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はいもしもし、ってお前か。なんだまた急に?
は?調べて欲しいことがあるって?
そんなのアイツに頼めばいいだろうが…あ、やっぱ無し。アイツにそんなことできる賢さなかったな。
んで?何を調べりゃいいんだよ?
…はあ、これまた個人名をおっしゃいますかな。
お前、俺を探偵か何かと勘違いしてないか?いやまあ調べるけどさ。ったく、俺だと安いからみたいなクチだろソレ。
法までは超えないギリギリラインまでだからな?まあ、その後はお前がそこから深くまで入っていくいつもの流れだろうけどよ。
しっかし、また何か面倒なことしているんじゃねえか?そこを直さないといい加減後悔してしまうかもしれないぞ。いーや、賢くてもだ。お前は見ていて何か幼さを感じるんだよ何か。
なんて話をしていたら、もうヒットしたぞ。
…あー、なるほど。そういうことか。
確かに、お前には興味を惹かれるものがありそうだ。
おけ、じゃあそのままpdfにして送るわ。
謝礼、楽しみにしているからな。
…
…
…
「はあ。」
「こりゃまた、仕事が増えそうだ。」