夢を補うるもの 二
師走も目前に迫り、どことなくワサワサと忙しなくなってきたころ。
俺は初めて鷺ノ宮邸へとお邪魔することになった。
そこはバスに揺られてすぐの、さほど時間もかからないところにあったが、都会からはずいぶん遠いところの感じがしていた。
午後の長閑な陽射しのなか、停留所でバスを降りると、まずは山を彩る美しい紅葉の、その圧巻の眺めに言葉もない――あとで考えると、どうしてこんなきれいな景色が人の多い街の近くにあるのか、不思議なくらいである。
もっともその景観だって、いつまでも眺めていては感動も薄れてしまう。俺はそうした意識のあるうちに、大きな邸の白壁が、すっと横に連なっているのを見つけるのだった。
あれがお嬢様の住まうと噂の、伏魔殿らしい。
しかしそこへたどり着いてもまだ少し歩くそうで、はじめに言われたとおり、意地を張らずに迎えの車を待っておけばと、俺は今更ながらに後悔した。
よく手入れのされたツツジの繁る石の階段を、息を切らせて上ってゆく。
それでようやく鷺ノ宮家の立派な表札を見つけはしたが、なんと申しましょうか、その、まるで一元様お断りのような、威圧感たっぷりの門構えというものは。
さてと、引き返すのならば今のうち。
ところが格子越しに透けて見える中には、もう和服姿のお嬢様が待っていた。
これが女中さんであれば、むやみとお辞儀をしてヘラヘラして、まだ逃げ出すこともできたのだろうが、ご本人となればそうはいかない。
「ごきげんよう、ハンチさん。お時間通りですわね」
ミカンコが機嫌よく挨拶をしてくる。
「い、いや、美人を待たせちゃ悪いと思ってよ」
そのご容姿もさることながら、卒業したらタメ口を利くことなどまずできない、そんなご令嬢でもあるのだし。
「まあ、お上手なこと」
ミカンコは、仰山な表情をして笑っていた。
その外門から敷石をたどって駐車場の脇を抜け、やっと玄関がみえてきた。
小山に拓けたこの土地は、なんと三千坪余りもあるというのだから、さすがはその名にし負う鷺ノ宮家である。
玄関ではすでに幾人かの女中さんが迎えに出てきており、俺たちを見つけるや、上体を曲げて丁寧にお辞儀をしてきた。
なかでも小柄で目の穏やかな年配の女性が、にこやかに前へ進み出てくる。その人が、お嬢様の世話係らしかった。
玄関をあがって、奥へ通された障子戸のむこうには、蝋梅の花が淡く咲いていた。
ここまで案内をしてくれた世話係の多代さんが、暖房器具に手をかざし、「寒くはないですか?」と聞いてくる。
それから淹れたてのお茶を並べると、また小さく微笑んで、くつろいで語りだす話題の豊富さは、まったく尽きることを知らなかった。
その人も俺たちの通う高校を母校とし、今の理事長はこの多代さんのクラスメートでもあったという。
そんな話を愛想よく畏まりながら、相槌をひたすら打ち続けているこの俺は、トイレへ避難しようにも、正座の足がしびれてままならない。
そのうちに、小紋の装いのお嬢様が向日葵ちゃんを連れて現れる。
俺は菩薩様でも見るような顔をして、多代さんと入れ替わりにやってきたミカンコ嬢を、拝むようにしてありがたがるのだった。
「ホホホ、ハンチさんも、多代さん相手にはたいへんでしたわね」
いやホントよ、俺のような小僧にとって、時候の挨拶からきちんと踏んでくる大人には、どう応接すれば良いのやら。
社会人になったら、きっと俺もあのような大人を相手に、何時間もの忍耐を強いられることになるのだろうな。
「でも、おまえは毎日相手をしているわけか。途方もなく感心するぜ」
俺だったら、秒で家出する自信がある。
「どなたでも、いずれ慣れますよ」
「そんなもんかね」
その慣れたころには、きっと俺の額もだいぶ上がって、抜けはじめてわかる、髪はなが~い友達にでもなっているにちがいない。
「それで、いかがですか? その右手のお加減は…」
「ああ、特に問題はねーみてぇだな」
俺は右の袖をまくり上げてミカンコの前に差し出した。
この右手も、一週間に一度は封印の呪いを施さねばならないらしく、今日がその期限である。
希人の件が解決するまで、ずっとこれを繰り返すのだと思うと、面倒を通り越して、憂鬱ですらあった。
ミカンコは、慣れた手つきで胸元の襦袢の裏から太筆を引き抜くと、女の指の器用な筆づかいでサラサラと封入していった。
俺は、その指先の巧みな動きを感心そうに見ているだけである。
それら一連の動作を終えると、彼女は膝に手を置きほっとする。
「じっとして頂いたおかげで、私も書き損じることなくできましたわ」
