「早く行かないと間に合わないよ?」


「あ、忘れてた……」


どたばたと下駄箱に靴をいれると急いで二人で教室に向かったそして、キーンコンカーンコンとチャイムの音がなかった。


「せ、セーフ」


「おいおい、遅いじゃねぇか優矢~」


「いって、ごめんって」


いきなり肩を組んできたのはボクの親友になる、大空ヒロだよくわけわからない事を言うが良い奴だ見た目は少し派手だがそれとうらはらに優しい奴だ。



「なぁ、知ってるか最近吸血鬼が居るんだってよ」


「吸血鬼……?」


「噂の噂だがな~ 何たって最近血抜き事件が多いらしいんだ」


「血抜き事件?」


聞き慣れない単語を聞きよく解らずにボクは問いた。


「ああ、そうだ」


「それってどんなの?」


「死体からぜーんぶ血が無くなったのが最近出て始めてるらしいぞ?」


「し…死体!?」


思わずボクは大声を発してしまった。


「声大きいぞ馬鹿」


「ご、ごめん」


「それでな、夜道とかには気をつけろって話だ」


「わかった…」


がらがらと教室のドアが開く音がした。


「はいはい、皆さん席についてくださいね」


「んじゃ、また昼休みな」


「はいよ」


いつもと変わらない授業だった、そして昼休みもただ変わったのは朝とこの事件だ。


「やっと終わった……」


「一緒に帰るか?」


「いや今日はやめとくよ」


「わかった、んじゃまたな~」


ヒロは鞄を持ちそのまま教室から出ていった。


「朝の馬鹿なやつ……」


「その言い方は酷いと思うが……」


「それでなんのようだよ!」


そして教室には誰もいなく一人になった、だがある奴が居た。


「そうだね、君は私が見えてるのだろう?」


「さて、なんの事やら」


「こうやって話せてるのにまだ誤魔化すつもりかな?」


「ああ、見えてるよ……」


渋々ボクは答えた。


「それじゃあなんで嘘をついたのか教えてもらおうか」


「非合理的だからだ」


「この世にはそんなものは沢山あると思うが?」


「沢山も無いだろ…」


はい?と訳わからねぇよゴミ野郎と言う顔でこちらを見てきた。


「さっきの吸血鬼の話信じないのかい?」


「ただの馬鹿が血を抜いてるんじゃないのか?」


「そう言うのは信じないタイプか」


「当たり前だろ」


なにを言ってるんだと馬鹿にした表情をボクは浮かべた。


「では、今日の夜探検と行きましょう!」


「まてまてまて、何故そうなった!?」


「善は急げと言いますし?」


「どうしてボクが行くことに!」


「それは論理的にでも必然的にも考えて貴方に興味を沸いてしまったからです」


優しくその人は微笑んだ思わず胸が高鳴ってしまった。


「わ、わかったよ行くよ」


「そう言ってくれると信じてましたよ」


「なんで、そう思ったんだよ……」


「勘に決まってるじゃないですか」


勘かよ……と少しがっかりした表情で彼女をみた。


「それでなんて呼んだら良いの? てか名前事態知らない……」


「ヘラシャードまあヘラで大丈夫よ?」


「ヘラかわかった、ボクは灯神優也だよ」


「わかったわ灯神くん」


やけに懐かしさを感じてしまった何故だろうこんなにも懐かしくてこんなにも嬉しくて呼ばれるのはきっと好きだったのだろう。


「それでヘラ何処に行くんだ?」


「それは吸血鬼がよく出る場所さまあ明日にでも君の友達に聞くのが良いんじゃないのか?」


「今日みたいと思ったんだけどなぁ……」


はぁ……と一つため息をついてるとピコーンと何かを思いついたかのようにヘラはこちらを見てきた。


「探そう!」


「いや普通の回答かい!?」


思わずツッコンでしまった。


「ふっふっふー、私には千里眼があるのだよ灯神くん」


「千里眼!?」


「ああ、そうとも!」


どやぁとふんぞり帰ってるヘラを見つつ話を進めた。


「では夜になったら探すとしよう」


「はいはい、居ないと思うけどな」


「それはどうかなー! 楽しみだね~」


るんるんとヘラはご機嫌でボクの後ろについてきて教室を後にした。


「吸血鬼をさがすだと……こっちのほうが先に見つけて駆除だわかったかクロセイ」


「ああ、わかっているとも……」


この忍び寄ってきた人達にボク達はまだ知りもしなかった。


「これで良いのかな」


時間も過ぎすっかり辺りは真っ暗になり夜中になっていた、そしてボクは動きやすい格好としてジャージを選んでいた。


「似合っておる」


「それは今日はじめて出会った奴のジャージ姿を見てそれを言うか……?」


「それよりも早く探しに行くとしよう」


