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建築家シュール・リメ

その男は有名な建築家と名乗った。


「私の名は建築家、シュール・リメ。

しかしそんなことはどうでもいい。

なんだねえ、この町は、芸術の香りがしないねえ。

芸術はいいぞ。見ているだけで、心が洗われる。

これ以上余計なことを言うつもりもないがね。」


これを聞いて、ノボルは思った。


どうせこのまま待っていても、ミッテラン国王とシラク大臣は帰って来そうにもないし、この際だから、今のうちに建て替えておくかと。


「さあ、それじゃあ何を建てようか。

日本庭園でも造っておくか?」


日本庭園もいいけど、ここはやはり西洋風の町だから、西洋風の建物でいこうかと、いったんは思い直した。


シュール・リメが提案したのは、ここに美術館と、芸術の劇場を建てることだった。


「おや?おいおい、また劇場かよ、って、今思わなかったか?

確かに、島にもカジノの隣に劇場があるからな。」


どうしてそれを知ってるんだ?もしかして見てきたのか?と思ったノボル。これは心の中のセリフだ。


「今度の劇場は、クラシック音楽や、いやクラシックだけでなく音楽全般を楽しめるような劇場にしたいと、私は思っている。

それに演劇なども行いたいな。古典演劇とか、そうだな、歴史物とかいいな。」


どうやらこのシュール・リメという男は、本気でこの町を芸術の町にしたいようだ。


芸術といえば、うちの親も芸術には精通していたようだが、正直な話、僕には全くといっていいほど、芸術というものには縁がなかった。


なにしろ、きれいな花とか見ても、別に、だから何?って感じだったから。


ただ、うちの母は花とかに興味を持っていたようだが。


僕、ノボル・シマウチとしては、レアな武器、防具、装飾品、その他レアなアイテムを集めたいと…。


そういうものを集めて、そういう美術館というか、博物館、資料館みたいなのをつくりたいなと。


正直な話、ここまでは願望だけで、自分としては何もやっていない気がする。


その頃、空を見上げれば、魔物の群れ、そして、地上にもいつしか魔物の群れ、海にも、海の魔物たち…。


いったいこの状況で、自分には何ができるのか、それは自分自身で考えていかないといけないなと…。


「おお、そうだ。この頃、ヤツハカ教団の活動が活発になるにつれ、凶悪な魔物たちが増えているとか。

しかも、今までのものよりも強いものが出てきているらしい。

そうした魔物たちに苦しめられている地域が、この世界にはまだまだたくさんある。」


言葉ではなんとでも言えるが、果たして、どうすれば…。


「そういえば、ゲド村は…。

いや、あそこはもはや、村ではなく、ヤツハカ教団の拠点のゲド神殿になっているようだ。

しかしまずは、ここの城に立てこもっている、ヤツハカ教団の神官たちを退治してから、全てはそれからだ。」


なんだか、僕らに情報を提供して、アドバイスを送っているような感じだな、このシュール・リメという人物は…。



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