そして、物静かに微笑むのだ。
俺がじっとしていられたのは、そもそもの脚に感覚がなかったからで、膝もとに視線を落とすと、そこでは向日葵ちゃんが猫のように身体を丸めていた。
そして、俺の膝に乗せた可愛い頬を、ときおり擦りつけるように動かして、この痺れた脚をヨロレリヒーにしてくれるのである。
「ミ、ミカンコ、これ、頼むっ」
「あらあら、まあまあ」
その裾からのぞき見える、雪のこぼれたような白足袋で畳を踏むと、お嬢様はただちに向日葵ちゃんを抱き上げた。それで俺もようやく正座を崩すことができたが、しばらくは四つん這いになって堪えていないと、この言葉も不自由となる。
「私もこうした状況だけに、少し心配していたのですが、ハンチさん、家まできちんといらして下さるし―――」
ミカンコは抱き上げていた腕を解いて、愛しそうに向日葵ちゃんの髪を撫でていた。
「そりゃあ、なあ」
俺は声をひり出すように口を開く。
なんたって、あの叔父の忘れ形見のような傀儡さんとやらが、いつどこで暴れだすのか、知れたものではないのだし。
「ところで、おまえそっくりの人形は、あれからどうなったんだ?」
お嬢様はこちらへ顔を向けると、徐に口をひらいた。
「今は正倉に入れて、そこで門派の方たちが管理しておりますの。術式もかなり複雑に織り込まれているようでして、解析するにもひと苦労ですわ。私も、手が空きましたらと思っているのですが――」
「ふうん」
とんでもない法師でもあるはずが、幸か不幸か、凡庸な今の俺には、いつもの美人とだけしか映らない。
それで、俺は一息ついてから、かねてからの疑問をずけずけと言うのだった。
「なあ、ちと悪いけど、言える範囲でかまわねえから、その、栞雫さんって人のこと、俺にも教えてくれね?」
あのときは、先生とお嬢様の抜き差しならないやり取りの中で、俺と慶将はぽつんと外野に取り残されたまま、ただ黙って見ているより仕方がなかったが、この俺も、その『栞雫さん』とやらには、ちょいと覚えがあったのだ。
かつて、人間せんべいにされそうになった際に聞こえてきた、あの束の間の叔父の声。そのことを今、ミカンコにも打ち明けてみる。
なにを言い出されるのかは、油断ならない雰囲気であったが。
「そうだったのですか…」
ミカンコはなぜだか、安堵をしたように大きく息をしていた。
「べ、別に隠していたわけじゃなくて、そうはっきり知るまで、俺も自信がなかったからよ。なにかの気の迷いかもって、今まで忘れていたくらいだし」
そこへ多代さんが、和菓子の盆と果物を皿にのせて、入ってくる。
「たいへん遅れまして。ただいま、天一郎様にとつぜんのお客様が参られたものですから」
そして大勢の賄いで混雑している厨房では、今はこれしか用意できぬと、その人は申し訳なさそうに頭をさげていた。
「ご苦労様です。また性懲りもなく、どこかの代議士の方が、お金の無心に参られたのでしょうね」
お嬢様は、そんな多代さんを労った。
代議士とは、また古い呼び方で俺も知らなかったが、ようするに衆議院議員さまのことである。前回の参院選の敗北を総括する両院議員総会で、総理がつるし上げられた結果、近々また選挙の話でも持ち上がっているらしいのだ。
多代さんはモダンな座卓の上へ茶器とお皿を並べ終えると、ひとつ頭をさげて、また忙しそうに出ていった。
「その天一郎氏って、おまえの父親なんだな?」
俺は閉められたばかりの戸を見ながら、今知ったことを口にする。
「ええ、入り婿の方で、昔、炭鉱王として財を築いた家系の、次男坊ですわ」
「ふうん」
とくに気に掛けるわけでもなかったが、自分の父親を語るにしては、ずいぶんとあっさりした口調である。
「それで?」
俺はミカンコに目を向けた。
「それで、とは、どちらの方のお話をすればよいのかしら」
「もちろん栞雫さんだろ。俺がおまえの親父さんの話を聞いたって、どうすりゃいいのよ。使い道があるのは、せいぜいが結婚のときの挨拶くらいだろ」
と、父さんが言っている。
「あら、私の思い違いでなければ、結婚をするには、まず私の意思が必要になるのではないかしら?」
お嬢様はつとめてお澄まし顔であった。
「うむ。そう考えると、俺の遠い叔父さんは実に上手くやったもんだよな」
「ハンチさんはいたしませんの?」
「いたしませんのよ。慶将のやつが背後から近づくたび、自分の首がきちんと繋がっているのか、いちいち確認しなくちゃなんねーし」
「ホホ、大丈夫ですよ、希人さんですもの。首が飛んでも、そのうちくっ付きますわ」