「スルーかよ、わかったよ」


やれやれと呆れた様子でヘラが前に歩いて行くのでそれについていった。


「さーて吸血鬼は居ないかな~」


「テンション高過ぎるだろ………」


「そりゃ、もうたかたかのたかちゃんだよ!」


「いやたかちゃんって誰だよ」


よく解らないことを喋りながらふと気がつくと学校の前だった。


「あれここってボクが」


「きゃーーーーーーーー」


「ちょっ!?」


「す…すみません幽霊と勘違いしてしまい……」


突然来たその少女はボコッとボクの腹を殴り謝ってきた。


「謝れば良いってもんじゃねぇ………」


「私の未熟ゆえすみません……」


「ふむ……」


「やっぱり何か居るんですかね視線があるんですけど………!」


ヘラはその少女を見ていたがどうやらその少女は見えていないようで、震え声で喋っていた。


「あ、忘れていました」


「あ…ありがとう」


その少女はボクに手を伸ばしボクはその手を握りボクは立ち上がった。


「それじゃまたね」


「会う前提なのか……」


ボソりとボクは答え少女は何処かへと向かって消えていった。


「視線を感じたってお前の事だよなヘラ……」


「そうなるだろうね、まあ視線って言っただけで実は見えてたりとかねまあ無いだろうけど」


「そうなのか?」


「ええ、普通は私達神と契約するしか神は見えないはそれかそれそおうの人物で無ければね」


なんか凄いんだなと思い感心した表情でヘラを見た。


「やっと私の凄さがわかったか!」


「まあでも駄神なのは変わり無さそうだけど……」


「おいまて、まだ私の事を屈辱する気かムキー!!!」


「そんな起こり方今のアニメや漫画でもしねぇぞ……」


ヘラはハンカチらしきものを噛みながら喋っていた。


「それで今日はどうするんだ?」


「そうねとりあえず痕跡か何か探したいところよ」


「痕跡か………」


「これがあればっとテッレッテテー! 痕跡探し!」


「いやまんまかよ!?」


えっへんと威張ってるがただの虫眼鏡を持ってふんぞり返ってるだけだ。


「えっとこれは……」


「あー、めんどいから虫眼鏡で良いわよ」


「最初からそれにしとけよなんで名前変えたんだよ!?」


ベシっとヘラの方に手を突っ込みの形にして叩いたが浮いてるため当たらなかった。


「何もないと思うけどな」


「そうね、ここじゃないだけかもよ?」


「だからそんなものは………ん!?」


痕跡を探していると体育館倉庫にたどり着いたがそこには嗅いだこともない異臭がした。


「なんだよこの酷い臭い……」


「どうかしたの?」


「いやよく解らんけどここから変な臭いが………」


ガラガラと異臭がした体育館倉庫の扉を開けて最初に目についたのが人の死体だ。


「ん!? おぇこほこほ」


「これはまた死体か……それに血抜きだよくやった」


「うるせぇ……」


見たこともなく当たり前のようにボクは死体を見ただけで吐いてしまった。


「ありゃりゃだーいじょうぶかい?」


「あたりまえだ……ごほごほ」


「見るからには無理だろうけどぉ?」


バタンッと倒れた音がしたそれはボクだった、徐々に辺りが暗くなってボクはそのまま眠りについた。


「ん、あれここは………」


「んー? あーようやく目覚めたのか~」


「ヘラ……?」


「まだ把握できていないのかい? まあ無理もないだろうけどさ」


あ………と思い出す何があったのかあの時見た死体はどうなったのかも気になった。


「君は今私の力で吐きもしないしさっきの痕跡も消えたさ勿論死体は回収したがね?」


「あれは何だったんだよ……」


「さぁね、私からしたらあれは吸血鬼殺られたと言うより喰われた残骸さ」


「残骸………」


普通では聞いたこと無い言葉に驚きつつも状況がよく解らなかった。


「まだ解んないのかい? それとも認めたくないのかい?」


「認めたくないと言うんじゃないそんなものはありえ……」


ありえないと言おうとした直後ヘラは口を開き遮った。


「ありえなくないからあるんじゃ!」


それはとても大きくそして部屋全体に鳴り響いた、その言葉の重みをまだボクは知らなかっただが『これがヘラの思ったと言うより本当の気持ちなんだろう』。


「わ…悪い……」


「いや私も怒鳴ってしまってすまない……」


「それで本当に吸血鬼と言うものは居るのか?」


「信じられないと思うが死体がある以上yesだ」


そうか……とボクはぽつりと呟くとヘラはじーとこちらを見てきた。


「なんだ?」


「信じるのだな」


