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飛行船の旅~いざテミス王国とオセロニア王国へ!

さあ、行くぞ!テミス王国へ!


さあ、行くぞ!オセロニア王国へ!


僕らは再び、飛行船ソルバルウ号に乗り込んだ。


そして向かう先は、ペルセウス大陸。




ちなみに、乗り物に乗る時は、必ずといっていいほど、酔い止めの薬を飲むことは欠かせない。


車でも酔うし、船でも酔うし、何より飛行船のような、空飛ぶ乗り物ならなおさらだ。


「さあいよいよだ!」


飛行船ソルバルウ号は、離陸を開始。いよいよ、機体が大地から離れ、上空を旋回して、飛行態勢に入る。


コマンドの方向ボタンを押せば、瞬時に方向転換や加速、減速も思いのままだ。


ソルバルウ号の機体には、テミス王国の紋章が刻印されている。


「ところで、この飛行船の動力源は何?」


石炭や石油や、まさか、太陽光パネルとか、いや、そんなことはあるまいな…。


「これの動力源は魔法の力なのよ。太陽の魔法の力なのよ。」


なるほど、太陽は太陽でも、太陽神の魔法の力ということなのか。


唯一神ヤーウェは唯一絶対の神であり、天地創造の神であり、なおかつ太陽神でもあるという、リディアからの説明。


せっかくだから、飛行船の空の旅を楽しもう。


基本、空を飛んでいる時は敵と遭遇(そうぐう)しないというが、海なら海の魔物と遭遇(そうぐう)するんだから、空の魔物は空を飛んで移動しているわけだから、空の魔物と全く遭遇(そうぐう)しないなんてことはないと思うけど。


これが空飛ぶドラゴン、つまり飛竜とかに空の上で遭遇(そうぐう)したら、空を飛ぶことにかけては、あちらの方が長けているわけだから、こちらとしては非常に不利な状況になってしまうわけだ。


それはそれ、これはこれとして、飛行船ソルバルウ号は、

キングスクラウン大陸から北東の位置にあるレディーファースト大陸を経由して、

そこから西方に進むと、キングスクラウン大陸の北に位置するコロボックル島の上空に到達。

そこから北方に進むと、眼下にはラクシャーサ大陸の不気味な景色が広がる。


「あれがラクシャーサ大陸か…。

見るからに不気味な感じだよな。毒の沼地とかあるぞ。」


テミス王国やオセロニア王国のあるペルセウス大陸は、そこからさらに西の方にあり、南北に広がる広大な大陸だという。


「そうだ、ここで偵察用のガーゴイルを飛ばして、さらに先、海が広がっているところの様子を探索しよう。」


実はガーゴイルスレイヤーの時に、こっそり偵察用のガーゴイルを数匹ほど仲間にしておいたノボルだった。


「ええ!?そんなことしちゃって、本当に大丈夫なの!?」


リディアも驚いていた。


「さあ、飛んでこい!」


偵察用のガーゴイルを飛ばすノボル。




しばらくして、戻ってきたガーゴイルたちの報告によると、ペルセウス大陸よりも先の地帯は、やはり行けども行けども海ばかりで、

これまで登場させてきた大陸以外の大陸や島は、まだ無いという。


「そうか…、やはりな…。ご苦労だったな。」


ノボルはガーゴイルたちに、ねぎらいの意味を込めて、エサを与える。


ガーゴイルのエサは、骨付きの鶏肉だ。


「ガウ、ガウ。」


骨付きの鶏肉をおいしそうに食べるガーゴイルたち。


「こいつらは、ヘタな人間より信用できるな。」


そうこう言っているうちに、間もなくテミス王国の上空に差し掛かる、飛行船ソルバルウ号。


「さあ、あれが私の故郷のテミス王国よ。」


魔法と科学が融合したようなテミス王国。


一方でここは、魔法戦士ヴァルキュリアの国でもあった。

リディアもそんな魔法戦士ヴァルキュリアの一人。

ヴァルキュリアにとっては、長槍(ながやり)と、魔法の杖、ムチの扱い方は必修科目だった。


そしてついにテミス王国に上陸した。


ノボルにとってはまさに生まれて初めて足を踏み入れる、まさに未知の領域だったといえる。


「着陸態勢に入ります!」


飛行船ソルバルウ号は轟音を上げながら、ゆっくりと地面に降り立った。


テミス王国の上空には、飛竜が飛び交う。


「飛竜が飛んでいる!」


テミス王国はヴァルキュリアの他に、飛竜に乗って戦う竜騎士団でも有名な国で、その昔飛竜は、高い知能を誇っていたが、今では竜騎士団の乗馬代わりとして扱われているという有り様だ。



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