用語解説(3)
オルフェンズ諸島。
7番目の石板の台座に石板をはめ込み、姿を現した、次なるフィールドは、なんと数百の島から成る、オルフェンズ諸島だった。
とにかくこのオルフェンズ諸島というところは、手付かずの自然が残るところ。
人間はもとより、亜種も含めて、今まで誰一人、足を踏み入れていない。
人間はもとより、エルフも、ドワーフも、魔族も、ケンタウロスもまだ、足を踏み入れていない。
ということは、僕らのような人間も含めた、
人間型の知的種族の中では、世界で初めて、オルフェンズ諸島の島々に足を踏み入れたのは、僕らだということになる。
テミス王国の宝物庫から、石板のかけらをまず1つ、それとテミス王国の近くにあるドラゴンのいるダンジョンからさらに石板のかけらを2つ、入手し、
それらの石板のかけらを組み合わせて、7番目の台座にはめ込んだところ、見事にオルフェンズ諸島を登場させることに成功したという。
「ここがオルフェンズ諸島、そしてその中でも最も大きな島が、オルフェンズ大島というらしいな。」
オルフェンズ諸島には大小合わせて数百の島があるが、その中でも最大の島がオルフェンズ大島。
これらの大陸や島が実際にどのように成り立ったのかは誰も知らない。
唯一神ヤーウェが全てを造り出したといわれるが、本当にそんなことができるのか?という疑問があった。
ではなぜ、それまで消滅していたことになっていたのか、そして、石板を組み合わせて台座にはめ込むと現れる、その原理とは…。
難しいことはよくわからないのだが、とにもかくにも、オルフェンズ大島という島は、今までの無人島の中でも最大級の大きさだ。
これでは開拓するどころか、探検するだけでも、ひと苦労だ。
しかし、だからこそ探検のしがい、開拓のしがいがあるというものなのかもしれない。
人間はもとより、人間型の種族もいないとなると、例えば猛獣とか、マンイーターとかの食虫植物とか、あるいはローパーとか、オチューとか、その手の魔物がいるんじゃないかと思ってしまう。
あとは、怪鳥とか虫系、毒キノコ系とか、いそうだな…。
テミス王国。
人口100万人を越えるテミスの都を中心に栄える。
この世界で人口100万人を越えるのは、メローヴィス王国の王都など、いくつかの大都市しかない。
もともとこの世界は人の移動が盛んで、テミスの都にも世界各地から人々が集まってくるが、同時に外に出ていく人々も多く、人の入れ替わりが激しいという。
人間だけでなく、エルフやドワーフ、ホビットや小鬼族、獣人族、竜人族などの亜種も多く住む。
この国で有名なのは、女の魔法戦士、別名を神官戦士ともいう、ヴァルキュリアと呼ばれる女戦士部隊だ。
その一方で、『飛竜の里』と呼ばれるところには、竜騎士団の乗馬代わりとなる飛竜たちが生息している。
竜騎士団は飛竜に乗って、実際に剣や長槍で戦うだけでなく、
もう1つの戦いの舞台、飛竜に乗って空を飛び、その早さ、タイムを競い合う『ドラゴンライダーエアレース』というレース競技が行われている。
その一方で、『邪竜の谷』と呼ばれる地帯には、かつて邪悪なドラゴンが住んでいて、悪さをしていたというダンジョンがある。
オセロニア王国。
この国には、まるでぬいぐるみのようなかわいいモフモフの小動物たちが数多くいるという。
人間の数よりもモフモフの小動物の方が、数が多いのではないかと思うくらい。
それと、そんなモフモフの小動物のような、かわいい女の子たちもいるという、オセロニア王国とは、そんな国だ。
そしてこの国の自慢は、数百種類ともいわれる、世界各地のお花を集めたお花畑と、水の流れをコントロールしているという噴水と、
そして、この国の一番の自慢はというと、とても美しい女王様がいるという。
テミス王国がヴァルキュリア部隊や竜騎士団を備える好戦的な国であるのに対し、オセロニア王国は平和主義、非戦的な国であり、リベラルの考えが国民にも根付いている、永世中立国でもあるという。
そんな永世中立国でもあるオセロニア王国には、隣国のテミス王国も、またそれ以外の国も、またヤツハカ教団などの邪悪な勢力なども、攻め込んでこないという。
いや、永世中立国には、攻め込んではいけないという、暗黙の決まりがあるようだ。
そんな平和的なオセロニア王国だから、習う魔法も、
敵をやっつけるような、派手な攻撃魔法よりも、むしろ味方を助けるような魔法、
例えば傷を癒す、ステータス異常を治す回復魔法や、
これもやはり味方を助ける、攻撃補助魔法や、防御魔法などを主に習得する。
カトレーダもそのようにして回復魔法や防御魔法、攻撃補助魔法などを習得した一人である。
また、倒された仲間を生き返らせる蘇生魔法も、習得する義務があるという。
その中でも究極の蘇生魔法、自らを犠牲にして、自らの命が失われるのと引き換えに、
他の仲間たち全てを生き返らせ、なおかつHP、MP、ステータス異常に至るまで、全て回復する、
その究極魔法と呼ばれる魔法の一つは、実はこのオセロニア王国でしか習得できないという。
とにかく、いろんなことを同時並行で進めていかなければならない。
飲食店の方はというと、まあぼちぼち、それなりにうまくやっているといえる。
あとは、ビスタ港から、メローヴィスの王都までを結ぶ、
『レディーファースト大陸縦断鉄道』
なる鉄道の建設も既に始まっているらしい。
異世界今だ工事中、といったところか。
『レディーファースト大陸縦断鉄道』の方は、大工のケーン、サジ、マジ、バーツとその仲間たちが、鉄道建設工事の方に出張で行っている。




