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冒険者デイズ  作者: マエタロウロア
黄金の砂漠と消えた像
4/5

4 小さな一歩

無事にあいつらを黙らせた後、

俺は自分がついている刑務作業場に

向かった。そして10分後。俺は

刑務作業場について、大声でこう言った。


「すいません!遅れました!」


俺がこういうと、みんなを見ていた看守が

こっちにきて、こう話してきた。


「001番。お前は遅刻しすぎだ。今日からお前は

懲罰房行きだ。」


ちょっと待て。冗談だろ?懲罰房は

こんな簡単に行ける場所ではないはずだ。

なのに....なんで.....。ただ、これでやっと

心を決めれる。


(今夜の夜、脱獄開始だ。)


俺は、夜まで脱獄のために準備をした。

そして.....夜がやってきた!

時刻は夜の12時。看守も居眠りをしている

脱獄するにはもってこいという時間だ。

あいにく、俺も寝そうになったが....。


「よし、今だな。待っててくれよ...デイフさん。」


俺にとっては大きな一歩だが、多分デイフさんには

小さな一歩だろうな。

俺は意を決して今まで掘り続けていた(前の人の

脱獄ルート)を使った。


「ふぅ。あとはここを真っ直ぐ進めば.....って、

もう警報ベルがなってるのかよ」


どうやら俺の前で寝ていた看守が突然

目覚めて俺がいない方に気がついたらしい。

ただ今起きてほしくはなかったな....。だがもう

俺は引き返せない。俺は道を進んだ。

10分ぐらい進んでいると、

あるところへ辿り着いた。そこはと言うと....


「ふぅ!やっと外に出られたぁ!これでこことも

おさらば.......ではなさそうだ。」


そう、俺が出たところは看守が一時的に

仮眠を取る、仮眠室に出たみたいだ。

なんでこんなにも運が悪いんだろうか。


「おい!001番!何をしている?早く房に戻れ!」


「すいません看守。それは無理な相談だね。」


看守達が俺を囲もうとした瞬間に、

隙をついて部屋から出た。ただまだここから

脱獄するにはまだ試練があるみたいだ。

俺の目の前には看守が銃を構えて、

俺を撃とうとしている。そして後ろから

看守が1人出てきて俺にこう言った。


「001番、お前はここで諦め、私たちに忠誠心を

示して欲しい。ただ変な事を考えるなよ?」


どうやら俺はここで終わりみたいだ..。

いや!終わらない。ここから絶対に出てやる。

だがどうする?前の奴らは銃を構えている。

だが俺の悪運はまだおわっていないみたいだ。


俺が手を挙げていると、遠くから

エンジンの音がした。そして......。


【ブォーワン!】


その車はこの刑務所の壁を突き破った!

そしてその車を運転している奴が、

俺に向かってこう言った。


「デイズ!早く車に乗れ!」


俺は、見知らぬ(この後に知る奴)人の

言うとおりにして、車がいるところへ

走って行った。だがそう簡単に看守は、

見逃してはくれなかった。

案の定、俺が走ると看守達も走ってきた。

だが俺には追いつかれる自信はなかった。

そして、俺が車に乗り込む時には、看守達はもう

諦めていた。


「はぁはぁ。た、たすかったぜ。デイフさん」


そう、この車を運転している人の正体は、

俺に脱獄の手紙を送りつけたデイフさんだった。

だが元警官がこんなことをしていいのか?と

思うのは俺だけだろうか。まぁ出れたから

よしとしよう。


「いや、まだ安心するな。後ろから戦闘ヘリが

お前を追っかけているぞ。」


「いやー、そんなわけ.......、あるんだ。」


俺がほっと一息をついていると、後ろから

普通に戦闘ヘリがこっちにきていた。

どうやら上からの命令で、

「攻撃してでも捕まえろ」という

命令が出たんだろうな。


「やばいよデイフさん!このままだと死んじゃうよ!」


俺は頭の中で走馬灯が一瞬だけ流れた。

そして俺は、ここで気絶した。



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