キングスクラウン城奪還へ!(6)~ドルクの正体~
ドルクもまた、ヤツハカ教団の法衣を着ていた。
「いくぞ!」
ノボルはドルクに斬りかかる!
ズガッ!バシュッ!
会心の一撃が決まった!ドルクをいとも簡単に倒した。
「なんだこいつは、あっけないな。」
ノボルはこうも簡単にドルクを倒せたということに、逆に拍子抜けしていた。
「くくく…。それで勝ったつもりか?」
その時、ドルクは不気味な笑みをみせる。
「俺様の、本当の力を見せてやる!」
ドルクは邪悪な力を放った!
それとともに、ドルクの姿が次第に魔物の姿に変わっていく。
なんとドルクは恐ろしい魔物に、その姿を変えたのだった!
「くはは!これが正体だ!
ヤツハカ教団の教祖様より、究極の力を授かったのだ!」
こいつもまた、例の究極の力を授かったのか…。
最初、あっさり倒せたと見せかけて、第二形態に変身するという、そのパターンか。
ノボルはまた、ドルクに斬りかかる。しかし今度は少ししかダメージを与えられない。
ドガッッ!!
「うわっ!」
ノボルはドルクに突き飛ばされる。そしてそのまま、意識を失う。
ドルク「くくく。ノボルよ。お前の素性は教祖様が、全てお調べになっている!
お前の両親は確か、暴走トラックに跳ねられて、旅行先で死亡したんだったな!
そしてお前も、同じように暴走トラックに跳ねられて死亡し、こちらの世界に来た。
その、暴走トラックを運転していたテロリスト、そいつは、我らヤツハカ教団の信者だったのだ!」
「何…!?」
意識が朦朧とする中で、ノボルはその衝撃的な事実を知る。
自分の両親と、自分をトラックで轢き殺した犯人、その犯人が、実はこいつら、ヤツハカ教団の信者だった…。
そしてノボルは意識を失う。
「ノボル!おい!ノボル!」
そして夢の中。そこで目にしたのは、両親が今まさに、目の前で暴走トラックに跳ねられ、殺されるその瞬間だった。
そして暴走トラックを運転していたテロリストはトラックから降りて、こう叫んだ。
「神は偉大なり!ヤツハカ教団は偉大なり!ミツクビ神は偉大なり!」
やはり、ヤツハカ教団の信者だったのか…。
またもや場面は移る。今度は自分の目の前に暴走トラックが迫る。
ドガッッ!
自分が暴走トラックに跳ねられる。ここでもやはり、運転していたテロリストがトラックから降りて、叫んだ。
「神は偉大なり!ヤツハカ教団は偉大なり!ミツクビ神は偉大なり!」
そこで再び目を覚ます。目の前ではドルクが不敵な笑みを浮かべていた。
「くくく、これをくらえばお前も終わりだ!ノボルよ!」
ノボルは死を覚悟した。
が、次の瞬間、一本の矢が飛んできた!
ドシュッ!
「ぐああ!目が!目があ!」
矢はドルクの片目に命中。これは目つぶしになった。
「これでは視界が…!誰の仕業だ…!」
そこにいたのは、リディアだった。
「リディア…!」
ノボルもリディアの方を見る。手に持っていたのは、パルティアの弓だった。
「せっかくだから、グリンガムのムチと、セイントゴールデンランスと、このパルティアの弓は、私が使わせてもらうわ。
あと、破魔の杖と、爆魔の杖も、せっかくだからもらっておこうかな。」
リディアはムチ、槍、弓矢、杖、そして攻撃魔法と、あらゆる武器や魔法を使いこなせる。
だけどな…。こういう人は、仲間にすれば心強いが、逆に敵として戦うなんてことになったら、これほど厄介な相手はいないんじゃないか。
「さあ!いくよ!」
ノボルも立ち上がる。