「そりゃヘラに言われたり死体が出てくれば誰だって信じるだろそれにお前が怒鳴ったなんて今日会ったばかりのボクでも異常だってわかった」


「信じてくれるのならば嬉しい限りだ」


うんと返事を返しそろそろ眠たくなり疲れているため朝にシャワーでも浴びるかと考えながら着替えていた。


「ここで着替えるのではないそれとちゃんと風呂かシャワーに入れゲロ臭いぞ」


「やっぱしか……」


クンクンと自分でも服などを嗅ぎやはり朝はやめて今から入ることにした。


「さっぱりした」


「ふむ、そうだね」


ボクはシャワーで軽く体などを洗いそのままでて新しい服とパンツとズボンを履きぬくぬくしたままヘラのもとに行った。


「それで今日はもういいか?」


「あれをみてなにも思わぬのか……」


「思うけど眠たさが勝ってしまった」


「ちゃんと起きないと神ビンタが炸裂しちゃうぞ~」


キラッ☆と何処かてへぺろ感をしているが目がマジなのでボクはそっと地面に足と手をつき土下座をすることにした。


「ごめんなさい」


「それで良いわと言うよりこの光景最高ね?」


「おいまて変なのに目覚めんな」


「そ、そう? 一回だけでも」


「戻れなくなるからやめろ!?」


背筋がゾクゾクとなりながら身の危険を感じたのですぐさま話題を変えようとした。


「それで吸血鬼を探してどうするんだ?」


「そうだね、手始めに殺した通りの殺しかたをしてまた生き返らせて殺すんだよ」


「えげつねぇ………」


「そう? 自分がした罪は一番自分が味わうのが一番よそう罰は色々な方法でやってくる……」


少し遠くを見ているようでボクにはそれが理解できなかった、残虐を行ったものにはそのまた残虐を起こして死なすと言うわけだボクにはよく解らないのが正解だった。


「それじゃあ、明日にでも探そうか」


「明日にもかわかったよ」


「ええ」


「おやすみな」


ボクは明日探すのを約束し寝ることにした。


「おはよう」


「ええ、おはよう」


「てかまだ居たんだな」


「当たり前よ?」


そうでしたと言いながらボクは学校へ行くために着替えることにした。


「ふむ、君は九神音高校なのか」


「昨日会ったときに解らなかったのかよ」


「忘れてたのだよ」


「そうか……」


少しヘラは懐かしそうにボクが通ってる高校の名前を呼んだ。


「てか間に合わねぇ行くぞ」


「瞬間移動ぐらいしてあげるよ」


急いで行こうとした瞬間にピュンと学校の下駄箱に居た。


「はぁ!?」


ぱちぱちと目を閉じては開けてを繰返し一体何があったのか解らずいつも道理の学校の下駄箱に着いていた。


「えっとこれは……」


「瞬間移動よ?」


「ですよねー」


「なに、見るの初めてなの?」


「当たり前だろうが!?」


「それもそうね」


ふぅと少し疲れたように空中に寝転びボクの方を見ていた。


「あれ?優矢~」


「え、あおはよう」


「何でもよまた血抜き死体出たらしいぞ?」


「血抜き…………」


「ん? どうした?」


「え、あいや何でもない」


「そうか」


一瞬驚きつつも表情に出さずにその場をしのぼうとした。


「まあそう言うことだ夜だけは気をつけろよー?」


「ああ、ありがとうね」


ボクはそこから少し教室を出て屋上へ向かった。


「ヘラ、吸血鬼を殺そう……」


「突然屋上に来たと思えば何を言ってる」


「友達が怯えたりとかするのを無くしたいって事だ」


「ひとつ質問しよう、それは本当に怯えか?」


「え?」


確かにあいつは怯えてなかった、だけど「普通の人間」は恐怖などを覚えるだろうだからボクは倒すと言う選択になってしまった、命を刈るものは許されないと思った。


「そしてお前の考えがまた可笑しいな……」

「そうか…?」

「普通は『殺す』なんて物騒なこと言わないと思うが?」

「思うだろ!!」

「綺麗語とにはならなくなりそれはただの『犯罪者だ』」

「はぁ!?」

ボクは驚いた殺した者そして脅かす者は殺して正解なはずだ生きて生きて生きて生きて来たことに後悔させるやり方でだ。


「何か違ったか?」

「殺した者は殺してもノーカンでそれをゼロにしてボクは無罪だ!!」

「君の考えも解らないでもないだが間違っている殺すなど全て同じなんだそれすら解らないと言うのか!!!」

「ぐっ…………」

「何で君はそれが解らない! 解らなくちゃ駄目なんだ!!!」

ヘラは激怒したいつもふざけたような感じなのに『今は』彼女が彼女自信の本音だろう全て違った考えをぶつけそれこそ全うな対立だ、だがそれでも彼女は伝えたかったのだこの考えが間違っていると。


