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家族

作者: 空箱


 私には家族がいる。


 お母さんとお父さんとお姉ちゃんと弟の五人家族。


 お母さんとお姉ちゃんは色白美人で、弟は小さくて可愛い。お父さんはにこにこしててすごく優しい。


 でも、お父さん以外みんな黙ったままですごく寂しい。昔はあんなに楽しく喋ったのに。


 それ以外は不満はない。だって黙っててもそばにいてくれるから。


ゆき、今日から新しい家族が増えるぞ」


 お父さんはある日そう言った。私は思わず笑顔になる。


「誰?」


 私が駆け寄ると、お父さんは背負っていたものを下した。


 そこにいたのは、近所に住んでるあやちゃんだった。


「うれしい!」


 私はあやちゃんに飛びつく。あやちゃんはとても冷たかった。


「あやちゃんは、雪より二か月早く生まれたから雪のお姉ちゃんになるな」


 お父さんはそう言って優しく微笑んだ。


 読んでくださり、ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 全体の不穏な感じ。 四行目で漂う、「アカン」と思わせる空気が、私は気に入りました! [一言] はじめまして! 空箱さん! 「つぶらやこーら」と申します! 作品を拝読しました。 この父と娘の…
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