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19.勇者と元勇者

ちゃ~お…



ちょっと精神的に弱ってるので短めです。すいませんm(__)m


19勇者と元勇者




あれから数ヶ月、月花のメンバー+臨時雇われメンバーと公爵御一行は王都へと向かっていた。


「………」


「…………」


「……………」


「………………」


公爵専用馬車の中は静寂に満ちていた。



イザベル・オド・シャルウィード 公爵


セリカ・ノルン メイド長


ルーク・ザイリッツ 筆頭執事


マーヴィラス・アルフィア 冒険者[藤色の死神]


朧 闇聖霊



誰1人として喋らない。話す内容が無いわけではない。ではなぜか。


マーヴは、ウィル・コネクトを偵察に出ているメリアと冥に繋ぎ、周辺情報の採集を。


朧は、マーヴの肩で睡眠中。


ルーク筆頭執事は、魔力ソナーでの周囲の警戒を。


セリカメイド長は、公爵閣下が何か指示があるまで動けない。


シャルウィード公爵は、…単に喋る相手がいないだけ。






「のう、マーヴよ」


「はい、暫しお待ち下さい…………了解しました。そのまま続けてください。申し訳ありません。お待たせ致しました。それで、如何なさいましたか?閣下」


ウィル・コネクトで道先の状況を探っていたマーヴに公爵から声がかけられた。


「妾は…………………………………暇なのだ」


もんのすごい溜めが入った。こりゃ相当みたいだ。


「…えー、その件に付きましては、私めに言われてもどうすることも出来ないのですが」


「むぅ、…そこな闇聖霊。朧とか言ったか。何かないのか」


俺が相手しないと悟ったのか、右肩の上でだらけてる駄蛇に話を振ったようだ。


「特にないのでパスなのね~」


我らが蛇の置物は一切容赦なかった。


「………マーヴよ。そなたの契約聖霊が冷たいであるぞ」


「…いずれ鷹の光聖霊の餌に致しますのでご容赦いただきたい」


「みょ!?それは頂けないのね!?」


「そこまでせぬともよい!」


「ああ~公爵様の方が優しいのね~」


「ふふんっ♪そうであろ~」


見た目、蛇と喋る公爵。シュールである。




イザベル・オド・シャルウィード


彼女は喋り方こそ古くさいが、未だ19歳という若さである。が、彼女自身Aランク冒険者の資格を持ち、幾多もの戦場やモンスター殲滅戦に赴いている強者である。


得物は彼女の2倍近く長い戦斧で、付いた渾名が[剛風の公爵姫]。


これで公務も出来るのであるから、マーヴからの印象は、できる脳筋である。



えー、話を進めよう。


我々は、大した脅威もなく順調に進んでいる。まぁ、たまに待ち伏せ野党や他国の刺客、A級モンスが10頭程しか出てない。極めて平和な旅である。


この人の運凄い。どっかのA級クランなんてS~SSSばかりと鉢合わせするもんだから、おちおち景色を楽しんでなんかいられない。


「のう朧よ、マーヴのやつ遠い目をしておらぬか?」


「あー、うん。彼もきっといろいろあったのねー」


向こうで蛇と閣下が何かを言っているが気にしない。俺は景色を楽しむのだ。



▲▽▲▽▲▽▲▽▲




あれからホントに何事も(マーヴ視線)なく、平和な旅だった。しっかし、月花メンバー以外の護衛をしていたA~Bランク冒険者は疲れ果てている。なぜだ。


「あー、マーヴ様、野良とは言え、ドラゴンの襲来は彼らにとって相当の負担になったと思いますが」


へこたれている臨時雇われメンバーを見ていると、いつの間にかサヤが後ろに立っていた。俺でも気付けないとは…冥に弟子入りしただけあるな…。


「…そんなにですか?」


「彼らはまだ人間ですので」


「時々思うんですけど、サヤってまだ人間ですよね?」


「半分人間ですよ」


「…はい?」


あれ?おかしいな?こないだステ見たときはヒューマンになってたハ…ズ…。


「3ヶ月程前に、天神ソル様から『君、今日から半分神ね』と、恩恵を強制的に受け取りまして、デミゴットになりました」






………………なにしとんねーーーーーーーーーんッッ!!!






王都にドラゴニック・ロアなみのツッコミが轟いた。




「はっ!?ちょっと神界行ってくる。第38式神界転位」


つい、やらかした神にキレてしまった。急がねば。



固まった周囲に目もくれずに、マーヴは神界へと急ぐのであった。



「マーヴの今の慌てようは、世界的にヤバい類いのやつなのねー」


「そ、そこまでヤバいものだったのでしょうか!?」


「え?この惑星終わっちゃうんですの?」


「ま…じ?」


「冥さん…最近マーヴ様が冷たいと思うんです…」


「雅ちゃん…それ私も同じ気持ちですぅ…」


「「はぁ…」」


「こう…この神獣とドラゴンは一切ぶれませんよね…」


「ええっと、因みにどのようにヤバいのですか?」


「主神は、従属神とその産み出した創造物からの殺傷は不可能なのは知っているのね?」


「ええ、神学論の序章に書いてありました」


「これは聖霊、精霊界と神しか知らないことなのね。数多いる種族の中で、この世界の主神を殺傷できる存在が一つだけあるのね」


「ま、まさか…!?」




「そう…デミゴットなのね」






なんかすいませんm(__)m


改稿するかもしれないです。

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