メール
その夜、ある人からメールがきた。
それは店長さんだった。
【今日は面接に来てくれてありがとう。
これからよろしくね(^_^)
俺、ずっと見てて思ってたんだけど、
めっちゃ緊張してなかった?笑
余計なこと言ってごめんね。】
やっぱ良く見てるんだなぁ…
店長さん凄い!
【よろしくお願いします!
めっちゃ緊張してました笑
人前で何かするっていうのが苦手で…
あ、でも一生懸命頑張ります!】
【やっぱり?いまどきの女の子って、もっと、やばそうだと思ってたんだけど、
栞菜ちゃんはなんか違うね笑
普通過ぎず、異常過ぎない感じが、なんか可愛いね。】
か、可愛い?
この可愛いは、子供として見てるってことだよね。
ありがたく受け取っておこう。
【本当ですか?笑
ありがとうございます笑】
【いえいえ(^-^)ノ゛
今度お店に研修で来てほしいんだけど、
明日って空いてるかな?】
早速だ!
大樹、くんは一緒かなぁ…?
【はい、空いてます!
それはみんな一緒ですか?】
【栞菜ちゃん一人だよ。
俺も五人一気に面倒見るの大変だから笑】
大樹くん、一緒じゃないんだ…
【わかりました!頑張ります!!】
【うん(^_^)
じゃあよろしくね!
では、仕事に戻ります(T-T)】
仕事中なのに私なんかに構って…
【お疲れ様です!お仕事頑張って下さい!!】
すごくいい人だなぁ…
最初はただの“いい人”という印象しかなかった。
ただの店長さんとしか思ってなかったはずだった。