「すまない…少し頭に血が上ってしまった、少し外に出て頭を冷やしてくるよ君も考えると良い……」

「わかったよ…」

そう言い残すとヘラは消えてしまった。


「ボクはどうしたら……」

自分が解らなくなっていた、さっきまでの考えや自分が考えていたことの悪さいや恐怖がボクの頭にぐるぐると巡っていた。

「後で謝らなきゃなぁ………」

パリンと言う音が1階から響いた。


「何だ?」

恐る恐るボクは音がした方に近づいた、うっすらと赤い瞳が見えそして何かしているのが見えた。

「なにしてんだ……?」

そう呟いた瞬間にそいつがこちらを見てきた。


「(確実にやばい!!)」

「ウーーー」

「ヘラ!!!!」

後ろを少し見て急いでヘラの名前を呼びながら玄関を出た。


「何だー?」

「あいつあいつだよ!!!」

「んー?」

ヘラが後ろを向いた瞬間にそれは飛び蹴りをしてヘラを吹き飛ばした。


「ヘラ!?」

「ウーーーウウウ」

「な、なんなんだよ!?」

「チッ、大丈夫か?」

少し口から血が出ていてペッと吐き出し急いでかけつけた。


「ウーー!!」

ビリビリと体に雷らしきものを纏いながらヘラの方に近づいていった。

「ヘラ逃げろ!!!」

「油断しただけでこんなの余裕よ……」

みるみる足から頭まで凍りついて氷の結晶になってしまった。


「な、何だったんだ……」

「さぁ解らないわ……だけどこれはロボットね」

「そうなのか!?」

「ええ、だって鼓動が聞こえないもの」

「そうなのか?」

「ええ」

確かにこちらに向かってくるときも密かにカチカチや何か音がしていただがそれがロボットだと知らなかった、だがもしロボットなら誰が送り込んだのかそれがキーだ。


「こんなの送るなんて何処の誰かしらね見つけたら殴らなきゃね」

「殺さない程度にね?」

「わかってるわよ?ふふ」

「安心できない!?」

「失礼ね」

ふんっと少し拗ね反対方向を向くヘラ。


「ご、ごめん」

「素直なところ嫌いじゃないわ!」

「そのネタ何で知ってんだ……」

何処かの金色のオネエ怪人のセリフを言うヘラにボクはツッコンでしまった。


「まあ、それにしても吸血鬼は探さないとね忘れてないわよね?」

「あっ………」

「忘れてたのね……」

「しょ、しょうがないだろ」

「まあそうね逆に覚えてたら凄いわ」

と言いつつもぷっと反対方向を向いて笑っていた。


「おい……」

「やーと見つけた~」

「!?」

「んー? あれもう一匹余計なのが居るよまあいっか明日のご飯になるしね!」

「あれが吸血鬼かの」

見た目は髪は黒く頬の方に血の跡がありボクと同じ学生服を着ていて何処か見覚えのある顔だが何処かは覚えていない。


「ナイスタイミングゥー!」

「ヘラそんなに余裕なのか……」

「当たり前よ私を誰だと?」

「凄そうで普通そうな神様だよ!!」

「あ、あれ?もしかして空気?ねぇ?空気なの!?」

吸血鬼を無視してボクとヘラは会話をしていて吸血鬼は徐々にイラついてきた。


「無視すんなよおい!」

「すっかり忘れていた……」

「忘れてたのかよ」

「よくもこけにしやがってあいつもこいつもどいつもどいつも俺を!!!!!!!」

「少しは黙れ夜だぞ」

ポンッといつの間にか後ろに回っていたヘラが吸血鬼の背中を叩き気絶させた。


「漫画とかでしか見たこと無かったが本当にできるんだ」

