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ラクシャーサ大陸~悪鬼の国~(2)

「カシラ、人間たちを連れて参りましたぜ。」


さっそくカシラの前に連れ込まれる。目の前の王座に座っているのが、ラクシャーサ族のカシラというやつか。


ラクシャーサ族のカシラと名乗るその者は、どっしりと構えていた。


「お前たちがこの悪鬼の国に足を踏み入れた人間たちか。

何用だ。どういう用件でここに来たのか。」


「実は、ヤツハカ教団の魔城に入るための鍵と、それと次なる大陸への鍵となる、石板の1つを持っていると聞きつけまして…。」


するとカシラは突然、言い放った。


「うぬら!もしやヤツハカ教団に仇なす者たちか!

我らラクシャーサ族が、今こうしてここにいられるのも、ヤツハカ教団のミツクビ神様のおかげなのだ!

ヤーウェのしもべである人間たちとは、違うのだー!」


やはり、こいつらはヤツハカ教団を信仰している!?


となると、ここでこいつらに殺されて、喰われてしまうんじゃないかと思って、急に怖くなってきた。


「ただし、お前らがヤツハカ教団の信徒になるというのなら、考えてもよいのだが。

この際だから、お前たちと我々とヤツハカ教団とで手を組んで、世界征服なんてのも、悪くはないぞ。」


カシラはこう言ったが、僕らがヤツハカ教団の信徒になるって!?


いや、かといって、もしこの悪鬼ラクシャーサ族と戦うことになったら、見たところ、まともに戦って勝てるような相手とは、到底思えない。


かといって、ここで例の鍵と、石板を手に入れなければ、その先へは進めない。


さあどうする!?ノボルたちには、選択肢が示された。


1 カシラの言う通り、ラクシャーサ族と、ヤツハカ教団と手を組んで世界征服に転じる


2 ラクシャーサ族と戦って、打ち勝って、鍵と石板を手に入れる。

ただし現時点では勝ち目は薄い。ヘタをすると、本当にパーティー全滅で殺されて、こいつらのエサにされてしまうかもしれない。

そこで3番目の選択肢。


3 ここはいったん、鍵と石板を入手することはあきらめて、ここから逃げ出す。

よもや、これらの貴重なアイテムを処分してしまうようなことは、可能性としては低いだろう。

態勢を整えてから、また戦いに出向くなり、交渉するなりしてみる。


さあ、あなたならどれを選びますか!?


「うーむ、どれも全てを丸くおさめられるとは思えないが…。」



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