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転生したら男から女になっていました。  作者: ケンタウロスの尻尾
2/2

転生

目が覚めると女の人に抱っこされていた。

ゆらゆら揺れてる。

女の人は髪色がプラチナブロンドだ。

年齢は20歳くらいだと思う。


外国人?

それとも髪を染めてるだけ?


目が合った。

ニコっと笑ってきた。

俺もニコってしておく。

そしたら顔にキスされた。


なんで?


ていうかこの人だれ?

俺って事故で死んだんじゃなかったけ?

なんで抱っこされてんの?

なんでキスされてんの?


しばらく経つと色々な疑問が湧いてきた。

自分ではわからないから女の人に聞くことにする。


「うーあーああー」


あれ?

喋れないんだけど。

上手く声が出せない。


「ーーーーー」


女の人が何か言っている。

でも何を言っているか聞き取れない。

そもそも日本語じゃない。

言語が何かわからない。


目が覚めたらわからない事だらけだ。

どうすればいいのかわからない。

だから状況に流されることにした。














事故が起きてから一年ほど経った。


俺は事故で死んで生まれ変わっていた。

なんで生まれ変わったかはわからないけど、前世ではテレビで前世の記憶を持つ子供を見たことがあるから特に問題はないと思う。

あと前世の記憶があると得しそうだし。

でもお腹が空いてる時に泣き喚いたりする後には前世の記憶があるのが嫌になる。

これは前世の記憶持ちの数少ないデメリットだと思う。


言葉はあんまり喋れない。

喋れるのは「ごはん」とか「おしっこ」とかだけだ。

最低限必要な単語しか覚えてない。

これから喋れるようになっていく予定だ。


歩けるようには生後9ヶ月くらいでなった。

前世の記憶では、これはかなり早く歩けるようになった方だと思う。

これは両親が歩く練習を積極的に手伝ってくれたからだ。というより必死に歩かせようとしていた。

最初はなんでそんなに歩かせようとしてたか不思議に思ってた。

でも歩けるようになってからわかった。

歩けるようになった一週間後くらいに子連れの女の人がきたのだ。

そして女の人の前で俺を歩かせた。

誰かに我が子が早く歩けるようになったのを自慢したかったらしい。

もしかしたら俺の親は教育熱心かもしれない。

そのうち英才教育を施されそうだ。

もしそうなったら全力で逃げよう。


この家の家族構成は、父・母・姉だ。

俺は前世も今世も兄弟姉妹のてっぺんに立てないらしい。


父親は髪が赤い。

年齢は20くらい。

身長は高め。

筋肉質な体型だ。

近くにいると怖い。

特に自分が並んでる時。


母親は髪はプラチナブロンド。

年齢は20くらいで父親と同じだ。

身長は平均くらい。

顔が美人だ。


姉は髪が母親と同じ。

年齢は5歳か6歳だと思う。

顔が母と少し似てる。

成長したら母みたいな顔になりそうだ。


俺は髪が母親と同じ。

髪が長い。

顔は可愛かった。

夜に窓に写ってるのを見た。

まぁ、小さい頃はみんな可愛い。

将来はどうなるんだろう。


あともしかしたら女に生まれ変わったんじゃないかと思ってる。

前にアレを見た時にアレがなかった。

多分あれだ。男から女に生まれ変わったんだと思う。

誰も前世も今世も同じ性別になれるとは言ってないけどそういうお約束じゃないの?

文句を言ってもしょうがないから言わないけど。


はぁ。

第二の人生は女か。

生理と辛そうだなぁ。

あんまり痛くないといいなぁ。





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