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日記風に。  作者: junk
1/1

文章を書くリハビリとして。

午前3時22分、何とか目が覚めた。

昨日全く食事をせずにいたので、空腹だ。

子供が寝入っている事を確認し、放置していた食材の入ったレジ袋二つを持って台所へ行く。

パスタを食べるつもりだったが、同居人がカレーを作って残っていたので図々しくいただく。


それから買ってきたモツァレラチーズを大雑把に切って醤油をかけ、カリフラワーを洗って電子レンジにかけてポン酢をかける。

飲み物は飲むヨーグルト。

食べ合わせなどからきし無視だが、帰宅も入浴も稀で、食事も不規則な肉体労働者としては、口に入れる瞬間幸せで、手軽で、腹を満たせて、栄養が摂れればいいのだ。

そんなやさぐれた考え方でいたら、今日は久々に身体の反乱にあった。

立ち上がると、天井が回る。

回る天井に辟易してしゃがめば、目の前がすぅ、とくらくなって、流れ星のようなものが見える。

挙げ句の果てには、大して食べていないのに、吐き気がする。

「妊娠かね」

と、声に出してみて、そのあり得なさに笑いが込み上げるのだが、笑いの衝動が本格的に嘔吐をよんでしまって、便座に抱きつく羽目になる。


―神様、私が悪かったと認めますから、とりあえず症状を止めて下さい。

信心もないくせに、神頼みをしてみる。

暑くなって汗が出て、やがて脂汗が出て、しばらくすると引いて、寒気がし、普段感じない腋臭に気づく。

握り締めていたケータイに気づき、震える指で119番を押す。

せめて文体(語尾)と語り手の自称の混乱だけはしてないように…気をつけないといけないと思いつつ。

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