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キングスクラウン城奪還へ!(5)~逃げる盗賊~一方でついに現実世界でも火の手が…!~

ヤツハカ教団はついに、現実世界の東京に侵攻を開始。

テレビ局が伝える。


「東京都内でも、あちらこちらで、魔物たちによる攻撃で火の手が上がり、被害が出ています。

どうやらこのスタジオもいつ攻撃を受けてもわからないようなので、強制退避勧告が出ています。」


現在、自衛隊が応戦しているとのこと。ただし、ペリュトンという魔物には、普通の武器は通用しなかった。


このような種類の魔物に対抗するための、特殊な銃弾などもあったようだが…。


今年はもう、ヤツハカ教団との戦いで、年末年始の特番どころではないか…。


ヤツハカ教団は異世界と現実世界の両方を手に入れようとしていた。


A国のT大統領や、F国のD大統領などは強硬手段で対抗しようとしていた。


今やA国の敵は、北K国よりも、ISよりも、ヤツハカ教団だ、ということを、T大統領も公言していた。




そんな、現実世界のことなど、知ったことではない、もはやどうでもいいと言わんばかりのノボルだったが、実際にこの事実は伝わっていなかった。


「ブルース、裏に回れ。」


城の裏口からはまさに、ヤツハカ教団が金で雇った、盗賊団がお宝を持って、逃げ出そうとしていた。


が、天は盗賊団には味方しなかった。


「おい、どこへ行くつもりだ?」


ブルースが立ちふさがる。どうやら何とか間に合ったようだな。


盗賊団には怯えの色が見える。これでもう、殺されると確信したからだ。


「ちょっ、ちょっと待ってくれ!

お宝は渡すから、全部渡すから、命だけは助けてくれ!」


情けないことに、盗賊団は怯えるあまり、ついには命乞いを頼み込んだ。


「じゃあ、とっとと消えな。」


「へへっ、ありがてえ!」


盗賊団はさっさとお宝を置いてトンズラしていった。見たところ、ただ単に金目のものが欲しかっただけのようだ。


ブルースは盗賊団が置いていったお宝を見てみる。すると、どれもこれもレアな武器ばかりではないか。


グリンガムのムチ


別名『九尾のムチ』とも言われる、最強のムチ。


セイントゴールデンランス


直訳すると、『黄金の聖なる槍』とも言う。


パルティアの弓矢


最強の三種の武器の1つと言われる。他にもメリクルソードとグラディウスの槍というのがある。


破魔(はま)の杖


アンデッド系を一瞬で成仏させるという。


爆魔(ばくま)の杖


爆発系の攻撃魔法と同様の効果があるという。




こんな強力な武器を持っていたとは!?


これらの武器は直接使用しなくても、コレクションとして持っているだけでもいい。


だけどやっぱり、実際に使ってみて、威力や効果を確かめたいというのもまた心理だ。


「これは、俺よりもリディアが装備できそうだな。」


ブルースはリディアのところに、これらの武器を持っていくことに。


それにしても重ね重ね、こんなところでこんな最強の武器を、それもこんなに簡単に手に入れられるとは、

そう思うとブルースも思わずニンマリ。

これでもう、市販の武器を金を払って買う必要もない。




こうして戦いを優位に進めていた中で、ノボルたちは城内に侵入し、途中立ちふさがる敵を蹴散らしていく。


案外、破魔(はま)の杖と爆魔(ばくま)の杖が役に立った。


この2つは直接装備しなくても、道具として振りかざすだけで、効果を発揮できる。


破魔(はま)の杖で、デュラハンアーチャーを光の中へ消し去り、


爆魔(ばくま)の杖で、デビルアーマーたちや兵士たちを撃破していく。


ヤツハカ教の神官たちは魔法攻撃への防御は強く、そのかわりに剣などの直接攻撃に対する防御が弱い。


ノボルは次々と現れる敵たちを剣で斬っていく。


城内の造りは思ったよりも単純だった。


正面の扉からまっすぐ進むと、すぐに王の間に続く階段だった。


そこを登っていくと、そこがかつて、ミッテランや歴代の王たちが鎮座(ちんざ)していた、王の間だった。


今はそこにはドルクが鎮座(ちんざ)している。


王の間の風貌(ふうぼう)も、ドルクらに占領されてから、すっかり造り変えられてしまっているが、そこは紛れもなく、王の間だ。


「ドルク!ここまで来てやったぞ!」


「ノボル・シマウチか!

私はヤツハカ教団の大幹部の1人、ドルクだ!」


ドルクはかなり位の高い位置にいるが、それでもここのステージボス、このあたりの方面軍の指揮官といったところか。


しかしながら、それでもこのドルクを討ち取れば、ヤツハカ教団との戦いにおける、初めてともいえる決定的勝利になる。


「四の五の言っていても仕方がない。さあ戦いを始めようか。」






一方で、現実世界の方は、今のところは小競り合い、にらみ合いが続くだけの、冷戦状態。


ただ、その中で、歌が無くても他の楽しみがあれば生きていけるような、そんな連中がヤツハカ教団に共鳴するような動きも、あったようだが…。


「いずれにしてもこれは危うい風潮ですよ。」


情報番組のコメンテーターも言っていた。


現実世界もまた、黒雲に覆われようとしていた…。



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