黒竜丸(こくりゅうまる)との戦い!
そうだ、昨日見た夢の話もしておかないとな…。
あれは夢だったのか、現実だったのかは今でもよくわからないが、あそこで黒竜丸と戦った時の腕の感触は、今でも残っている。
僕はどうにかこうにかダンジョンを通りすぎていく。
洞窟の部分に入ると、まっすぐな道が続く。地下通路のようだ。
そこからいったん地上に出る。また地下に入る。
何回か繰り返すと、そこからはひたすら上りが続く。
「はあ…、はあ…。」
これがジュウマンモジスウ山脈の上りの山道か。さすがにきついな…。
おまけに、小鬼やら、ザコ悪魔やら、ザコ敵がわんさか出てきて、あとは魔法使い系も出てきた。
「てええい!てやあっ!」
ザシッ!バシュッ!ズガッ!ブシャッ!
僕は次々と現れる敵の魔物たちを斬っていく。
「何匹斬ったらカタがつくんだよ!?」
どうやら、ここのボスを倒さない限り、ミッションに終わりはない。
上りの道が続いた後、そこはどうやら頂上のようだ。
そこにはボスの部屋に通じる入り口があった。
入ってみると、そこにいたのは、黒い馬の姿のボスだった。どうやらこいつが、黒竜丸というらしい。
すると突然、黒竜丸は、わけのわからないことを言ってきた。もしかしてこちらを挑発しているつもりか!?
「くそおおお!くっそおおおお!
今まで何人の者たちが、私を踏み越えていったことか!
もしかしてお前も、私を踏み越えて、その先へと行くつもりか!?」
何を言ってるのか、意味がわからなかった。
黒竜丸は今までに何度も、他の戦士たちによって倒されているというらしいが、
「なんか…、もっと手ごたえのあるボスは出てこないものなのか。」
すると黒竜丸は、
「お前たちのような失敗作が、世界の支配者気取りだと!?」
意味分かんないから、もう戦いを始める。
僕は拳銃を撃った。剣のスキルだけでなく、考えようによっては射撃のスキルも必要になってくるようだ。
ダーン!ダーン!ダーン!
「うぐおっ!」
それなりにダメージにはなったようだ。
黒竜丸は足で踏みつけてきた!僕はひらりとそれをかわした。
「おおっと!」
すると今度は、黒竜丸はテンション上げを行った。
黒竜丸はテンションを5上げた!
続いて僕がテンションを上げる。
ノボルはテンションを5上げた!
黒竜丸はテンションを20上げた!
ノボルはテンションを20上げた!
「よーし!」
僕はテンションを20上げたところで攻撃!
バシュッ!ズガッ!ズバッ!
「ぐおお…!」
ドシャッ…
黒竜丸を倒した!が、こうもあっさりと倒せてしまうと、逆に拍子抜けする。
「ああっ…、またもお前の勝ちか、所詮私は踏み越えられていく運命なのか…。
お前の勝ちだ!だが、この先にはもっとすごい奴が待っているぞ…。
ぐ、ぐふっ!」
黒竜丸は息絶えた。この戦いで莫大な経験値を手に入れ、僕は『はやぶさ斬り』『ドラゴン斬り』『魔神斬り』『ダブル撃ち』という必殺技を覚えた。
これでひとまず、ミッションクリア。
が、次の瞬間に僕は眠くなり、そのまま眠りに入る。
おそらく相当疲れていたようだ。ぐっすり眠るとするか…。
そして、翌朝目が覚めると、夜明け前のキングスクラウンの城下町の宿屋だった。
いったいあれは、夢だったのか、現実だったのか…。
ただ1つ言えることは、さっきの戦いの時の腕の感触が、この手にまだ、残っているということだった…。




