ム・ムカデ!
ム・ムカデ!
朝から最悪だ、、ベットの下にどう見てもデカいムカデがいる。
昨晩、カに襲われ暴れまわっている所に母親からのキラーパンチを腹にもらい仕方なく
寝たせいで顔中に刺された跡がありイライラしている所にム・カ・デ!!
このまま昨晩のように騒げば殺し屋マミーの慈悲のないパンチが私を襲う。
「どうしよう」
つい言葉に出てしまう。しかしそれだけの危機が目の前にはある。
しかも朝ご飯ができたらしく母親に降りてくるように呼ばれてしまった。
このまま長時間1階に降りなければ天に召されることになってしまう!!
しかしお母さんもチョーっと厳しくないですか?
チョーっと一年間浪人するのが確定しただけで冷たくなって。
私だって一人前の女ですよ!!19歳!ピッチピッチの!!
カに刺されるくらい我慢しろ!?そんなの無理でしょ!?ブンブン、ブンブン飛び回って
勉強して疲れて寝ようとしている所に睡眠妨害してくるだけでは飽き足らず
睡眠不足からくる荒れた肌にニキビの様なものとかゆみを置いていくあの害虫を許せと!?
いやこんな余計なことを考えている場合ではない。いま考えるべきはこの状況をどうするか。
ベットから飛び降り直ぐにドアまで向かう。
うん。これしかない。
ドタバタすると自分から戦場へ行くことになるから静かに慎重に、、、トタトタトタ、、、ガチャ
「やったー!」
嬉しさが口から出てしまう。さあて1階へ向かおう!
この後大声で喜んだせいで殺し屋マミーからキラーパンチを受けたのは言うまでもない。