第1話 引きこもり少女は部屋の中①
いじめ。
大小様々だがこの世の学校全てでその行為は起きている。
なぜか?人は弱者がいれば誰でも石を投げる事ができるからだ。
そうして「みんなやってる」を言い訳に人の心を壊そうとする。
それが大人の介入が少ない学生世界の日常だ。
そして、そのいじめがきっかけで不登校になり、自室に引きこりになっているピカピカの高校1年生。それが私こと黒守 光だ。
毎日部屋でネトゲにマンガ三昧。底のない社会不適合者の道をエンジンフルスロットルでまっしぐらだ。
今やってるゲームにも4月20日の文字が出てニート生活も約1年になった。これで私もエリート自宅警備員だ。
最初はこの生活じゃいけない。早く学校に戻らないと。
そんな馬鹿な事を考えていた。だが!行きたくないもんは行きたくない!
そんなことを考えていると、いつも聞いてる声が響いた。
「起きているんだろ光、朝ご飯母さんが作ったから部屋の前に置いとくぞー。たまにはリビングにも出てきてくれよな。」
ご飯を食べながら適当に紹介しよう。
この声の主は黒守 一。学校に毎日行って、文武両道の優等生様にして、私のお兄ちゃんだ。
そして、毎日温かく美味しい三食を作ってくれるのは黒守 真由美。47歳のお母さんだ。まな板と背が低いのがコンプレックスの家事もできて、仕事もできるザ・社会人だ。
それが黒守家だ。
ちなみにお父さんは私が産まれる前に死んでしまった。
女手1つで育ててくれたお母さんに感謝。
そんな私の1日の生活を見して上げよう。
朝7:00〜深夜3:00 ゲーム・マンガ
途中に休憩・食事
コレが私の終わってる1日の生活だ。
色々終わっているがこの生活も悪くない。
がしかし、そんな素晴らしい生活をぶち壊そうとする存在がいる!
少し時間を飛ばして見せてやろう!
午後5:00程
ピンポーン。ピンポーン。ピ、ピ,ピピピンポーン。
ガチャ。 タッ、タッタッタッタッタッタッタッ。
ドンドン。
「おはよう!家守さん!今日も学校に来てくれなかったのね!悲しいわ!私の訴えが足らなかったのね!」
この喧しく平穏を壊そうとする少女の声は花見 鈴。クラス委員長の陽キャカースト最上位優等生様だ。そして、お嬢様口調。
遂にあの親他人の子に合鍵持たせやがった。
まだ会って10日もしてないだろ。
「また、居留守を使う気?そうしても無駄よ!今日は秘密兵器を持ってきのよ!その名も10円青銅貨幣!またの名を10円玉よ!」
毎回こうやって「秘策よ!」とか「ご褒美があるの!」とか、馬鹿な事を言っている。最初は警戒、対応していたがあったが勝手に自爆し、今ではBGMだ。
いやー。説得なり何なりで私を部屋から出せたら学校にいくらでも行くんだけどなー!あの委員長毎回失敗するしなー!しょうがないしゲームの続きでもするか!
ガチャッ!
へ?
バンッ!
は?
「おはよう!そして初めまして!貴女部屋から出ないから忘れていたでしょう!外側のドアノブのー見たいな所を回すと鍵は開くのよ!」
へー。そんな、秘密があったんだー。扉全然開けないから知らなかったー。
というか、委員長さんめっちゃ美人で綺麗な人だなー。私のお母さんよりも胸でかいし、嫌お母さん私と同じかそれ以下だけど。
じゃ、じゃなくて!
「い、嫌ぁー!は、離れて!出て行って!」
「嫌よ!やっと入れたんだもの!」
そういい、委員長は唇を舐めた。
私は呼吸をするように、植物が日中光合成をするように自然と流れる動作で見事なまでの土下座をした。
「ス、スミマセン。シカトしないのでせめて扉越しに 話して貰えないでしょうか。」
どうだ?全人類共通武装、土下座!コレをされたら相手はそれ相応の願いを聞いてくれる。それがマナーだからだ!
「‥どうしてよ?」
なっ!?この女!土下座してもすぐに出て行ってくんないだと?っ!しょうがない!それなら!
「あ、あのわた、私。は、話すのが、久しぶりで、す、少しペースを開けたいというか顔を見ずに話したいというか、えへへ。」
「ふぅん。顔見ないと面白くないないけどいいわ。譲歩して上げるわよ。泣きそうな顔だしね。出て行くわよ。でも扉越しで必ず話してよね。」
バタン
はっ!マヌケめ!鍵閉めてセロハンで開かないようにしてやる!
「ちなみに鍵閉めたり、開かないようにしたら最終手段で扉を蹴破るわ。」
「い、嫌ですねー。委員長さん。そ、そんな事する訳ないじゃないですかー。」
「‥まぁいいわ!それで本題だけれども学校に来ないかしら?」
「嫌です。」
「急にはっきりとした口調ね。」
こんな新学期に休んでた引きこもり駄目ニートが登校しても浮くだけだよ!
「だ、だって私がいたらクラスの人達も、た、楽しめなくなっちゃう。」
「あら?そんな事気にしてたの?なら!大丈夫よ!1-1全員が貴女を歓迎するわ!」
私1-1だったんだ。
って!そんな事より!
