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私の1ページ

私の1ページ_7

今まさに彼女の笑顔にやられた。こんなベタな惚れ方に我ながら呆れる。困った。恋心を自覚して今まで通りに振る舞えるのだろうか。

努めて無難に会話を続けるために、お昼ご飯として同僚からおすすめされた定食屋を提案する。

「おすすめとは頼れるねぇ。そこに行こう。」

店へ着くとすぐに席へ通された。二人とも日替わり定食を選び、程なく同時に運ばれてきて、話題が食へと移る。

「母親は硬い白米が好きで、私は柔らかい白米が好きなんだよね。だから一人暮し始めてからは白米が美味しいの。」

俺はこのくらい硬い白米派だ、と定食の白米を口に頬張り、食の好みが違うことが少し残念で曖昧な相槌をうつ。彼女は自分の白米を食べると、満面の笑みを浮かべた。

「うん、これはベストだな!」

今度は相槌すら返せなかった。彼女と付き合って、結婚するためにこれからどうするべきか考えるのに必死だった。

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