3.ハーフヴァンパイア少女の気持ち
ちゃお~(* ̄∇ ̄*)ノ
おひさしぶりでせうか、なんか結構書いた気がします。
今?
すっっごく眠いっす。たぶん文章が変になってるとこがあるかもです。見直しはしましたけど。寝ぼけ眼でやったんで自信ないです。はい。
それはともかく、今回はラヴィ視点です。因みにラヴィちゃんは作者のお気に入りだったりします。赤髪に青目っていいと思うんです。白髪金眼の次くらいに。
え?今回前書き長い?
ごめんごめん、あとは後書きにて
3.ハーフヴァンパイア少女の気持ち
どうも…ラヴィ、です。
喋るのは、苦手です。でも、頑張り、ます。
…は!これ、思考、です。口調、関係ない、です。
たぶん、読みにくい、と思う、ので、普通に、話し、ます。
私が孤児院に来る前は、お母さんと二人暮らしでした。お父さんはヴァンパイアという種族で、私が生まれた後に祖国とその隣の国で起きた戦争に参加して命を落としたらしいです。なのでどんなお父さんだったか知りません。
それからは、お母さんと暮らしていましたが、お母さんは病気がちで、お父さんの遺してくれたお金も薬代とかで、2年ほどで底を尽きてしまいました。そこからはお母さんが体に鞭打って仕事をしてお金を稼いだものの、私が3才になる頃には、お母さんはもう動けなくなってしまいました。
お母さんが動けなくなって数日経つと、ハーフエルフの司祭さんがお家に来ました。司祭さんはお母さんといくつか言葉を交わすと、『準備が出来次第、迎えに来ます』と言って出ていきました。
その日の夜、お母さんが寝る前に『生まれてきてありがとう。でもごめんなさいね』と言って頭を撫でたあと眠ってしまいました。私は、その時、よく解らずに寝てしまいました。
朝起きると、お母さんが冷たくなっていました。
今なら、最後の言葉が無事生まれて来てくれた感謝と、これから見守れない謝罪だったのが分かります。
お母さんが死んだその日は、哀しくてずっと泣いてました。そして、ちゃんと喋ることが出来なくなりました。
お母さんの身内や他の大人の人は、私を吸血鬼の子供だとか悪魔の子供とか言って引き取ろうとしませんでした。子供のたちも真似して悪魔や吸血鬼と言ってきます。
夕方、昇魂の儀でお母さんが棺ごと燃やされるのを見ていると、後ろから声が懸かりました。
「準備は出来ています。私と一緒に来ますか?」
振り向くと昨日の司祭さんが居ました。
「は…い」
日が沈み始めた頃、司祭さんに手を引かれてやって来たのは、郊外にある孤児院でした。
そこは、優秀な魔術師を排出することで結構有名な所でした。
私は一応ハーフヴァンパイアなので、種族特性で闇属性魔法の適性はあるはずです。魔力値も高い方だとお母さんも言っていたので、大丈夫だと思いました。
でも、大広間に入った瞬間怖くてどうしようもなくなりました。子供達が一杯いたからです。また、たくさん嫌なことを言われるのではないかと怖がりながら司祭さんに付いていきます。
「はい、皆さん。この子が新しく入るラヴィです。人見知りな子なので、優しくしてあげて下さい」
「「「はーい!」」」
大きな声でビックリしてしまいました。
子供達は殆どが人族で、他種族の子は殆ど居ませんでした。いてもエルフや獣人のハーフぐらいで、流石にハーフヴァンパイアは…あ。
人混みの外でこちらを見ていた白髪紅目の美少女に目が止まりました。一目で彼女もハーフヴァンパイアだとわかりました。同族には同族が分かるので、向こうもこちらに気付いていたようです。
気付いたら、その美少女に駆け寄っていました。美少女の方は驚いたような顔をして居ましたが、構わず抱き付きました。
抱き付いて解ったのですが、男の人でした。でも同族が居たことに心が安心して、そんなことはどうでもよくなりました。
司祭さんが何か言っていましたが、もう気になりませんでした。
気付くと朝になっていて、昨日抱き付いた美少年の顔が目の前に有りました。見た目は美少女なのに、本能はこの人は男の子だと告げています。どうして女の子の衣装を着ているのでしょうか。
美少女のような顔を見ていると、ふと違和感を感じました。昨日は白髪だったのに、今は淡い紫色をしているのです。何故かなと思っていると、耳を見てエルフの血も混じっていることが分かりました。私よりも長くて尖っていたからです。
周りを見ると、女の子ばっかりでした。なぜ男の子がここに居るのでしょうか。謎は多いです。
暫くすると、何人か起きてきました。起きた女の子がヴィーちゃんおはよーと言ってきました。
何とか挨拶を交わすと一人の女の子がやって来ました。
「ラヴィっち、マーヴ起こすの手伝う」
「あ…は、い」
美少女の名前はマーヴ様というらしい。
「マーヴー、起きるー」
ゆっさゆっさと揺さぶるが起きない。
「マーヴ、朝弱い。めんどー」
「え…あ、うん」
「…ひっさーつ、聖十字固めー!」
「にぎゃーーー!!」
何があったかは言えません…。
マーヴ様も起きられて…あれ?なんかシニカケテル!?
