第一章 ゾリックの町にて
どうも皆さんこんにちは!底辺ゆっくり系Youtuber兼小説家を目指しているきいろいたけと申します!
この度は「ファンタジー世界の俺と入れ替わった件について」の閲覧、ありがとうございます!
本作は分かりずらい点があるかもしれませんがご了承ください!もし気になった点は感想などで書き込んでいただけると幸いです!
しかし私の小説家になりたいという思いはかなり強いと思っています!ぜひ熱意のこもった本作をぜひ閲読していただけたらと思います!
俺は町に行く途中、サナさんに訊いた。
「そういえば、俺の役職ってなんなの?」
と。するとサナさんはこう続けた。
「雷属性の魔剣士ですね。でも武器や装備はほぼないです」
「え?なんもないの?なんで?」
「ライトさんが入れ替わる前、魔獣ダリューと呼ばれる三つ首の龍を討伐しに行ったのですが、そこで多くの仲間がやられちゃったんですよ…。そのせいで武器や装備もロストしちゃいました…」
「そういうことかぁ…」
生き残りは二人しかいない。町で戦力になりそうな人を探すのもありかもしれない。ただ、ドゥルーという名を何処かで聞いたような気がするが何だ?…と考えているうちにサナさんが言った。
「まあ、町に行けばクエストも出てますし、資金集めや仲間探しも捗ると思いますよ!」
「それなら安心かな」
と彼女の言葉に救われた感じがした。
…でも武器がないのかぁ。
と思っていたら道端に何故か剣が落ちていた。しかも俺がプレイしていたゲームの剣とそっくりだった。
俺はこれに驚き、
「は!?ナイトソードじゃん!なんであるの!?」
と突然大声を出してしまった。それに対しサナさんは
「レア度は三…なのに何故ここに?」
とボソっと言っていたが俺はそれを気にせず剣を拾っていた。
「これがあれば大抵の雑魚モンスターは倒せそうだ…!よかったよかった…!」
「うん…そう、ですね」
____というわけで俺はナイトソードを手に入れた!
「そろそろ町につきますよ!」
とサナさんの声がしたとき、俺はナイトソードを気にしていた。
「あの〜…聞いてるんですか?」
「ああ、ごめんごめん。町って名前とか有名なものってあるの?」
「村の名前…ですか、たしかゾリックと言われる村で瓦やメロンが有名ですね」
(瓦とメロン…!?俺の元いた世界の出身地と似すぎでは!?)
言葉に出すのはこらえたが、明らかに出身地すぎる。
「ライトさん?急に動きが止まりましたがどうかしました?」
「ああ!いや、メロンが美味しそうだな〜って!」
と動揺をはぐらかした。
町につくと、何故かもぬけの殻のようでのようで、人がいなかった。
「…?なぜ誰もいないんだ?」
と言葉が漏れた直後、八百屋の窓が開き、店長らしき人が
「そこのアンタ、見た感じ勇者だろ。今は[カナドラゴン]が暴れてて住民はほぼ引きこもってるんだ」
と説明してくれた。
店長は説明の後すぐ窓を閉めた。
「サナさん、カナドラゴンってどんなモンスターなの?」
「カナドラゴン…、たしかトカゲがとても大きくなった見た目をしていて、かなり凶暴なモンスターね」
「ドラゴンって言ってもトカゲかぁ…。大したことなさそうz」
そう俺が言いかけたとき、別の方から
「ぎゃあああああああ!」
と叫び声が聞こえたため、声のした方へ向かった。他の家より一回り大きいため町長の家だと思うがなんとそのカナドラゴンが人を噛み殺し、血だらけの玄関を目の当たりにしてしまった。
「は?…え?」
動揺が隠せなかった。トカゲがとても大きくなったとは聞いたものの、人を噛み殺せるほど牙が鋭いのか…?
