-1.時代の終わり
ちゃおー(* ̄∇ ̄)ノ
竹乃でござんす。小言はあらすじにだいたい書いちゃったんでー、話すことないっす。
んじゃま序章どぞ
ー1.時代の終わり
血の海
その言葉でしか表せないような光景が広がっている。
自分もその中の一つになろうとしている。
目の前で共に戦った親友が泣いている。
親友の右手には剣が握られていた。
その剣は青白く、神々しく輝いている。
名は聖剣エルス。
俺の剣だ。
今、その剣は半分以上が俺の胸に刺さっている。
親友が裏切った訳ではない。
では何故か。
地面に膝を附いている僕の左手で握っている剣が原因だ。
赤黒く、禍々しい雰囲気を纏っている。
名を魔剣デルート。
魔王の剣だ。
別に俺が魔王な訳ではない。魔王はさっき殺した。
では何故魔王の剣を持っているのか。
勇者は聖剣エルスでしか
魔王は魔剣デルートでしか
殺せない。
普通逆だろ。
最初聞いたとき思った。
でも事実だ。
この二つの剣は勇者か魔王ならどちらでも使える。
親友がさっきから「すまない」を連呼している。
俺が死ぬのは予定通りのはずだ。俺も了承した。
余りにも強大な力は世界に影響を及ぼす。
ならどうするか。
─── 消してしまえ ───
それが王の決断だった。
魔王を倒した後、親友に勇者の称号を譲り、聖剣を渡した。
彼の子孫は、勇者の家系として繁栄するだろう。
もう首からしたの感覚がなくなってきた。
「後は…たの…んだ…」
「…ああ、頼まれた」
泣きながらもちゃんと答えてくれた。
「イケ…メン顔が…だいな…し…だぞ?」
「もう喋るな!もう…手はないのか?これしかないのか!?何が聖騎士だ!友の一人も救えないなんて!」
「うる…せえ。これで…いい…んだよ。あ…の馬鹿(王)…は…心配性だ…から…な」
「う…くっ…。剣はどうするつもりだ」
「一緒に…もってい…く。抜いて…くれ」
「ああ…」
ズチャ
俺の胸から大量の血が出てくる。
親友は俺の右手に聖剣を握らせると、離れていった。
朦朧とした思考の中で、禁忌魔法の『デリート』の構築を開始する。
「構築開始」
媒体は自分の血。
範囲は自分から半径5m。
使用魔力量は、自分の現存魔力全て。
紅い円形の魔方陣が現れ、俺を中心に回わる。
回る魔方陣の上に時計が表れ、俺を中心軸に針が回りだす。
零時に近づくにつれて紅い光が強くなり、俺を包む。
─── 零時 ───
「消失魔法『デリート』起動」
紅い光に呑まれて、別の世界から召喚された哀れな少年と、双振りの希望と絶望を振り撒いた剣は、この世から一旦姿を消した。
はいはーい!今日も今日とて平和です。
じゃーなくて、この物語り、以外と早く更新するかもしれません。
もちろん!そんな気がするだけ。
とーゆーことで、
ばいちゃ~ノシ
|^ ̄) (・ω|