5.更に5年費やした結果よ
ちゃお~(* ̄∇ ̄*)ノ
竹乃だお、まる
脚が疲れてて萎えてまっす。あとあっちい
あっちいのは嫌いです!
それは兎も角、今日は短めよろし?
れっつごー
どもっす、マーヴっす。体は12歳、心は30歳っす。
姉様達が卒院して5年経った今、魔法使いになりました。
心の涙が溢れてきちゃう。
前世彼女居ない歴=自分の年齢。
つまりはそういうことだ。
ん?どういうことだって?
うるせぇ…察しろ。
さて、今年で俺達は卒院だ。エリーゼとラヴィは俺と一緒に卒院してくれるらしい。なんて可愛い妹達だ。お兄さん嬉し涙で目が曇っちゃう。
それはさておき、俺達の卒院後は冒険者になるつもりだ。前世では忙しくて観光なんて全くできなかったからな。とりあえず旅をする上で便利なのが、冒険者のギルドカードだ。これは大陸共通で使えて、冒険者ランクが上がれば上がるほど優遇される。ランクは最低のGから最高のAまである。
ん?Sランクはって?あっはっは。人外さん達はランクなどないのだよ。その代わりに二つ名がつく。この二つ名はギルドカード用だからステータスには記載されない。二つ名持ちのギルドカードはミスリルで作られて、Aランクは金、Bランクは銀、Cランクは銅、Dランクは鋼、それ以下は鉄製だ。俺も人外さんだったのでミスリルカードは持っていた。ミスリルカードを持ってるやつをミスリルにちなんで魔銀様と呼んでいた。
二つ名も個性的だったな。『炎神』とか『凶賢者』とか『ヴァルキリー』とか。俺の場合『軍喚師』だったな…。ああ、そのうちわかるよ。
一先ず俺達の目標は、Dランクにたどり着くことだ。俺達の年齢でならDランクあれば十分だし、比較的信用度がある。まぁ俺達三人が自重を捨てれば人外さん行けるだろう。
あ、そう言えばエリーゼが陣式魔法覚えた。ラヴィの陣式魔法の練習をしていたら、ばったり会っちゃって教えを乞われたんだ。エリーゼ(当事7歳)がどうやって俺の結界見破ったのだろうかと思ったら、ステータスのパッシブスキル欄に魔法・魔術看破と演算処理速度高速化Lv1があった。
なんてレアスキルをと思ったものだ。というか普通の人間かと思ったら全然違った。レアスキル多数のチート娘だったよ。
因みにこんな感じ
ステータス()内は隠蔽中
名前:エリーゼ・アル・ハイベルン
年齢:11
種族:ヒューマン
ジョブ:捨て子
魔力:614289
筋力:45
素早さ:58
器用さ:76
生命力:561
パッシブスキル
・魔力極大
・魔力消費半減
・魔法効果・威力絶大
・演算処理速度高速化Lv5
(・魔方陣構築速度高速化Lv5
・記憶書籍化Lv3)
・魔法・魔術看破
アクティブスキル
・空間把握Lv4
・魔力貯蓄Lv3
・アイテムボックスLv6
魔法適性
・光属性魔法Lv3
・空間魔法Lv5
・破壊魔法Lv1
加護
・天神の加護
称号
(・元勇者の妹(仮))
・天ノ魔女
こんな感じだ。特に天神の加護がついているのは驚いた。あのやろう(天神)この状況見てんだろ絶対。
あ、天神にはこの世界に来る前に会ったからな。なんか軽いやつだったよ…。
さて、エリーゼのことだが、どう見ても魔法使うために生まれましたっ!ってステータスなんだよな。狙撃教えようかな。5000m級の狙撃を可能とするチャージボムレーザー辺りをば…。媒体は確か持ってた筈だからそれを使わせよう。形状は超長くてゴツい超長距離ライフルだ。長さが3m有るからな。あとカートリッジで陣式を変えられるから便利だ。順序としては、構築→チャージ→標準を合わせる→トリガーを引く→光属性の着弾と同時に半径2kmを蒸発させる。チャージを抜いても半径1kmは吹っ飛ぶ壊れ武器だ。
前世で使った時は、魔王の部下が勝手にヘカントケイルを召喚して、それの処理に使った。あのときはわざわざ魔王がお忍びで来て処理を頼まれたのだ。魔王のやつ怒ってたな。
ああ、魔王は意外と面白いやつだったぞ。時々泊まってる宿に元の世界のことを聞きに来てたし。勿論お忍びで。魔王自体は若かったからな。俺と同じぐらいだった気がする…。
魔王のやつ、最期妙にしおらしかったな。何があったんだろうか。「私のことは気にしないでください」って微笑んで逝ったし。
それはさておき、今は卒院式の最中だ。最後のありがた~いお話の場面な訳だが、クソ司祭の話が長いこと長いこと。半分の奴等が寝てやがる。ちな俺とエリーゼとラヴィはちゃんと起きt…あれ?ラヴィさん?目が閉じてらっしゃいますが…?