「あー、だいじょーぶ。再生する」
「フィリア姉様…朝はできるだけ穏便にといつも言っているではありませんか…」
「起きないマーヴが悪い」
「…言い返せない」
「だい、じょうぶ、です?」
「ん?あぁ、大丈夫ですよ。ふぁ~」
マーヴ様はまだ眠そうです。
「ラヴィっち、マーヴ連れてきて」
「あ、は…い」
未だ寝ぼけ眼のマーヴ様の白い綺麗な手を引いて、フィリア?姉様の後に付いていくと、食堂のようなところに出ました。
「おはよー」男の子1
「おっはよー」女の子1
「フィリア様、おはようございます」男の子2
「フィリアおはよー」男の子3
「おはよーなのです!」女の子2
「お兄様おはようございます」女の子3
食堂に入ると、既に来ていた子供達から挨拶が来ました。…何故でしょう、触れちゃいけない気がしました。そんなことよりもです。何故かはわかりませんが、ちょっと怖くなってしまってマーヴ様の後ろに隠れてしまいました。
「おっはーv」
「…おは、よ…」
マーヴ様の後ろからですが、何とか言えました。…マーヴ様はなにも言いません。どうしたのでしょうか。
「くかー」
しあわせそうに立ったまま寝てらっしゃいました…。
「ひっさーつ、剛龍凱旋門固めー!」ゴキャッ
「アギャーーー(ry!?」
「お兄様!大丈夫ですの!」
私はなにも見てません。周りの子供達は、一人を除いていつものことと食事を再開していました。ただ、体って不思議だなって思いました。
…このマーヴ様の介抱をしようとあたふたしているお嬢様言葉の金髪ロリは、私より1年前に来たマーヴ様の妹的存在らしいです。何故でしょう、その時とても不愉快な気持ちになりました。
あちらもこちらに気付いたらしく、じっと見つめてきます。私とあの子の間で火花が散りました。
あの子の名前はエリーゼという名前です。元々、貴族の娘だったそうですが、家が没落して夜路頭に迷っていたところ、夜の月見飛行をしていたマーヴ様に見つけてもらったそうです。
当事3才とは言え、貴族の家系だったため教養は受けていたそうです。夜の恐怖でただでさえ怖いのに、そこへ吸血鬼姿のマーヴ様が音すら一切発てずに現れたのです。私でも驚くと思います。
そのあとは朝方になるまで一緒にいてあげて、司祭さんが起きる前に孤児院まで連れていったそうです。
半年ほどは一緒にくっついていたらしいですが、徐々に物陰からマーヴ様を見るようになったそうです。
ふっ。私は離れませんよ。
そんなことはさておき、気付いたらマーヴ様が朝ごはんを食べてました。
寝ながら…
マーヴ様は器用な方です。大体のことは苦もなくこなされます。その中でも、魔法に関しては凄い知識を持ってらっしゃいます。
あるとき、私が魔法についてマーヴ様に聞きに行ったとき、マーヴ様が陣式魔法について教えてくれました。
マーヴ様がやった魔力抽出と添付を真似して何となくやってみたら途中まで出来ました。それを見てマーヴ様は驚いていました。陣式魔法は殆どの人がやりたがらないらしいですが、私は結構気に入ってしまいました。マーヴ様は陣式魔法が使えることを隠しながら教えてくれました。陣式魔法は今、殆ど使う人が居ないらしく、秘密にするように言われました。
今では、初級の陣式魔法は殆どできるようになりました。マーヴ様が仰るには、私は陣式魔法を使う条件を満たしているとのことです。速くマーヴ様に追い付きたいと思いますが、差があり過ぎるのか全くマーヴ様の底が見えません。そしていつか、マーヴ様の隣で歩いて行けたらなと思います。
日が暮れるとマーヴ様のお姿が変わります。藤色だった目は紅く、髪は白に近くなり、背中から翼が生えてきます。これが精魔混合の特徴らしいですが、あまりエルフとヴァンパイアのハーフは見ないのでよくわかりません。
それはともかく、みんなが寝てしまうと夜は私たちの時間です。私は昼間に結構活動しているのでそんなに長く起きていられませんが、マーヴ様は朝方まで起きてらっしゃることもあります。そのせいで朝は大変なのですが…。
私は気がつくとお布団でマーヴ様に抱きついて寝ているので、出来れば治したいところです。まぁ、私が治ったところでエリーゼが反対側で同じような感じで寝ています。これでは余り意味がない気がします…。
さて、今日も一日が始まります。先ずはマーヴ様を起こさなければなりません。
「ひっさーつ、龍神脛凹固めー」
「あがぁぁぁあああああ(ry」
今日もフィリアさんは容赦ないです…。
うぇ~い。眠い。
さて、作者のお気に入り組合せランキング
1位
白髪紅眼
2位
白髪蒼眼
3位
紫髪金眼
4位
白髪金眼
5位
赤髪青眼
6位
赤髪金眼
7位
黒髪紅眼
8位
黒髪金眼
9位
黒髪黒眼
10位
藤髪藤眼
となります。
全部ゲームで使ってるので、使用用途が多い順でもあります。オッドアイも好きですが、その場合は白髪右金左紅一卓なのでランク外です。
この眠いのに寝れないテンションのせいでおかしくなってます。仕事だりぃ…。
今のは忘れてください。とりあえず作者の打ち間違いが多くなってきたので寝ます。お休みなさい。
ばいちゃノシノシ
|ω・`)ノシ