石板の間
「なんだろうな?この石板ってのは?」
『石板の間』には、石板をはめ込むための台が、たくさん並んでいた。
その配置は、そのままこの世界の大陸や島の配置であるようだ。
つまりは、石板を集めて、それをはめ込んでいくと、新たに大陸や島が姿を現すということのようだ。
それぞれはめ込む石板が決まっていて、決められた石板をはめ込んでいくと、ほのかな光を放つという。
まるでパズルのピースをはめ込んでいくような感覚だ。
手前の2つ3つの台には、もうすでに石板がはめ込まれているようだ。
1つ目は無人島、キングスリング島を表しているようだ。
2つ目は、キングスクラウン大陸。この2つの台には、最初から石板がはめ込まれているようだ。
そして3つ目は、レディーファースト大陸のようだ。
が、今のところ石板がはめ込まれているのは、この3つだけのようだ。
それ以外の台には、まだ石板は、はめ込まれていないようだ。
そして残る台は、17あるようだ。次の4つ目の台は、またも無人島のようだ…。
無人島もそうだが、この世界の大陸は、大陸といっても、都市国家が1つくらいあるだけで、
あとは広大な森林や山岳地帯や原野、あるいは砂漠やら湿地帯などが広がる、
いわば全くの未開の地となっているような大陸が多いようだ。
そう考えると、何やら気の遠くなる話に思えてきた…。
さて、このまま開拓を進めていくか、
あるいは、考えようによっては、時が過ぎるのを待ちながら過ごす、
何かしらの事態の進展を期待する、というのも、ありかもしれないな…。