ま、まあいい。クソ司祭の話が長いのがいけない。うん、そうしておこう。
~20分後~
「では在院生の皆さん、卒院生に祝福を」
や、やっと終わった…。俺もなかなか限界だったぜ。現在生きてるのは俺とエリーゼとその他5人だけだ。クソ司祭恐るべし。
在院生の奴等の声も少ししか聞こえない…。寧ろよく起きてた。
「今年もほぼ全滅ですね(笑)」
悪びれもなくクソ司祭が言ってやがる。そう思うならもっと短くしろよ。てか今更だが、結局俺に服は女物のまんまだ。確かに12歳にもなって女の子っぽく…まて。何故男の子っぽくならんのだ。おかしいだろ。俺は男だぞ。ほんとに男だよな…?
最早自分を見失い掛けている俺を無視して、最後の挨拶は終わった。
さて、これからは自由の身だ。とりあえずラヴィを起こさなくては。
「ラヴィ、起きてください。終わりましたよ」
「ん…あ、え?」
「なにを寝ぼけてますの?もう卒院式は終わりましたわよ」
「あ…は、い。ふぁあ…」
小さな欠伸をしているラヴィを連れて、みんなの部屋に戻る。俺の荷物は割りと少ない。必要なものはアイテムボックスに容れてあるからな。
エリーゼもアイテムボックスに容れているようで、ほとんど手ぶらだ。因みにラヴィの荷物は俺のアイテムボックスの中だ。
門前に行くと、見送りと卒院生で賑わっていた。
「マーヴ姉様また会いましょう」
「マーヴお姉ちゃんまたねー」
「マーヴ姉様ぁ"ぁ"」
etc…
「結局僕は女の子のままですか…」
「い、いいと思いますわよ?」
「(こくこく)」
これはどう反応すればいいのだろう、という感情がひしひしと伝ってきまふ。悲しいね、マーヴ。
「姉妹3人で冒険者とは、気を付けて下さいね、特に男には」
「ご忠告ありがとうございます。あと僕は男です」
「そうでしたね、忘れてました(笑)」
やはりこいつは一度〆るべきだと思う。
「これは少ないですが餞別です。初期費用に使ってください」
そう言いながらお金の入った袋を渡してくる。重さと貨幣の大きさからして銀貨20ほどと言ったところか。
「ありがとうございます」
「いえいえ、では気を付けて、元気で暮らしてくださいね」
「はい、今までありがとうございました」
「ありがとうございます」
「あり、がと」
何故かこいつと別れるのは悲しみを感じない。何処かでまた会いそうだしな…。
さて、別れも済んだし行きますか。
そして俺達は冒険者ギルドへ向かった。
バ○ス!
っていう魔法を作ってみたい。対空中要塞崩落術式みたいな。
え?いきなりどうしたんだって?
ただの思い付きに決まってんだろ!?
仕事途中にふと考えて制約とか色々考えちゃったw
あ、次回女の子増えます。以上!
ばいちゃノシノシ
|ω・)ノシノシ