~ショートケーキとチョコケーキ~ 下
これは、「お菓子なスイーツ探偵団 ~ショートケーキとチョコケーキ~ 上」
の続きです。
こちらの小説には、上のあらすじ等一切かきません。
「お~い、今日、放課後、4人でケーキ食べ行こうぜ!」
おっ・・・賛成。
「みんな何頼むの~?」
「俺、ショートケーキで!」
「私も。」
「俺も。」
え、みんなショートケーキかぁ・・・。
チョコケーキもおいしいと思うんだけど・・・。
あ・・・!もしかして!
「ちょっと、ごめん!私、学校もどる!すぐ帰ってくるから!」
「えっ、ちょ、梓奈!?」
2人は、双子だった・・・。
しかも、2人とも、天才!
でも・・・。
2人とも、実力が同じだとは限らない!!
「はぁ・・・。着いた・・・美術室・・・!」
もし、私の考えてることが正しいのなら、
今、美術室には、あの人が・・・。
「やっぱり、いた・・・。」
結衣ちゃん・・・。
「梓奈ちゃん・・・なんでここに・・・!?」
「やっぱり、いると思った。私、正直、結衣ちゃんは、犯人候補じゃないよ。」
「え・・・。」
「だって、結衣ちゃんは、結菜ちゃんより、絵が上手いと思った。今、その絵の影に、結菜ちゃんが隠れてなければ・・・ね。」
「え!?結菜、いるの!?」
ガタンと音がして、絵が倒れた。
その影からは、結菜ちゃんがでてきた。
「どうして・・・?」
「私は、思った。なぜ、結衣ちゃんが写真を私達に見せなかったのか。それは、落ち葉の絵が・・・。」
「盗作だからでしょ。梓奈。」
「け・・・恵!なんでここに!?」
「そりゃ、リーダーさんよ。」
「君の考えてることくないお見通しってわけだな。」
「か・・・海妬と、和仁まで!!」
「ね、野村結衣さん。あなたの落ち葉の絵は、結菜さんの盗作。そして、そのことが結菜さんにばれたから、絵を隠したの。そうでしょ?」
「な、そんな証拠もないのに!」
皆、悩んでる。どうやら、証拠は、見つけられなかったみたい・・・。
私もわからない・・・。証拠・・・。あ・・・!
「盗んだ証拠は、ない!でも、あなたが盗作したっていう証拠は、ある!」
「何言ってるの?梓奈ちゃん。絵もないのに。」
「でも、写真あるでしょ?あなたの部屋に、落ち葉の絵の元となった写真がある。でも、その写真の絵は、少し前に、結菜ちゃんが完成させていた!なのに、なぜ、あなたの部屋にその写真があり、その写真を元とした絵を、なぜ、あなたが描いているの?」
「・・・。ごめん・・・なさい。」
こうして、結衣ちゃんは、先生に事情を話して、コンクールへの作品の出品は取り消しになった。
双子なのに・・・。才能は、違った。
その後、いいお知らせ1つ!
なんと、結菜ちゃんが描いていた落ち葉の絵がコンクールで、最優秀賞をとったの!
でも、なぜか、チョコケーキが、かわいそうだった・・・。
「ちょっと、梓奈!!大活躍だったじゃない!」
えへへ。
「おい、お前等、さっさとカフェ戻って、ショートケーキもチョコケーキも、どっちも食べようぜ!」
「大賛成!!」
「異議なし。」
次々と、事件を解決していくスイーツ探偵団(自称?)。
もしかしたら、両親を捜し出せる日も・・・遠くはないかもしれない。
~ショートケーキとチョコケーキ~ END
どーも、桜餅です。
ちょっと、トリックの解説抜けてしまったので、
ここで説明しますね。
足跡2人分というのは、実は、上靴が2人分あればできるんです!
まず、できるだけ、足を(横に)大きく開いて、
足と足の間に、(上靴をもった)手を置きます。そのまま、
4足歩行というかなんというか・・・。
まぁ、小5なので、そのへんは見逃してやってください(*^_^*)
☆次回予告☆
次回は、フルーツポンチを題材にして考えてみたいと思います。
明日か明後日に上を書くつもりです。
読んでくださると嬉しいです>_<