『カレーハウス・ノボル・シマウチ』チェーン展開
冒険の旅をなおも続けているさなか、1つの動きがあった。
ノボルが実現させようとしていた夢の1つ、カレー専門店『カレーハウス・ノボル・シマウチ』の全世界チェーン展開がいよいよ実現しようとしていた。
カレーライスだけでなく、カレーパンも売っているカレーハウス。
カジノの隣に第一号店がある。
ノボルはカレーが大好きだ。だからこの店をオープンさせた。
ノボルもよく、カレーライスやカレーパンを食べに行く、この店には、無数のトッピングの組み合わせがあるという。
ビーフカレー、ポークカレー、チキンカレー、さらにはハヤシライスも。
「いらっしゃいませ!」
「いつもの、頼む。」
「量、辛さは、普通ですね。」
ノボルが注文する『いつもの』とは、なぜかメンチカツカレーだ。
「お待たせいたしました。メンチカツカレーです。」
「いつもの、来た、いただきまーす!」
ノボルはもうさっそく、ぱくつく。
カレーといえば辛い、カレーといえばスパイス、この店には当然、激辛スパイスのカレーもある。
次の瞬間だった。
「くおあらーっ!」
その激辛カレーを食べた客の一人が、あまりの辛さに火を吹いた。
「はあ、はあ、やっぱり激辛スパイスのカレーは辛いな。
この激辛スパイスは、使いようによっては敵の魔物にも効くかもな。
考えようによっては食材も立派な戦いの武器となる。
この激辛スパイスを敵の魔物の目や鼻にぶちまけたら、どうなると思う?
間違いなく目つぶしにはなる。目も鼻も、利かなくなるだろうな。」
その客は戦士のようだ。
この戦士もまたカレーが大好き、しかも激辛カレーが好きだというのは、分かった。
「すみません、こちらの激辛スパイスを持ち帰ってよろしいですか?
今度、魔物との戦闘で試してみようかと思いまして。」
「まいどあり、それではお代をいただきますね。」
ノボルは代金を支払った後、一人考え事をしていた。
とんかつ屋『昇屋』
ドーナツ屋『ミスターデスティニードーナツ』
カレー屋『カレーハウス・ノボル・シマウチ』と出店してきた。
再建する予定のキングスクラウン王国の城下町には、城に通じる一本の広い道を敷き、
その道をメインストリートとして、道沿いに有名店などを並べていくという計画。
『昇屋』『ミスターデスティニードーナツ』『カレーハウス・ノボル・シマウチ』も、そのメインストリート沿いに出店する。
ここが新たな城下町の一番の目抜通りになるので、集客間違いなしだ。
集客のためには、世界各地から人を集めなければ。
そしてそのためにも冒険を進めていかなければ。
そしてまた、新たに思い付いた。思い付いたらすぐに行動だ。




