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第1話
どこまで進んでも端がない空間に様々な光り輝く魂がある。
無数の光り輝く魂の中でもひときわ輝く魂がある。
神達はその一番光り輝く魂に自分の色を付けていく。
神達は火・風・雷・土・水と色を付けていく。そして、光・聖・氷・木、、、と色を付けようとした。しかし、ある神が何よりも禍々しく何よりも黒い色を付けた瞬間に、他の神は色を付けるのを辞めた。
アキレウス歴1016年
「サーティーン!冒険者としてがんばるのよ。」
「はい!リアーさん!」
僕はサーティーン。今日、孤児院を出る。冒険者になるために、またその先の夢を叶える為に。
僕は孤児として生まれ、この孤児院で16年間育てられた。そして、僕は16歳を迎えたことで成人した。
なので、僕の夢の為にも先ずは冒険者になる為に孤児院を出るんだ。正直、リアーさんや孤児院のみんなとバイバイすることが寂しくて悲しくてしょうがないが、涙を拭って孤児院を出る。
「僕は冒険者になるんだ!」