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過去編3

順番直しました!!( ̄▽ ̄;)

コメントありがとうございます!!m(._.)m

過去編3

彼女の叫び



その後も何度かルーナとあの男が話しているところを度々、目撃した。

そのたび、胸の奥が痛かった。

その痛さの原因が分からなかった私は、更にルーナを傷つけた。


私は、ある日ルーナを書斎に呼んだ。

「最近、庭の手入れをしている男と話をしているそうだな?」

私は、ルーナに向けてそう言う。

「ええ、そうですが?それがなにか?」

ルーナは、素っ気なく言う。

「それがなにか?だと。君は私の妻だ、妻としての自覚がないのか!!」

私は、この胸の痛さをなんとかしたい一新で、ルーナに怒鳴る。

「妻?今まで、(わたくし)のことを妻だなんて思ったこともないくせに!!

ええ、そうよ。(わたくし)は、その方とただ、話してる!!ただそれだけなに、あなたはそんな事も許してくれないのですか!!」

ルーナは叫んだ。

「あなたはドミニカと、毎日毎日話しているのに、(わたくし)は、誰かと話すことも許してはいただけないの!!この家の誰もが、(わたくし)を侮り、蔑んでいる。でも、あの人はあなたたちとは違う!!(わたくし)をちゃんと見てくれるの!!あなたと一緒にいたくても、冷たくされ、誘っても来てくれないあなたと、あの人は違う!!」

ルーナは目に涙を浮かばせながらそう、自分の思いを吐き出した。

しかし私は、何も言わなかった。いや、言えなかった。

彼女がそんな思いをしていたことも、そんな扱いを受けていたことも知らなかった。

だから、彼女の嘘だと思った。だから、

「そんなふうに、言えば私の心が揺らぐとでも?君がそんな扱いをされているのは、君の日頃からの行いだろう。なのに、全部私や他のものもののせいにしたいだけだろう!!」

私は、ルーナの声に叫びに耳を貸そうとはしなかった。

あのときの私は、バカで愚かな男だった。




ありがとうございました!!

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