「は?はぁ?う、嘘でしょ!ま、まだ学校始まって20日もす、過ぎてないんだよ!」
「嘘だと思うの?なら明日全員を呼んで遊びに来るわね。」
「あ、嘘です。疑ってすみませんでした。」
怖いよー!本当の即答だったよー!
クラス全員が押し掛ける?クラス全員の学校来てコール?
そんなの恐怖だよ!1周まわっていじめだよ!もうコリゴリだよ!
「貴女がなんで学校に来ないかわ聞かないし、詮索もしない。だから、1日だけでも来てくれないかしら?」
「い、1日だけなら、」
「っーー!な、ならいつにしますか?明日?明日ですか!」
「ち、違うよ!ゴ、ゴールデンウィークの1日前」
「えぇいいですわよ!必ずですよ!今から登校の練習でもしときなさいな!」
凄い興奮してる。そんな嬉しかったのか。
「そ、そんな練習しなくても、わ、私1年前はゆ、優等生だったし?」
「そうなのですね!そうなのですね!それもあって来てくれるんですね!嬉しいですわ!やっと来てくれるのですね!ありがとうですわ!」
そんな喜ばれるとは。ただ適当に言っただけなんだけど、まぁ当日行かなければそのまま連休。そしたら委員長も、私の事構わなくなるでしょう。
バンッ!バッ!
なっ!?
い、委員長が!わ、私にハグした!
な、なんで!え?なんで?
「嬉しいですわー!本当に嬉しいですわ!毎日放課後来たかいありましたわ!その日にクラス全員が貴女の居心地のよく、また来たいと思わせる雰囲気にしてみせますわ!」
そ、そんなんでハグしたのかよ!
と、というか!
「ご、ごめんなさい!わ、私やっぱり学校は無料rー」
驚きが薄くなった頃私は気づいた。気づいてしまった。
今彼女は私と向かいあって無理矢理ハグしている。
密着している。
高校1年生だぞ!?私が他の子を見てない1年でそんな成長するのか!?
そう。気づいてしまったものとは、おっぱい!
女の子の秘宝にして、宝箱!夢も希望も詰まってる幸せに満ちた女体の神秘!
1年人に触ってない私のリハビリとして最初に触るのがおっぱい様なんて!
そんな事を考えていると
「うわーん!嬉しいですわー!絶対来てくださいよー!」
おぉう!言いながら体を上下に揺らすな!新しい扉が徐々に開いてるから!
「や、柔らか、」
や、柔らか、
「うわーん!うわー?ひぐっ、や、柔らか?」
あ、口に出てた。
委員長さんが正気に戻り多分今の状況を再確認してる。
「ひ、ひぁ!そ、そんなつもりじゃ!私!別に百合とかじゃ!わっ!」
慌てて離れしどろもどろしている委員長さんは私が積んでいたゲームやマンガに足を取られ転びそうになっていた。
「あ、危ない!」
放課後毎日来てもらってる上で怪我させたら人して駄目だろう!流石の私でもそれが悪い事とは分かる!
だが!毎日ゲーム三昧の私にいきなり反射神経を試すような運動。それがどういうことか。
「あ、あれ?足が動かnー」
そうして私は委員長を押して倒れた。
助けようとしたのにどっちも転ぶとは。
うーむ。ニートの運動神経舐めていた。
「ん、んー。い、委員長大丈夫だった?」
顔を上げ委員長を見る。
幸い私はクッションか何かに手と、頭が当たりそれほど痛くなかった。
「ん?」
委員長の目がグルグルし、ほっぺが真っ赤に、口はパクパクしている。驚いて声が出ないのだろうか?
「え?」
私は見てしまった。自分の手が!クッションか何かだと思っていたものが!
「い、委員長のおっぱい!?」
ん?待て?それだけか?思い出せ?
私はクッションか何かに手と頭が当たり?
頭、そう具体的には唇がナニかに!?
そーっと私は自分の唇を触った。
少し外側が濡れている。自分の唾液なんかではない。そして、委員長は先程自分の唇を舐めていた。つ、つまり私は委員長と!
「キ、キスしちゃった」
ボンッ!
自分で分かる。自分の頭が興奮で爆発した音だ。
私は委員長の神秘を触った上でファーストキスも奪ったんだ。‥ファーストキスだよな?
まぁいい。そんな有罪死刑なことをしたんだ。このまま死んでも仕方ない。
ごめんね。委員長さん。私このまま死ぬから学校行けないな。
死にゆく間際の光景は天井と心配してる委員長の綺麗な顔だった。
私の体には委員長の神秘と唇の感触が残っている。
コレと一緒に死ねるな、ん、て。
ガクッ。
ふわぁ。
んー?確か昨日はなんかヤバいことがあった気が?
うん!まぁ夢だろう!あんな事ありえないしね!
ハグとか!キスとか!私レズじゃないし!
というかここはどこだろういつもの部屋じゃないよな
見渡すとここは無駄に広くベットは天蓋付きのお嬢様見たいなベットだ。
‥お嬢様?
え?もしや?まさか‥
「おはよう!黒守さん!朝よ!学校に行きましょう!」
つまり、ここは委員長の家!?
ど、どうなってるのー!!??
私はまだ知るよしも無かった。まさかあのキスが原因で私があんなことになるなんて!!




