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愛に飢えてる化け物は運命を拒絶する  作者: ユミグ


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私の、天使様の動向は逐一バーナビーへ連絡している。

その情報の中で気になる事でも合ったんだろう。夕食にはバーナビーとルーシャンまでもが来る会となりました。

皆、挨拶をして座った後、早速バーナビーにお願いすることにしました。


「バーナビー、私ってこの国の事、まだ分かってないでしょ?」

「そうだな」

「だからね?横に助言として座ってて欲しいの」

「誰が」

「ディアブロ」

「「…」」


ディアブロは噂話なんかは耳に入れない。

けれど、貴族の動きは恐らく、バーナビーが思うより把握している。


「座れ」

「失礼致します」

「あのね?ここからはディアブロの言葉は私の言葉としたいの」

「ふむ…状況を見て考えよう」

「ありがとう!」


でもしばらくは私が話すことなんてない。

昼の茶会についてカーシュ伯爵が話の補足をしている。


「ディアブロ、先程のお茶会での間違いや抜けている言葉などがあれば口を挟んで頂けますか?」

「かしこまりました」


うん、これでいいだろう。

カーシュ伯爵の主観が混じる話にディアブロが入り込めば正しく伝わるはずだ。 





「相変わらずだな」


そう声を漏らしたのはバーナビー。

アデルフェル家は厄介なのかな?


「私の生まれによく思っていない方々なのです」

 

私の疑問にも答えてくれるのか。 

   

「私は不気味なので」

「どこが?」

「分かりかねます」

「存在が不気味だという事ですか?」

「はい」  


存在………不気味?ディアブロが?

んー………不気味とディアブロって相反しているというか、なんかその言葉は間違いな気がした。

 

「やれそうか」    


ここでは新顔のディビシー男爵にバーナビーが問いている。


「……もちろんでございます。名誉ある任、必ず遂行してみせましょう」

「「「…」」」


その言葉にバーナビーとルーシャン、カーシュ伯爵が疑問…というより困惑しちゃってる。

まぁ、それもそう。

ディビシー男爵って最近まで反国王として色々と画策してた人間だし。それを見過ごしてたのはあまり大きな事にならないと判断した人達のお陰でその首はあった。

だからね?んふ♡その団体を潰しておいたんだよね。ぐっちゃぐっちゃに。

一つの貴族には家と服、装飾、書類、今を、生き残れる手法を全て潰して失くした。

一つの貴族には淫魔数人が気に入ったみたいなので、廃人になる一歩手前まで今も弄ばれている最中。

一つの貴族には家族の命と逃亡に必要な金。どちらを選ぶ?と選択肢を与えた。きっと今はどこかの国で逃亡生活を送ってるだろう。大事な書類は盗ませてもらったけど。

その反抗的な貴族達の書類を全て持ってディビシー男爵の元へ行った事がある。

今までのは全て私の所業で、今からディビシー男爵の元にも不幸が訪れてしまうかも…と伝えたらあっさりと私の駒として動く事を選んでくれた。だからまぁ、うん、そんな訳だから警戒しないでいいよー。城内をさっぱり綺麗にするのが私の役目の一つでもありますからね。

煩いモノたちはとりあえず排除か、私の駒になってますよ。

ディビシー男爵は能力があったから残しておいた。目的さえ変えれば有能な人間になるよ。この国のね。


「まさか貴様からそのような言葉を聞けるとはな」

「ははっ!天使様が現れて下さったのだぞ。戯言で遊んでいるべきでないと気付いた」


様子見か。なんて誰も彼もが思いながらも、話を先に進めるようだ。


「任された仕事は二人に請け負わせる。良いな」

「はい」「お任せ下さい」


それが正しいのか分からない。 

今は力が殆ど使えないんだから誰かの手を借りるしかないのだ。


「ディアブロ、二人が仕事を請け負う事は正しいですか」

「間違いでしょう」

「「「「「「!」」」」」」

「その間違いを教えてください」


やっぱりディアブロは国政が出来る程の男だ。


「カーシュ伯爵の手の内にある人間を二人、選定し、その者たちとディビシー男爵が動いた方が良いかと」

「カーシュ伯爵は」

「他の任を、相応しいと思っております」

「聞いてもいいですか?」

「領地に戻り、何故か更地になっている領地との合併を進める事が正しいかと」


やはり見通せる男だ。


「それならば私はどう動いたらいいでしょうか」

「………毎日どこかへ顔を出し、街歩きを頻繁に続けるべきでしょう」

「天使様の効果が薄れないようにですか?」

「…」

「分かりました。バーナビー」

「ああ」

「私はディアブロの意見に賛成です。とても理に適っていて適切だと思います」

「………すこし考えよう。時間はかけぬ」

「「「「はい」」」」


意見交換も終わったところなので、退散します。


「浮け」

「…」


無言で…!無言で貫き通させて頂きます!


「うあっ!?」


どうしてかディアブロに片手で抱き上げられました。


「これから毎日やる事がありますので、眠れる時は寝ておいて下さい」

「う……、う、ん、……」

「…」


やっぱり熱すぎる体は、もう夢を見せてくれているんだと錯覚してしまう。





「デズモンド、さ……ま……」

「…」

「なま、えを、なまえだけ、で、いい、から、よん、で?」

「…」

「デズ、モン、ド、………さ………」

「……………………ヒナノ」


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