【Two Hundred Party Pt.4 -200文字小説-】
彼女はサキュバスでした。
日々男を貪り、夢を見せる生き物です。
ある日、彼女は男の子に出会いました。
まだ年端もいかない小さな子供です。
だから餌としてではなく、ただの話相手として接していました。
他愛もない話をして、互いに笑い合う関係です。
時がたつにつれて、次第に男の子は大きくなっていって、やがて手足が伸びきるほどの年頃になりました。
サキュバスの眼の色が変わります。
どうしよう。
最近、彼の夢ばかり見る……。