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店長さん
「うーん…そうなんだ。ちょっと心配だなぁ…」
「なんでですか?」
「だって栞菜ちゃん可愛いから、変な目に合わないか心配だなって。」
「なっ、冗談はやめてくださいょ!///」
「冗談なんかじゃなくて、俺は結構マジだよ。」
店長さんって意外と言うんだ///
「そのー、返事に困ることは言わないで下さい///」
「そうだね笑 ごめんごめん笑」
「もう…!///」
「つい面白くって笑」
「ちゃんと仕事の事を教えて下さい!」
「はい笑 じゃあ、このハンディを使ってメニューを打ち込んでいて下さい!」
「わかりました…?」
「わからないところがあったら聞いてね!」「わ、わかりましたっ…//」
店長が微笑むのだから、つい、つい、
ドキッとしてしまうんだ…
言えばタイプだ。
言っちゃえば凄くタイプだ。
こんなにタイプにぴったりな人は初めて見た。
俗世間で言う“ドストレート”というやつだ。
でも、好きなんかになっちゃいけない。
だって、店長さんなんだよ…
これから先お世話になるのだ。
そんな手が届かない人なんだ。
好きにはなれないんだ。
私って、
本当に、
ちゃんとした恋愛が出来ないんだ。