と考えているうちにカナドラゴンがこちらに気づいた。
「ちょっとライトさん!気づかれちゃいましたよ!どうするんですか!?」
「え…いや、その…」
俺は絶望した。こんな序盤でグロテスクな光景を見て、次は自分たちが殺されるのか…?いや、生きて帰りたい…。生き…?
そうだ、俺は勇者だ。魔術はまだわからないが、剣の使い方ぐらいは…!
とさっき拾ったナイトソードを抜刀し、構えを取った。
カナドラゴンが接近して飛びかかってくる…!
俺はカナドラゴンめがけて剣を振った。するとカナドラゴンは剣に噛みついていた。そのまま剣を大地に向けて叩きつける…!
見事カナドラゴンを真っ二つに斬ることができた。
「倒し…た?」
と不安がる俺にサナさんが
「えぇ、しっかり討伐できてますね。それにしても突然だったのによく倒せましたね!」
とほめてくれた。
「うん…でも人が…」
「それについていは心配しないでください、蘇生魔法で生き返らせれますから!」
とサナさんは言い、何かを唱えた。するとさっきの死体日が戻っていき元の姿に戻っていった。
「あ、あれ?私は噛み殺されたはずじゃ…?」
「もう大丈夫ですよ、カナドラゴンなら勇者様が退治してくださいました」
「僧侶!?ウワサには聞いていましたがまさかこの村に来るとは…!この度は本当にありがとうございます!」
俺は困惑した。何故俺がカナドラゴンを倒したのに先に僧侶のサナさんに注目するのか。
するとサナさんが耳打ちで
「実は僧侶になるにはとてつもない量の勉学が必要なの…。だから村人の方々にはこんな対応をされてばかり…」
と言ってきたため納得した。というか生き返らせたことへの感謝のほうが大きいのかもしれない。と思っているとさっき生き返った村長が言った。
「勇者様もありがとうございます!町民全員でお礼をさせてください!」
「あ、ああ!用意の方よろしくお願いします!」
___宴にて
「それにしても、よくそんな状態でカナドラゴンと戦って倒せましたね!」
「いや〜、自分でもそう思いますよ…!」
いろいろな話をし、ゾリックの町民たちの信頼を得た。すると一人の村人が不思議なことを言った。
「そういえば<炎の格闘家>はいつ返ってくるのやら」
「炎の格闘家?どんな方なんですか?」
「キンシュー地方で有名な冒険者で相当強いんですよ。キンシュー地方南西部の大体がファモスヒーローに選ぶほどには」
「それはかなり強そうですね…!(ファモスヒーローってなんだ?)」
と俺が疑問に思っているとサナさんがそれを察したかのように言った。
「ファモスヒーローとは、冒険者の中で一ヶ月に一回、一番活躍した者に与えられる称号ですね」
「へぇー!俺もなりたいなぁ…!」
「だったら<炎の格闘家>にアドバイスを貰うのがいいんじゃないですかね?」
「おお!それ良いね!でもどこにいr」
と俺が言いかけたとき、見張りの村人が
「<炎の格闘家>が帰ってきたぞ!」
と宴の方へ大声で発した。
炎の格闘家…!どんな人なんだろう!