「ん? ああできるぞ!」

ヘラは本当は脳に幻術を与え錯覚しただけとは言えずそのまま話を進めた。


「まあそれにしてもこれをどうするかの」

「とりあえず話聞く…?」

「それもそうね」

空中に浮かせそのまま光のような鎖で拘束して部屋の中に入れた。


「ほら起きてそしてなーんで君みたいなのが居るのか教えてもらえる?」

「いってぇな、それはこっちのセリフだどうしてあんたみたいな神が居んだよ」

「何でって昔から私がここを守ってるのよ?」

「昔から?」

「ええ、そうよ」

「ふーんまあいやとりあえず血くれ」

「あげるわけ無いでしょ……」

はぁ……とため息をつきながら理不尽ながら1発ヘラは殴った。


「ごふっ……」

「答えなさい吸血鬼」

「や…やめないかそう言うの…?」

「あらさっき殺すとか言ってたのにその程度なのね?」

「ああ、そうだよ!だけどお前がやってるのは許せねぇんだよ!」

何故こんな言動が頭に浮かびそして発したのか自分自身解らなかった、だが思いとどまる訳にも行かず大声で言ってしまった強く拳を握りしめ。


「そうか、すまない改めて言われるとは……な……」

「うん?」

「いや何でもない」

「甘いな甘い甘いー!!!」

ぷっくすくすと吸血鬼が笑い出すのを見てヘラは怒りを抑えていた。


「……」

「何だよ人間いや食事!」

「ふざけるなよお前!」

「うるせぇなぁうるせぇ!!」

ボクは吸血鬼の胸ぐらを掴み怒りをぶつけたそれがまた違うそしてそれが間違っているのはわかっているだけどだけど!これを言わなきゃいけなかった。


「少しは死と言う物をわかれ……」

「それは人間お前の方もだろ何だ貴様は何も食べずに来たとでも言えるのか? ア゛?」

「そう言うことじゃないだろ!」

「うるさいうるさい!」

拘束してた縄を壊しボクの胸ぐらを掴んできた。


「ならさ俺の気持ちもわかってくれよなぁ………! なぁ!!!」

「やっぱりボクには解らないけど…君がちゃんとその意味が解るならさ……君の罪をボクにも背負わしてくれないか?」

「な…なに言ってやがる! さっき会ったばかりの奴になに言ってやがる!」

「そうだ、そうだね…でもボクは救いたくなったんだよそれに少しは君を理解できるかもしれないだから良いかな?」

ニコッと少し微笑んだ。


「神か何かのつもりか!」

「いいやボクは神になんてなれないよなれないしなろうとは思わない」

「ならなんでこんな!」

「神になるかどうかは置いておいて君を助けようと思ったことに嘘偽り………何て無いんだ!!」

ボクは力強くそして伝えたかったことを述べそして無力を知っていた知っていたこそ今この吸血鬼のとはわかり会えないといけないそう感じた。


「そうかい、そうかい……」

「ああ、そうだよとりあえず話してくれる?」

「はぁ…………良いぜ……」

「ありがとうヘラ解いてあげて…?」

「わかったよ」

パチンッと指を鳴らして吸血鬼を縛ってた光のような鎖は消えた。


「俺の名前はキラマ・シーユ……吸血鬼言ういつの生き残りだ」

「言ういつのってことは……他の吸血鬼は……」

「ああ、まあそうだなお前が思ってることが正解だ」

吸血鬼はぽりぽりと少し頭をかき口を開いた。

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