3話 やっと町か?
なんか一生疲れはせんけど、ほんまにつまんなすぎて苦しくなってきた、俺つまんないこと嫌いやねん、さすがにそろそろなんかあってくれや
ん?あれなんや…ちょっと遠いから良く見えへんな……
「え、まって!?」
あれ町やないか?ん?町か?村か?
あーいうのって村って言うんかな…?
畑っぽいのも見えるしありゃ村やな、まぁええか、村でも人はおるしー
早く行きたいし走ってっちゃおー
「お、きたきた!」
家があるわ、うーん、テンション上がるぅー!!!
話しかけに行こう!
「あ、すんませーん」
俺は一番近くにある家をノックした、今の時間帯は空をみる限り夜だ、だから外に誰もおらんかった
あ、でてきた
「どちら様でしょうか~」
目を擦りながら老人がでてきた思たら、なんか尻餅ついとる
「え、大丈夫ですかー?」
「お、鬼?!」
は、え?鬼?
あ!思い出した、俺鬼やったんやわ、頭らへんさわってみたら角はえとったわ!でも、鬼といっても俺は鬼人の方やからな?完全なる鬼は普通にキモいねんな、見た目
「あ、夜分遅くにすんませんね?怖がらせちゃいました?」
「え、い、いや、こちらこそ驚いてしまってすまんのぅ」
「いえいえー、まぁ?驚くのもしょうがないんちゃいますか?」
え、まって?山歩いてた時に動物がこっちみて逃げてったのって俺怖がられてたりした?
うわ、最悪なんやけど、それだけには気づきたくなかったわ
「ゴホンッ、で、お前さんはこんな時間にどうしたんじゃ?」
おじいさんは咳払いをし、俺にこんな時間にここにきた理由を聞いてきた
「あーそれは、なんかこの山あるいとったら迷ってどっか村とかないんか!って思てたらここみつけたんで来たんですよね」
「おぉ、そりゃあ大変じゃったの…であれば、一時的にでもこの村に泊まっていきんしゃい、少したったら近くの街にでもおくってやるわ」
「まじすか?ありがたいわおじいちゃん、その言葉に甘えさせてもらいますわ」
「おうおう、そうしてけ」
「どこにおったらええ感じなんすか?」
「あーもう、危害加えんかったらわしの家入りなされ、お前さんは今んとこ危害を加えそうな雰囲気がないからのう」
「おぉ!ありがたいでな、お邪魔すんで~」
このおじいちゃんガチ優しい、惚れてしまうでな!
「ん、んんぅ~…」
起きた、封印から解放されて始めての睡眠、ほんま気持ち良かった、マジ人の暖かさ感じるわ~
おじいちゃんどこにおるかみたけど、なんか外で散歩しとるっぽいわ、俺も外行きたいけど、この村の子供達が怖がらんか心配なんよな、大人も怖がるんかな……
まぁ今は家でゴロゴロしとこっと~
あ、後で今の年号とかも聞いとこ
みてくれてありがとうございます!
作者はめっちゃ眠いです




