*Daiki’s side*
なにやら、女子達が面白そうな話をしている。
その中には立川も、いる。
「なになに、なんの話?」
と入ってみた。
すると友紀が、
「実はねー、うちらバイトすんの!大樹くんもやる?」
と言ってきた。
「マジで?いいの!?」と言った。
「じゃあ、今日面接だから、一緒に行こうよー。」と友紀。
立川は行くのかな。
「わかった!絶対行く!・・・立川も行くん?」
「え、あ、うん…」
「そっか!頑張ろうな!!」
俺は満面のイケメンスマイルで言った。
「・・・うん!///」
誰も俺のイケメンスマイルに勝てる者はいない!!
そう思っていた。
そしてみんなで面接へ。
「失礼します、相田の妹です。」
すると、若い男が出てきた。
立川の表情が変わった。
嫌なほうに・・・
「あ、もしかして今日面接の子達?こっち来てー。」
俺は立川を気にしつつ、ついていった。
コイツはバイトの奴か?
「じゃあ、座って。
改めまして、店長の新田です。
今日はよろしくね(ニコッ」
え、店長!?マジ!?
・・・てか立川、顔顔かーーおーーーっ!!
「相田くんの紹介ねぇ…じゃあ自己紹介してもらおうかな。」
「じゃあ、右のかたから。」
立川からかよ!!
つか、店長・・・
狙ってねぇか?!
「あ、えっ…立川栞菜です。高校一年生です。よろしくおねがいします。」
「田口大樹です!同じく高校一年生です、よろしくおねがいします!」
絶対負けねぇ。
「…うん、みんないい子そうだね。
じゃあ、これからここの一員として、頑張ってもらおうかな!」
「よろしくお願いします!」
よろしくねえょ・・・
終始ニヤニヤし過ぎだろ。
すると立川と目があった。
俺は彼女に微笑んだ。
【俺に惚れろ!!】
それだけだった。
「店長さん、なんかいい人そうで良かったねー。」と梨子。
いやいや、なわけないだろ。
「そうだなー。てか若くね?」
「わかる!最初アルバイトの人かと思ったもん!」と千夏。
「私もそう思ってた笑」と私。
いや、お前は違うこと考えてただろ!
「俺も俺も!笑」
「まあ、これからみんなで頑張っていこう!」と友紀。
「うん!!」
「じゃあ、解散!」と千夏。
友紀達は反対方面、俺と立川は偶然にも同じ方向だった。
嘘、マジ、ラッキー!
「あ、同じ方面だったんだね。」
「そうだな。」
「バイトこれから一緒だね!頑張ろうね!」
イライラすんなぁー・・・
「おう!」
「…」
「…」
「田口くんは、どうして私にあの時声かけたの?」
やたら話しかけてくるな。
「うーん…興味?笑」
「興味って笑」
勝負かけるか。
「てゆうかさー、田口くんじゃなくていいよ。」
「え?」
「大樹って呼んでよ!」
「いや、あ、その…//」
「いいじゃん!俺も、栞菜って呼ぶし。」
「いやそうゆう問題じゃないよ!//」
「だって面白いんだもん笑」
「う゛ーっ…///じゃあ、いいよ///」
「よーし決定!よろしくな!栞菜!」
俺は握手を求めた。
「うん…//」
彼女は若干照れながら握手をした。
「じゃあ行くか!」
俺は手を離さなかった。
・・・ちょっと、意地悪し過ぎかな?笑
まぁ、いっか・・・!
彼女を狙っちゃおうなんて言ってたけど、
結局
俺が、もう恋に落ちていた。




