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さて、この城下町をどんな町にしようか(2)

建築家シュール・リメからの提案。


「私はこの町に、音楽の殿堂となる大ホールのある劇場を建設したいと思っている。

ところで君たちは、紅白歌合戦という歌番組を知っているか?」


「賛成!それに紅白歌合戦は、もちろん知っているよ。」


ノボルはシュール・リメのこの提案に賛同した。


シュール・リメはさらに話を続ける。


「歌はいい!歌は楽しい!

それなのに、歌というものが人々の生活から忘れ去られるくらい、人々の生活環境は困窮を極めている。

歌の楽しみを伝えるためには、そのための殿堂となる、大ホール、大劇場が必要だ!」


しかしながら、シュール・リメはどちらかというと、クラシック音楽などに精通しているという。


ノボルとしては、ロックとか、ポップス系とかを聞きたいのだが、こちらの世界の人々に受け入れられるのかどうか…。


シュール・リメは紅白歌合戦についても話していた。


「紅白歌合戦も、今一度、原点に戻るべきだな。

そもそも紅白歌合戦は、終戦直後の、焼け野原の時代に、敗戦で何もかも失い、人々が心に深い傷を負っていた時代に、

歌の力で希望を与えるため、人々の失意の底にあった心を癒し、

明日へと進んでいくための活力を与えるために、始まったとされる。

時は流れ、今再び人々の心がすさんでいる、ギスギスしているような時に、

本当に人々に希望と活力、そして正常な判断力を与えるために、歌というものは必要だ。

それを伝えるためには、数多くの世代や時代、そしてジャンルを超えて、

音楽アーティストたちが一同に会し、共に楽曲を披露しあい、

共存共栄をはかること、そのためにも長尺番組というのは、必要不可欠なのだよ。

そうした長尺番組に出演し、お互いに交流を深めることで、音楽アーティストたちにとっては、それがステータスになっていく。

以上、この提案に対する批判は、断固として受け付けない!よいな!」


シュール・リメは、このように提案したのだが、


よもや、紅白歌合戦で軍部を称賛するような軍歌などを歌わせるようなことは、よもや無いだろうな…。



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