「よお、戻ってきたぞ」
と見張りの村人に言い、宴をしている俺達の方へのしのしと近づいてきた。
歩き方や口調からして、俺の苦手なタイプだと思った。明らかにオラオラしてそう・・・。と嫌な予想をしていると、
「おい、ここはオレが先にいた村だぞ。なぜ別の勇者が歓迎されているんだ?」
と今にもキレそうな声色で炎の格闘家が言葉を発した。
<炎の格闘家>ってこんなにも恐ろしいのか…。とビビっているとこちらに目を向けたのか、
「おいおい、こんな弱っそ〜なヤツを歓迎しているのか?」
と俺を煽るように言ってきた。
ちくしょう、村を救ったとはいえ弱いのは事実だし…。と考えているとサナさんが口を開いた。
「先に来ていたとはいえ、宴を乱すのは勇者としてどうかと思いますよ。それに…」
「あ?それに?」
「ライトさんは強いですよ。あなたよりよっぽど」
___何言ってんの!?俺がコイツに勝てるワケない!!
「おぉ〜、ならばぜひとも手合わせ願おうか!」
…終わった。俺多分死んだわ。昼もまた死にそうだったのに、また命の危険が…。と思う内に<炎の格闘家>は
「もしオレに勝てたら一回は何でも言うこと聞いてやるよ、どうする?」
と挑発してきた。喧嘩は買わない…、いやでももし勝てたら…
よし。
「いいだろう!受けて立つ!」
と俺は勝負を受けた。
「っま、調子乗ったとこ悪いけどよ。戦いは明日だ。」
「…え?」
「んじゃ宿行こーぜ、僧侶も来い」
「えぇ…、私もですか?」
「お前がアレなのは知ってるぞ。ライトやらにバレたくなければ…」
「…はいはい行きますよ」
とサナさんは諦めたのか、宿についてくることになった。
宿につくと受付の人が怯えていた。しかし<炎の格闘家>は一人部屋一つと二人部屋一つの料金をドスっと置き、
「オレが一人部屋だからな。間違えんなよ?」
と受付に言ったあと、部屋へ向かっていった。
あいつ、割といいところあるなぁ…と思いつつ、受付に
「突然すみません、ありがとうございます」
と言うと、
「カナドラゴンの討伐、ありがとうございました。大丈夫ですよ」
と言われ、その後部屋を案内してもらった。
部屋に着くと、サナさんが謝ってきた。
「ごめんなさい、前のライトさんが強かったからつい…」
とのことだが、俺はさっき<炎の格闘家>が言いかけたことが気になり、
「あいつが言ってたアレって何?」
とつい言ってしまった。サナさんは沈黙した。少し間をおいてサナさんは
「それより明日、本当にあの格闘家と戦うんですか…?」
と話をそらしたため深堀りするのはやめた。
「宿代を払ってもらったから義理を守るなら逃げられない…かな」
「私がつい言ってしまったから…ライトさんがピンチに…」
サナさんはうつむき、ズンとしていた。
しかし俺はというと闘志が燃えていた。ここで勝てば、ゾリックの村民たちからのファモスヒーローの称号と、一回あいつを言いなりにできるのだから。負ける、逃げるわけには行かない。これはチャンス…!と考え、サナさんに言った。
「サナさんは自分を責めないで。俺があいつにギャフンと言わせてやるから…!」
と。そう伝えたあと、何かしらの情報を得るために、忍び足で<炎の格闘家>の部屋へ近づいた。すると
「これはOK。これもOK…。これ…はダメだな」
という声と何かを叩く音がした。何やら判子を押しているみたいだ。
作業中じゃ到底情報を得れないな、と判断した俺はその場をあとにした。
俺が部屋に戻ると、既にサナさんは寝ていた。俺も寝具を用意し、寝ることにした。
この日、俺はとてつもない夢を見た。
「…ここはどこだ?ダリューは倒せたのか?」
「ライト!目が覚めたか!」
「…誰だ?」
「え、自分の親を忘れたのか?困るなぁホント。あとダリューだったらテンプレ編成ですぐ倒せるだろ」
「あの三首の竜をすぐ倒すなんて無理だ!貴様は何を言っている!!」
ダリューー…。それは俺の好きなゲームに登場するレイドボスモンスターだ。
親父はそのゲームをやり込んでおり、ダリューをすぐ倒せる編成だって作っていた。
多分だがこの夢はこの体の主が俺の体に入れ替わったときの視点だ。親父…大丈夫かな…
閲読ありがとうございました!本作はいかがだったでしょうか?
「ワクワクしたよ~」とか、「ここはどうなってんだ!?」という点がございましたら、感想等などで書き込んでいただけると幸いです!今後の活動にもつながりますので!ぜひお願いします!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!次章をお楽しみに!




