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書き慣れてないので見苦しいと思いますが読んでいただけたら幸いです。


アドバイス、感想よろしければおねがい致します。

公安5課


「本当にお前の行動は国の為になっていると思っているのか?お前の正義はどこにある?」

ビルの最上階で一人の男が叫ぶ

女は答える「それでも私は私の正義の為にあなたを倒す…」

その瞬間一発の銃弾は男の心臓を貫いた


警視庁公安武通常4課まであり主に暴力団、共産主義、危険思想の持ち主を監視する日本の国家機関である。決して表にはでない

謎に包まれた国家機関警視庁公安部。通常4課までしかないと言われている公安部に暗殺を目的とした公安5課が存在する。その

存在を知るのは一部の上層部のみであり同じ公安でも5課を知るものは少ない。そしてこの公安5課に新任として配属されたのが

この物語の主人公倉本千穂である

その日は突然やってきた


「なんだろ呼び出しって」


突然の呼び出しに緊張する

「失礼します!」

扉を開けて入った先は署長室

署長「ぁぁごめんね呼び出しちゃって」

やさしく声を掛ける

「まぁ座って」

「今日来てもらったのは君の人事移動の件なんだよ」

「人事移動ですか?」

「そうそう君は警察学校を優秀な成績で卒業したらしいね」

確かに千穂は警察学校の中でもそこそこ優秀な存在だった。勉強だけはでき運動もそこそこいけたお陰で4位と言う好成績で警察学校を卒業した。

「そんな優秀な君に人手不足の本庁からお呼びがかかったんだよ」

「ほんとですか!」

千穂は叫ぶ

「どんな部署に配属になるんでしょうか!!!」

机に身を乗り出して署長に顔を近づける

「まぁまぁ落ち着きなさい…」

「すいません…うれしくてつい…」 

顔を戻しソファに座り直す

「まぁ明日から本庁にいってもらうからそのつもりでね

「えっ…明日からですか?」

急な話ではあったがこれでキャリアの道を進めると思うとなにも不安に感じなかった

この私が本庁に…ッ!

千穂は高校卒業と同時に警察学校へ入学した。

小さい時から市民を守る警察に憧れて進路も迷わず警察官を選んだ

通常本庁勤務が許されるのは大卒かつ警察学校で優秀な成績を収めたものだけであり千穂のケースは特例中の特例だった。



次の日…本庁の受付に呼び出しの件で来たと話すと部屋に案内された。

「こちらでお待ち下さい」

言われたとおりにイスに腰掛けて待つ。

数分後一人の男が部屋に入ってきた。

「君が倉本千穂君だね。」

「はい」

「私は警視庁管理官の狩野だ」

いかにもエリートといった感じの中年の男性だ

「手短に話そう君の新たな配属先は公安だ」

「え…どういうことですか?」

 千穂は思わず聞き返す。

「君は今日から警視庁公安部で働いてもらう」

「でも私はいままで生活安全課で仕事をしてたので公安とかよくわかんないですが…」

「心配はいらない公安は難しいイメージがあるがみんな最初は未経験者ばかりだ」

「君もキャリアの道を行くなら公安は入っといて損はないと思うよ」

狩野は気軽に話す

「そうなんですか…」

考えてみれば警察学校を優秀な成績で卒業した私が公安にスカウトされるのは不思議じゃない

ここでキャリアを積めばもっと上にいける!

千穂はそう考えた

「わかりました!私公安に入ります!」

「そうか!」

狩野はそう言ったあと表情を変え

「一応公安に入るということは守秘義務や辞職できないなどの誓約が君に課せられるがいいかね」

と聞く。

「わかっています!私まだなにもわからないけど頑張ります!」

「ならこの書類にサインと判子を押してもらえるかな?」

差し出された書類に千穂は迷わずサインと判子を押した。

「おめでとう!君はこれから公安警察の一員となった!働きを期待してるよ!」

男は満面の笑みを期待浮かべながら千穂と握手をする

「配属先は追って知らせるから今日は帰っていいよ」

そう言われたので千穂は深々と頭を下げ警視庁を後にした。

千穂が帰った後男はある所へ向かった…

そこは警視庁の地下入れる人間が限られる場所である。

そこにある一室…そこに公安5課は存在する。

ドアを開け狩野が中に入る

「人員補充者の履歴書ですみといてください谷川さん」

机の上に置く

谷川「やっと人員が補充されるのか…」

タバコに火を点け履歴書を手に取る

狩野「そうですよ、まぁ一名なんですけどね~」

ソファに腰を掛ける

谷川「谷川千穂23歳…柔道三段…」

谷川「生活安全課……なんかの冗談か?」

狩野「まぁまぁ警察学校でも成績優秀でしたしなによりやる気がありますよ!」

狩野が笑いながら話す

谷川「やる気だけで過激派やテロリストと撃ちあるワケがないだろう…こっちの要望と全然違うじゃねぇか!」

声を荒らげ狩野を荒らげ睨む

狩野「睨まないでくださいよ…どこも人出不足でねぇしょうがないんですよ。それに優秀な人材は他の課にいっちゃいますしねぇ…」

公安にはいれるのはキャリア組いわゆるエリートであり、5課はそれに加え戦闘能力も重視される事から慢性的な人員不足が起きている

そして決して表にはでないが殉職率も高いのでなかなか人を回してもらえない

谷川「なんでこんなヒヨッ子がうちに配属になるんだ?」

それはそうだ経験がない生活安全課勤務の婦警がいきなり公安に回されるのだなにか理由があるはずだと谷川は悟った

狩野「いやね警察学校出身の成績優秀者でなおかつ公安適正が高い子の中から選んだんですよ」

狩野おまけに彼女は射撃の成績はその年で一番だったらしいですよ!」

谷川「そんなものが当てになるか…」

大きくため息をつく

狩野「それにね5課は殉職率が高いから新人を使い回すしかないでしょう」

谷川「口封じもしやすいからだろ狩野」

狩野「勘弁してくださいよ谷川さん…それじゃ俺が悪者みたいじゃないですか…」

谷川「どうだかな」

狩野「まぁあとはよろしく頼みますよ…今度はちゃんと希望に沿った人員補充をしますから」

そう言うと狩野は足早に部屋を去っていった。

谷川「1周間持つかだな…」

そうつぶやいた後履歴書を机の中に閉まった。


そして…


「初めまして!倉本千穂です!え…となにもまだわからないですがみなさんの足を引っ張らないように頑張ります!」

明るくなにも知らない純粋な声が公安5課の地下室に響く…

果たして彼女はこれからどうなっていくのだろうか…

次回に続く



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