目覚めたマッドサイエンティスト
「マスター起きて」
「ん?なんじゃ?…」 どこだ?ここは何か悪い夢でも見てたような感覚だ。あ、思い出した。若返りの薬を飲んで気絶したのだな…。
「うわ!なんじゃこりゃー!」
鏡を見ると、そこには端正な顔立ちの青年が立っていた。髪は白いが顔を見るからに推定17才ぐらいか…ってコレ若い頃の俺じゃん!あ、でも髪の色は白だけど…。
「成功したようだな!よっしゃ~これでもう一回人生が楽しめるっ!こうしちゃおれん。また発明しなくちゃなウヘヘヘ」
「懲りずにまたやるの?本当にマッドサイエンティストね。」
「おーっと。そういえばお前の口調をですます調に変えてなかったのぅ。あと体もまだ作ってないみたいだし…ぐへへへ俺の好みにして完璧な美少女ロボットにしてやるぜ~」
「気絶して起きたかと思えばすぐに発明に取りかかる根性は尊敬するけど、あんまり気持ち悪いもんだから口からオイル吐きそうになったわ…」
「クポォ首だけだから逃げようにも逃げれんよのぅ~。お前を毒舌キャラじゃなく俺に従順な召し使いキャラにしてやるぅ。あと乳房からマヨネーズがでる変態キャラにしてやるぅ。ぐへへへ」
「本当に信じらんないっ。こんなやつがわたしを作ったなんて…キモい」
「ウヘヘヘ」
つぼねは俺にされるがままに改造されていく。改造が終わると…。
「マスター大好きっ!」
「うほっいいね~ウヘヘヘこの調子でさらなる美を追求せねば…」
「マスターだいちゅきっマスターのためならわたしなんでもしますっ♪」
「うぅぅぅうっひょあぁァァァァア!キタコレッ」
つぼねをクリアした。この調子で発明ドンドンしていくか…犯罪だが…。
もう発明しかしたくない。発明のために生まれてきたんだ。発明を禁止にするなんて本当に馬鹿げた話だよな。人類は常に漸進性なのだよ。進まなくなれば乃ちそれは人類の滅亡を意味するのだと俺は思う。なのに人類は発明を禁止にした。俺はこの法律をなんとしてでも改良しなければならないと心で誓った。発明によって進化しなくてはならないんだ。じゃないと理性がもう保てなくなる。さぁ発明をしよう!未知なる世界を求めて…。