本気なのか冗談なのか、俺は目を丸くしてお嬢様を見る。
これもまた、栞雫嬢の話を聞き出すためのセレモニーでも始まったと、そう受け取るべきなのだろうか。
このお嬢様、簡単に答えてくれるつもりはなさそうである。とはいえ、このやりとりが好ましい方向へ向かっているのも、また確かなようで。
「そうですね、私を口説く勇気があるのでしたら、教えてあげなくもありませんが」
また無茶を言う。
「あのな、こんな大層なお嬢様あいてに、俺なんぞがどうやって口説けっつーのよ」
「あら、あなたの叔父様は、見事、栞雫さんの御心を射止めたそうではありませんか」
それで、為せば成る、為さねば言わぬ、何事も――などとミカンコ嬢が申すので、俺もまあやけくそに遜って愛の口上とやらを述べてみせると、意外にも、「お上手ね」との高評価。
「え、マジ?」
「ええ。夏にうるさい蝉の鳴き声ていどには、そのお気持ち、女性へ伝わると思いますわ」
「いや、だからさ…」
お願い、もう勘弁して。
「ホホ…、もとはと言えば、あなたが始めた話ではないですか」
ミカンコの口に棘はあったが、表情はだいぶ和らいでいた。
そうした芝居をさんざんやらされたあと、俺はようやく解放された。
「そうですね、その人はもう昔に亡くなられておりますが、曾祖母の目から見ても、たいへん親しみ深く素敵な方だったそうですよ」
お嬢様はほんのり微笑んで、茶碗を持ち上げると、それを僅かに口に含んだ。
「ふうん。だけどさ、とうの昔に亡くなっているのに、まだ従者としての影響が残されているってのが、どうにも解せないんだよな」
「それは――」
ミカンコは一息吸って、慎重に言葉を選んでいた。
「――残っているのは、心残り、つまり未練なのでしょうから」
「未練?」
遠くからは微かな足音、衣擦れの気配―――
それが過ぎ去ってから、またぽつぽつ、語りだす。
それはまた明治の世、三国干渉のあとに土地の支配権を巡る争いがあって、日本がロシア帝国と正面から事を構える中、議会ではさまざまな政党の波が起伏し、旧勢力が新興勢力によって駆逐されていた―――そんな時代の荒波の中、そうした旧勢力の代表の中に、栞雫嬢の祖父も含まれていた。
没落政党の行く末は、もうその頃から決められていたようである。
過去の遺物となった名家の娘は、栄枯盛衰、かつて勢力もすっかり衰えて、それは約束されていた女学校への進学すら侭ならないほどになっていた。そこへ手を差し伸べて、困窮していた栞雫嬢を救ったのが、この鷺ノ宮家なのである。
「その頃から、すでに曾祖母は栞雫さんの素晴らしい素質に気づいておりました。日本に近代的な波が押し寄せ、目に見えぬ力などがどんどん形骸化してゆくさなか、この人は、と見込んで、肩入れしてどんな後援もして、立派な法師として江湖に出そうと、それをたいへん楽しみにして――」
それで、栞雫嬢は名家のお嬢さまの定石どおりに、上流子女の華族女学校を出て、和洋の裁縫にお料理、お琴もいくらか嗜んで、外国語もちょっと、といった案配で、そのくらいなら特に秀でた女性というわけでもなかったけれど、なんといってもその素質がものを言ったのである。
「あのころの右翼思想の波は、怒涛のごとく日本社会を覆い、それにもまして横暴な特高や憲兵らによる粛清が巻き起こり、かつての宮家、神職といえども、ぼんやり俗世を離れていられるはずもなく――。そうなると、もう軍の権力に保護と助力の後押しをひそかに頼まざるを得なかったのです」
それで海軍に請われて、鷺ノ宮家は当時の曾祖母とその御付きである栞雫嬢を、訓練生のいる海軍航空本部へ向かわせることになった。
「ともあれ、敗戦の色が濃くなってくると、八咫烏の讒訴もあって、いよいよ軍の勢力本位で鷺ノ宮家の立ち位置も決まってくることになります」
ミカンコは物静かに淡々と述べていた。
「讒訴ってなによ?」
「悪い告げ口という意味ですよ」
なるほど、と頷いて、俺は話の続きを促した。
「当時の軍の上層部は、愛国の精神といったものに凝り固まっている若い士官たちを、いままで自分たちが唆してきた手前、物資の面で帝国軍はもうやってゆけない、無条件降伏だなんて言ったら、敗戦主義者だと罵られ、それこそ、眉間に銃弾でも撃ち込まれかねません」
「いいじゃんかよ、もう撃ち込まれちまえば」
身から出た錆ってやつだろ。
「戦争というのは、覚悟と気概をもった優秀な人材から枯渇してゆくものですの。残されたのは権力にすがる日和見ばかりで、戦後の保身を考える彼らに、命を懸けてまで部下を説得する勇気などございません。それで始められたのが、以前に芹沢先生のおっしゃった、決号作戦というものです」
