第4話 高野奏太の中学時代
定期テストが終わり楽しい日々が戻ってくると高野は勘違いしていた。
転校生がうちのクラスにやってきた。
美女でもイケメンでも喜べそうな雰囲気が漂っていたが、来たのは高野にとって最悪の人物だった。
名前は 大山宏明
「どうも大山宏明です。このクラスでは高野くんと仲良くしたいです」
「ふざけるな」
「高野よろしく〜」
「カスが」
〜部室〜
「まさか大山の知り合いとはな」
「祥ちゃん、まずいよこの状況」
「高野先輩どうしたの?」
「海老原さん達は俺の事信用してくれるか?」
「もうとっくに信じてるよ、まぁテスト週間以外ね。」
「そんときはすいません...」
「で?何があったの?」
「それがな...」
〜中学3年の春〜
高野奏太は小学校からサッカーをしていた。
高野と大山がいた中学校の名前は玉ノ上中学校
巨大な校庭と校舎の良さがあり地域では人気だったのと勝手ながら私立と噂されていた。
高野は中学の時の好きな女子を振り向かせようと全力でアピールするためにサッカーを本気でやり主将にたどり着いた
しかし練習試合の時都合悪くゴールキーパーをやっていた大山が守備に付いていて衝突した。
高野と大山は謝ったが高野の体には異変があった。
走る度痛みは増え、走ることもシュートすることも難しいと判断した高野は接骨院に行きドクターストップをかけられた。
それにより復活ができないので3年で誰よりも早く引退をした。
それにより大山は自分が悪かったと勘違いをしてしまい大山は高野に声をかける。
『もし俺がお前の人生を揺さぶってたらそれ相応の責任は俺が取るし、お前の恋も邪魔する気はなかった。たがらひとつだけ言わせてくれ、本当に俺は悪くないんだな』
高野は持ち前の笑顔で大山を許してしまった。
そして次の日の朝下駄箱にて
(あれ?俺の上履きがない...)
最初は典型的ないじめが起きた
それからもいじめは起き続けるも、高野は誰にも打ち明けず、自分一人の事だ。と自分を責め、一人で捜査をした。
まぁ捜査は意味もなく、一瞬にして崩される。
サッカー部の連中が廊下で輪を囲っていたので久しぶりに声をかけた。
すると輪の中には女子がいた。
高野は気づいた。
いじめを受けていたのは俺よりも俺の好きな女子だったことを。
そこで高野は言う
『その女いじめんなら俺を殺すまでいじめろ、したらもうやめてくれ。俺よりもその子の命の方がよっぽど大切なんだ』
その女子は全力で首を振りつつこう言った
『私は何もしていない、私一人のせいよ』
...と高野は焦りながら追い討ちをかける
『あなたがいなかったら、僕はサッカーで何も出来ないし、無理して友達も増やせない。全てあなたのおかげです』
高野は昼休みになった時、サッカー部の連中に体育館倉庫に連れ出された。
「まさかお前が引き取るとはな」
大山はヘビのようなうなりまくった拳を高野の顔面に何度も浴びせ、やがて顔はパンパンに腫れていた
大山以外の奴らにもコーンなどの体育館倉庫にあるもので何度も叩かれた。
正直高野はなんも感じなかった。
屈辱も何も無かった。
高野は夕暮れまで気絶していた。
ゆっくりボロボロの体を起こし体育館倉庫から出た。
やはり既に外は暗くなっている。
そして高野は体育館倉庫の紙切れに気づく。
内容は
「お前の契約に乗ったわけではない」
そう書かれていた。
それにより高野は絶望した。
嫌な予想が合っていれば今頃高野の好きな人物は俺よりも酷いいじめを受けているかもしれない。
いじめを超えた殺害にまで達する可能性すらあった。
高野はボロボロの体、特に足を引きづりながらその人物のいるところに急いだ。
もちろん中には人影があった。
教室に電気をつけるとそこには首が釣られた女子がいた。
サッカー部の連中はもう既に高野の後ろにいた。
もちろんもう警戒されていなかったから話しながら高野の頭に鉄製のモップが振りかぶる。
高野は立つことも不可能となり崩れ落ちた。
もう血だらけで下手したら出血多量で死ぬ。
高野の前を通過しようとした大山の足をつかみ高野は隠し持っていたナイフを刺す。
大山は怒り狂った。
刺されたナイフをすぐにとったが大山はその場で倒れ込んだ。
高野は大山が外してくれたナイフをもう一度大山に刺し肉体をえぐりその他大勢にもそうしてやろうと近づく。
あいつらは恐怖を覚えその場を去った。
そして高野の好きな女子は顔はもう潰れていて足はしっかり取られていた。
心臓部分には理科室から取ったのか謎の注射器が刺されていた。
高野はもう一度大山の無惨な姿に目をやり、狂気的に笑ってやった。
〜部室〜
高野が話し始める
「だから大山がこっちに来たってことは1週間以内に同じことが起きるだろう」
次回
さよなら大山




