ヤツハカ教団の居城(2)
その日の朝食もまたまたカレーだ。朝からカレー、それもロースカツカレーとは…。
そしてさらに、ノボルはドーナツと、オレンジゼリーを朝食にとった。
「ごちそうさまー!」
ではいよいよ、キングスクラウン城、いや、今や魔城と化した『イービルヤツハカクラウン城』と奴らが勝手に名付けた城を、奪還というか、攻め落とすために、進撃を開始することにした。
城門の前。しかし城門の扉は開かない。
「ああ、くそっ!」
ノボルは開かない扉を蹴っ飛ばす。
どうやら侵入者を中に入れないために、鍵をかけてあるようだ。
しかもこの扉は、普通の鍵では開かない。
ある特殊な鍵でないと、開かないようだ。
そこに現れたのは、ヤツハカ教神官だった。
「ふはは!お前たちがノボル・シマウチのパーティーか!
我らの幹部クラス、そして教祖様にも、お前たちの情報は既に耳に入っておる!
やれーっ!奴らを殺った者は、出世間違いなしだ!」
ヤツハカ教神官は4体。
こちらは5人だが、シュール・リメは戦闘要員ではないので、戦えるメンバーは4人。
1人1体を相手にすればいい計算だ。
「くらえ!呪いの玉!」
1体のヤツハカ教神官が、呪いの玉をノボルに向けて放った!
この呪いの玉をくらったら、呪われてしまい、身動きがとれなくなる。
バシュオオオッ!
しかし呪いはノボルの前で弾かれ、かき消された!
「何っ!?なぜだ…!?なぜ呪いの玉が効かないんだ…!?」
実はこれこそが、ノボルが身につけていた新たなスキルだった。
敵の呪いの攻撃を無効にしてしまうというスキルだった。
「てええい!」
「!」
ズガッ!ザシュッ!
「ぐああっ…!」
ノボルはそのヤツハカ教神官を斬り倒す。
残るヤツハカ教神官は3体だ。
ザシッ!バシュッ!
続いてマルセロがもう1体、斬り倒した。
続いてリディアの攻撃。まずは杖による魔法攻撃だが、あまり効かない。
逆に神官の魔法攻撃。これはどうにかしのぐ。
「こいつらは、魔法使い系だから、魔法攻撃への防御は強いけど、直接攻撃には弱いってところね。」
リディアは今度はムチを振るう。
バシッ!ビシッ!
続いて、リディアは槍で攻撃!会心の一撃!
「ぐおおっ…!」
3体目を倒し、残るヤツハカ教神官はあと1体。
ここでその神官は短剣でノボルに攻撃!
1回、2回と、ノボルは短剣による攻撃をかわした。
「てええい!」
ズガッ!
またまた会心の一撃が決まった!
「やったぞ!やったぞ!」
この神官たちは息絶えたが、息絶える間際に情報を聞き出していた。
これを見たところ、ヤツハカ教団という組織は、並の組織ではなく、大手企業並みの巨大組織であるというのは明らかだ。
さらに聞き出したところ、このヤツハカ教団の魔城の扉を開く鍵は、
ラクシャーサ大陸の悪鬼の国に住む、ラクシャーサ族のカシラというのが持っているという話だ。
さらには、次の大陸への扉を開く鍵となる、石板の1つもまた、
その、ラクシャーサ族のカシラが持っているという。
その神官はそれを言い残して息絶えたが、ヤツハカ教団は巨大組織。
神官だけでも、数えきれないほどいるのではないか。