「ふむ…」
実際にそれが決行されたら、いったいどれほどの犠牲を強いられていたことか。
「東条氏や陸軍を主体とした軍閥がいくら豪語しようとも、保有兵力の現実的な数字を示せば、誰だって無理なのは承知しております。それを傀儡で補うために、各地の旧宮家にまで兵隊を派遣し、懇願し、あるいは脅し、発砲し、兎にも角にも火廣金だけは手に入れたのです。そして――」
そして八咫烏の、迷惑なことにその讒訴とやらがあったわけだ。
「はい。火廣金の傀儡を起動するためには、それなりの法師が必要とされます。それで曾祖母と、また特例として、御付きの女官たちが軍の施設へ向かうことになりました。軍務官たちも、女ひとりの華奢な背に、重たい背嚢をいくつも背負わせるのは、さすがに忍びないと思ったようですね」
「この俺から言わせてもらえれば、さっさと降伏しろって思うけどな」
「ごもっともな意見ですが、当時の思潮の中では如何ともしがたいのです。それでその女官たちの中に、栞雫さんも含まれておりました」
「その栞雫さん、結局、どうなったんだ?」
そう尋ねると、お嬢様の表情が、すっと曇る。
「詳しいことは、そこにいた者でしかわかりません。軍は不都合な事実を漏らさないよう、すべてを情報統制下に置いておりましたので。ただ、栞雫さんはそこで亡くなられております。八月十五日の、その日のうちに」
「八月十五日ってえと…」
戦争に負けたことを告げた、あの玉音放送の流された日のことだ。
「ところが軍部からの御諚を得たまま、彼女の傀儡たちはどこかへ潜伏してしまって、今もって不明なのです」
それが、令和の時代にまで続くことになるわけか。
「よもやそこで命を絶つ運命になろうとは―――その日、曾祖母も、もう少しだけ早く戻っていればと、たいへん悔やんでいたそうですわ」
「……」
俺の遠い叔父さんも、空襲で亡くなったと聞かされていたが、時系列を整えてみると、実はもう少しだけ長生きしていたのかもしれない。
ミカンコはぽつりと詠う。
「現身は、露と消えてもとこしえに、想いに生きん我が言霊――」
その古風な歌だけが、彼女の亡骸の横に遺されていたという。
「あの、ハンチさん。あなたの叔父様は、確かにそのとき、彼女の名を口にしたのですね?」
ミカンコが確認してくる。
俺ははっとして、心像の世界からいそいで意識を引っ張り戻すと、なんども首肯する。
「ああ、それは、間違いない、と思う」
「でしたら、この時代になって栞雫さんの想いは、彼の身近な同性の魂のうちで、僅かばかりですが、思い出の片影に触れることができたのかもしれませんね」
そして彼女はこちらを見て、少し微笑んだ。
「あなたのことですよ」
「え、俺?」
「彼女は純情を捧げてこれを守り、またこれと一緒に進まんことを誇りとしておりました。それによって彼女の遺志は清められ、純化されるのです。今も従者として残されているのは、その美しい名残なのでしょうね」
ミカンコは、安堵をしているような息づかいで、ほろほろと泣いていた。
涙が雫となって、寂しい頬を伝わって、こぼれ落ちていた。
俺が呆然として息を呑んでいると、そのご本人も、今気づいたように、はっとするのである。
「驚かれましたか? これも当家の血筋によるものですの。力ある縁の最期を少しでも口にしようものなら、その知識の断片がただちに組み合わされて、物質の制約に阻まれることなく、まるで現実のように、頭から塊となって降りかかってくるものですから」
それで俺は部室でのやりとりのことを思い返す―――つまりはそういうことだったのですかい、芹沢先生。
「あのときは、皆の前でいきなり泣き出すわけにもいきませんでしたからね。もう慣れたつもりでしたが…」
「いや、こちらこそすまん、悪かった」
彼女の世界の知識に皆無で、今までせがむように知りたがったのが、この俺の愚かな無知の現れのようで、たいへん申し訳なく思うのである。
「でも、だとしたら、先生も相当人が悪いな。知っててわざとやったんだろ」
俺は呆れて言う。
「先生、悪い人?」
いままでじっと黙って、俺たちの話を聞き入っていた向日葵ちゃんが、ぼそりと口にした。
俺は慌てて否定したが、こうした微妙な言い回しというのは、どう説明したら良いのだろう。
「ホホ…、私が過剰に感応しやすい体質なだけで、先生は悪くないのですよ、向日葵さん」
ミカンコも笑って、向日葵ちゃんの誤解を解こうと、明朗に優しく言葉をかけていた。




