擬態種/獣人種/模倣種について
擬態種は食する事でDNA情報を取得し、それを即座に自身に反映させる事が可能な種族。
ただし、何代にも渡って同じ種に寄生し続けると同化してしまう場合がある。
この特性と純人教会の駆除活動により擬態種は一度絶滅目前まで追い込まれる。
演算スライムにおけるルダはまだ擬態種の範疇。
獣人種は擬態種がその特性を持ちながら人族に近似した種に変質した存在。
完全に同化してしまう事を人族以外のDNAを取り込み競合させる事で防いでいる。
その為人と獣両方の特徴を持つ。
演算スライムにおけるルーがその始祖。
模倣種は獣人種から擬態種を中核に過去に取り込んで来た種へと先祖返りした種。
擬態種の特徴が強く出るタイプと多数の種の特性がごちゃまぜになるタイプが存在する。
どちらも成長するとより擬態種へと近づいて行き、最終的に他種の精を利用して擬態種を生む存在へと変質する。
変質が完了した個体増殖する場合は不純なDNAを母体に遺棄する形で純血の擬態種として生まれる。
全身タイツさんと重繊維工房の契約者達におけるヌヘが唯一の成熟個体。
上記3種に共通しているのは肉体の変異手法であり、これは魔法によって成される。
擬態種は負傷した同族を治癒する事にこの魔法を利用していた。
獣人種は種の保存と継続の為に無意識下で恒常的にこの能力を使用しており、この結果一般的に魔法が苦手とされるが、一方で異常な自己治癒能力や耐性と言う形で特性を発揮する。
ルーは幼少期より長期間同期していた演算スライムの補助を受ける形で自らのスキルを向上させており、他者へ干渉出来る完全な例外個体であるが、これは後天的な特性である為に他の個体には受け継がれなかった。
模倣種においてもヌヘの生んだ純血の擬態種は同種間限定だがこの能力を持っている。